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イギリス日記 #72 2025/1/7 帝国戦争博物館へ

お休みの日。
午前中は彼と電話をして、
お昼を食べてから英会話のお友達と一緒に帝国戦争博物館に行くことになっていたのでセントラルへ。

前日の1月6日までクリスマスととらえているそうで、
各家庭で撤去されたクリスマスツリーがたくさん捨てられていた。
もったいないなあと思ったけれど、
川の氾濫を防ぐための堤防づくりに使われたりするということをBBCでやっていた。

この子たちはどこに行くんだろう。
こちらにも捨てられている。

お友達が年末お誕生日だったので、
合流する前にWitthardに行って紅茶とホットチョコレートを買った。
ホットチョコレートの試飲をさせてもらえるので、
いつも飲むんだけど、本当においしい。。

自分にもホットチョコレートを買いたかったけれど、
健康とお財布のためにぐっと堪えて、
ピカデリーサーカスという名前がついたフレーバーブラックティーだけ買った。
こちらも香りがよくておいしかった!

ピカデリーのBoots前で合流!

ピカデリーサーカスから帝国戦争博物館までは徒歩40分かかるけれど、
いいお天気だったのでお散歩がてら歩くことにした。

クリスマス~年始にかけての休暇が終わったからか、
いつもよりも人が少なくて歩きやすかった!

カメラをもってきていたので綺麗に撮れた!
雲の流れが速い。
鳩さんたちも青空を楽しんでいるのでしょうか。

そんなこんなで博物館に到着。
戦争の歴史に興味があるのでずっと行きたいと思っていた場所だった。

博物館の前には大砲が。
中に入ると吹き抜けの空間に戦闘機が。

館内は
・GF:第一次世界大戦
・1F:第二次世界大戦
・2F:ホロコースト
・3F:特別展
という感じになっている。

口コミによると、全部しっかり見ると1日かかると書かれていて、
ホロコーストの展示が1番気になってはいたのだけれど、
下から順に歴史を追って見てみようということになり、
第一次世界大戦からスタート。

当初短期戦になると予想されていたにもかかわらず4年以上の長期戦になる中で政府がどうやって募兵したのかとか、
兵士たちがどういう戦い方をしていたのかとか、
実際に塹壕を体験できたりする展示があり、
時系列に沿って進んでいくのでわかりやすかった。

当時陸軍大臣で募兵の指導をしたキッチナー氏の市民からの人気は高く、
ラブレターや子供からの手紙もたくさん受け取っていたらしい。
彼は長期戦になることを予想していたらしい。
塹壕を掘るのも大変すぎるよな、、
偽物の木。夜のうちに本物の木と入れ替えて見張りや攻撃のために使っていたらしい。
塹壕を体験できる展示。
恐怖を感じた。
11月のRemembrance Dayのポピーは、第一次世界大戦で尽力した兵士に敬意を表すために始まった。

私が見る限り第一次世界大戦の展示の中で、
日本の参戦に触れられている部分はなかったと思うけれど、
自分も同じように日本の参戦はやはり第二次世界大戦のほうが印象が強く、
第一次世界大戦は遠い世界で起こっていたこと、という認識だった。

だから4年間の経緯とか、
これだけ多くの人が亡くなったということを恥ずかしながら知らなかったことに気が付いた。
きっとイギリス、フランス、ドイツの人にとったら、
ソンムの戦いやヴェルダンの戦いはたくさんの命を亡くした忘れてはいけない出来事だと思うけれど、
それを知らずにこの地に住んでしまっていたことへの申し訳なさを感じた。

初めての世界規模の戦争で、
毒ガスや飛行機等、大量殺戮兵器が使われるようになったことも含め、
改めて第一次世界大戦についても知識を深めなければというきっかけになった。

取り急ぎ調べてみたら、このサイトがわかりやすかったので備忘用。

そんなこんなで文章もじっくり読みながら回っていたら2時間ぐらい立っていて、
案の定第二次世界大戦エリアとホロコーストエリアは回ることができなかったので、
また別日に来ようということになった。

展示室に入らなくても見られるところだけパーっと回ってみたけれど、
第二次世界大戦のフロアには零戦や寄せ書きの展示もあり、
それだけでも胸が苦しくなったので次来るときは覚悟して来よう。

寄せ書き。
ジャングルの中で見つかったそう。

外に出るとすっかり暗くなっていて、
久しぶりにテムズ川の夜景を見た。

夜の国会議事堂も綺麗!
ロンドンアイも綺麗!

夜ごはんはケバブにしようと思ったけれど、
いつものケバブ屋さんが現金会計のみなのに現金をもっていなかったので、
スーパーで何を食べようか迷ったあげくピザに。

博物館に行って、もう一度「1917」を見たくなったので映画鑑賞しながら食べた。
戦争のない世の中になってほしいし、どうやったらできるのだろう。。

オリーブとビールでギルティーでした。

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