いよいよ最終日の9月26日。荷造りをそそくさと終えて、品数豊富なビュッフェの朝ごはんでソーセージとスクランブルエッグとヨーグルトとブラックコーヒーをかっこんで、いざ阿蘇山へ!
霧に煙る砂千里
阿蘇旅の最終日の記録は以上です。
両手にいっぱいの(目に見えない)お土産を持たせてもらって、帰路につきました。
草木も生えない火山は人を寄せ付けないような激しさや荒々しさを持っているのかと思いきや、どれだけ人が飲んでも尽きない湧き出る泉のような爽やかさと大らかさと朗らかさと優しさと、揺るぎないパワーが溢れていました。強引に酔わせるようなパワーではなく、知らずのうちに居るだけで満たしてくれる、さりげないパワー。そして無音の世界なのに、からっぽの袋みたいなのではなく、何かがギュウギュウに詰まった感じ。「何か」の正体は、分からないし、うまく言えません。パワースポットといえば平たく聞こえてしまいますが、間違いなく、阿蘇には何かが溢れていました。
都会で枯渇していたわたしでしたが、歩くだけでどんどん癒されて力が湧き、サンセットや満点の星空や虹を見ることができて。巨大生物の吐息のような噴火口、別の惑星の景色のような砂千里、地球の恵みのような草千里。そして最後に、「黄色の矢印」という粋なプレゼント。
これでもかこれでもかとプレゼントが届き続ける4日間でした…
サンセットと星空と虹と、絶大な癒しと力。そういうものを他人にあげることのできる「人」ってどんな人なのだろう。わたしもなりたいな。少しでも。
阿蘇日記はおわりです。