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なぜ、今でも、『モロッコに?』

日本、一時帰国、1ヶ月が過ぎた。
福岡〜東京〜岩手(花巻)〜福島(奥会津)〜神奈川(湘南)〜栃木(宇都宮)
〜長野(菅平高原)〜新潟と山形と周って、さまざまな人々と出会った
そして、充実した時間を過ごした。
日本に戻る途中でも、
ブルガリア〜キプロス〜ギリシャも駆け抜けるように周った。
これも、かなり深い日々だった。

もう、モロッコに居たことも遠い昔のようにすら、感じるほどに
その場、その場で、まさしく、『今を生きる』という体験をした。

母が、いきなり、彼女の願望も含めて
『もう、日本に腰を落ち着かせるやろう?』と、
今日聞かれた。

きっとね。それが、きっと楽なんですよ。
良い家もあるし。友人たちもいて、どこに行っても人々は親切で
食べ物も水も、そして、木もたくさん生えてて

そうなんだよね〜
『なんで、モロッコに?』

今は、猫たちがいるから・・・がメインの答え
だけどね。
段々と日本にいると、どこかが、すごく”重くなってくる”
体重とか、そんなことだけじゃなくて・・・
なんなんだろう?

ちょっと、この気持ちを書き出してみようと
久しぶりのNOTEを開け、添付の写真を探した途端
飛び込んできた、この砂漠でのキャンプの写真

そうなんだよ。
もう、私は、この時間が無いと、堪らない身体になってしまった。
それを、想い出した。
木もほとんど生えてない、乾いた大地
行く度に、頭がぼ〜〜〜っとして、思考停止になってしまう。
ただただ、火を見ながら、星を見ながら、お茶を飲む。
あの、大地に私の、大きな一部は、在るんだよ。

そして、あの乾いた大地に行く度に、思うこと。
『私が、最期を迎える場所ってどこだろう?』
『私の身体は、どこに埋めて欲しい?』
『できれば、この砂の大地が良い』
そんな対話を、毎回している。

今回の日本滞在で、感じたこと。
『あと少ししか、居れないから、今、できることに集中しよう!』
会える人には、会っておきたい。
味わえる味も、堪能したい。
人生が、あと少ししかないなら・・・
何を選択していきたいのか???

それをね、すごく体感しております。

あと、1ヶ月ほどは、日本にいようと思う。
まだ、帰りのチケットも取っていない。
帰りの行程も決めていない。

そして、毎日、モロッコに残してきた猫や相方君の
写真を眺めながら、愛を送っている。

日本に戻るたびに、感じる感覚。
それは、身体中を包み込む、柔らかい温かい感触
日本のオーラは、本当に暖かくて優しいミストサウナのよう。
そしてね
モロッコに戻るたびに(最初の時から)感じるのは
匂い・・・
モロッコ独特の匂い
他の国では、嗅げない匂い
イスラム臭でもあり、アフリカ臭でもあり、あの赤い土の匂いでもあり
あの匂いが、堪らないのだ(最初は、嫌いだったけど)

さぁ、あとひと月。
日々を生きるぞ〜!

インシャーアッラー

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