どうせ死ぬなら謝って!(結)
そんな出来事から死のうと決めて、どうせ死ぬなら謝ろうと思ってやったことが仇になった
死ぬ前に謝るというミッションの最後に
プラトニックな純愛だった彼を選んだのは
ミッションとしては失敗だった
そして人生としては成功だった
だって生きるのが楽しくなってしまったから
純粋だった彼は浮気者になってしまっていたけど
本命の彼女にも申し訳なかったけど
当時私は生きてるだけでいっぱいいっぱいだったし、許して欲しい、いや、許してもらう。
一度浮気した人はその後もずっと浮気できるっていうし、彼とは付き合う気になれなかった
それは相手にもハッキリ言ったし、お互いに都合の良い関係で良かった
「ズルい」と言われたが、その方が良かった
その後いろいろあって彼とは会わなくなったが
今では心から感謝している
私に再び生きる気力を与えてくれてありがとう
そして当時、謝りの電話をかけた人みんなに感謝している
おバカな私にあなた達の貴重な時間をくれて
本当にありがとう
なんなら嘘をつかれた彼にも感謝したい
あなたとの出会いがなければ私は愚かな自分に
一生気付くことができなかった
そして今、失恋して死にたいと思っている貴方へ
よく言うけど、本当に男なんて五万といる
女も五万といる
あなたがいい、あなたじゃなきゃダメだと
言ってくれる人はきっとどこかにいる
(アンテナはいつも立ててなきゃダメよ)
私はあんなに好きで好きで、結婚できないぐらいなら死んでしまいたいと思っていたはずの彼の苗字も今は思い出せません
人間てそんなものよ