カラム定義、ちゃんと確認してる?見落としがちなデータ分析の落とし穴
こんにちは、おはなです。
今回は、「カラム定義の確認」という、ちょっと基礎的なテーマについてお話しします。これを読んでいる方の中には、「そんなの当然!」と思われる方も多いかもしれません。
でも、意外とありがちなミスなんです。
この記事では、データ分析や抽出作業の際に見落としがちな「カラム定義の重要性」について解説していきます。基礎の基礎ですが、改めて意識しておくことで、後々の大きなミスを防ぐ助けになるかもしれません。
ぜひご覧ください!
データを扱う時に必ず確認する「カラム定義」
データを正しく扱うためには、カラム定義を確認することが基本です。
意外と多くの人が見落としがちですが、たった一つのカラムの意味を誤解するだけで、データ分析の結果に大きなズレが生じることがあります。
では、「カラム定義」とは具体的にどんなことを確認すべきなのでしょうか?
カラム定義で確認するべき4つのポイント
何を表しているか
カラムが「何の情報」を表しているのか。表面上の名前だけでなく、その中身も正確に理解しておくことが必要です。
そのままのデータか、加工済みか
データが取得されたそのままなのか、あるいは何らかの加工が施されているのかを確認しましょう。たとえば、日付データが「取得日」そのままなのか、「月初に揃えられたもの」なのかで結果は変わります。
手動で入力されたものか、システムで取得されたものか
データが手動で入力されたものか、あるいはシステムで自動的に取得されたものかを確認しましょう。
手動入力データは入力ミスが発生しやすいため、整合性の確認が必要です。一方、システム取得データであっても、データの精度や取得頻度が異なる場合があるため、確認を怠らないことが重要です。
どのような条件・タイミングで取得されたデータなのか
データがどの条件やタイミングで取得されたのかも重要です。たとえば、リアルタイムデータか、あるいは1時間ごとの取得なのか、更新頻度によって分析結果に影響が出る場合があります。
失敗例
では、実際の失敗例を見てみましょう。
データを抽出して確認すると、「あれ、件数が少ない?」となりました。
データを詳しく確認したところ、原因が判明しました。
原因:
「担当者」というカラムは、実は2種類あったのです。
1つ目の意味:「当時の担当者」
2つ目の意味:「当時の担当者がいない場合に引き継ぎ先の担当者」
今回の分析目的では、「引き継ぎ先の担当者も含めたデータ」が必要でしたが、カラム定義を確認しなかったため、「当時の担当者のみ」を抽出してしまいました。結果として、必要なデータの多くが漏れてしまい、分析結果に偏りが出てしまったのです。
どうすればミスを防げるか?
このようなミスを防ぐためには、以下の確認ステップを踏むと良いでしょう。
最初初にデータの説明書や仕様書を確認する
カラムの詳細が記載された説明書があれば必ず確認し、何を意味するデータなのかを理解することが重要です。
担当者やデータ提供者に確認する
わからない点があれば担当者に確認することをためらわないでください。説明書がない場合には、データの持ち主や提供者に直接確認することで誤解を防げます。
テストとして小規模データを確認する
最初に少量のデータでテストし、意図通りの内容が含まれているか確認してから分析を進めると安心です。
まとめ
データ分析の基礎ではありますが、「カラム定義の確認」を怠ると、思わぬミスや時間のロスにつながることがあります。データに対する「確認する癖」をつけることで、ミスを防ぎ、精度の高い分析結果を得られるようになります。面倒に思えるかもしれませんが、事前の確認が、長い目で見て大きな成果を生む第一歩です。
ぜひ皆さんも次回のデータ分析で「カラム定義」を確認してみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!