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こんにちは、おはなです。

本日は、以前の記事でExcelの次のステップとしてご紹介したBIについて解説していきます。


BI(Business Intelligence)とは?

BI(Business Intelligence)とは、データを収集・分析し、意思決定を支援するための仕組みやツールの総称です。企業や組織では膨大なデータが日々生み出されていますが、そのままでは何が重要なのか分かりにくいことも多いです。そこでBIツールを使うことで、次のようなことが可能になります。

  • データの可視化:グラフやチャート、ダッシュボードを作成して、データのトレンドやパターンを視覚的に把握。

  • リアルタイム分析:常に最新のデータをもとにインサイトを発見。

  • データの共有:分析結果をチームや他の部門と簡単に共有し、迅速な意思決定に役立てる。

Excelは小規模なデータの整理や分析に適していますが、データ量が増えたり、多様なデータソースを扱ったりする場合には、BIツールが圧倒的に便利です。

BIツールを使うメリット

BIツールを使うことで、次のようなメリットがあります。

  1. データを直感的に理解できる
    BIツールは、データを視覚化するための豊富なオプションを提供します。Excelでは見えにくかったトレンドや異常値も、グラフやインタラクティブなダッシュボードで簡単に確認できます。

  2. データの統合が簡単
    複数のデータソース(例:Excelファイル、データベース、クラウドストレージなど)を統合して分析できるため、情報が分散していても一元的に管理できます。

  3. 効率的なレポート作成
    定期的なレポート作成も簡単です。一度作成したダッシュボードを自動更新することで、手作業を減らし、より分析に集中できます。

  4. チームでのコラボレーションが容易
    BIツールはWeb上での共有や、他のメンバーとの共同作業に優れています。特にリモートワーク環境下では大きな強みです。

代表的なBIツールを紹介

BIツールにはさまざまな種類がありますが、ここでは特に人気の高い3つのツールを紹介します。

1. Power BI

Power BIは、Microsoftが提供するBIツールで、Excelと親和性が高いのが特徴です。
HP:  https://www.microsoft.com/ja-jp/power-platform/products/power-bi

  • 特徴

    • ExcelファイルやSQLデータベース、クラウドサービスなど多様なデータソースに対応。

    • ドラッグ&ドロップ操作でグラフやチャートを作成できるため、初心者でも使いやすい。

    • TeamsやSharePointなどのMicrosoft製品と連携しやすく、ビジネスシーンで活躍。

  • おすすめポイント
    Microsoft製品をよく使っている方におすすめです。個人利用には無料プランも用意されており、コストを抑えながら始められるのも魅力です。

2. Tableau

Tableau(タブロー)は、データの視覚化に特化したBIツールで、特に高度な可視化が求められる場合に強みを発揮します。
HP:  https://www.tableau.com/ja-jp

  • 特徴

    • シンプルな操作で美しいビジュアルのダッシュボードが作成可能。

    • 多種多様なデータソースに接続でき、大規模データの分析にも適している。

    • コードを書く必要がほとんどなく、初心者でも高度な分析ができる。

  • おすすめポイント
    データ分析のプロフェッショナルにも愛用されています。グラフのデザイン性が高く、プレゼンテーションやレポートに説得力を持たせたい方に最適です。

3. Looker

Looker(ルッカー)は、Googleが提供するBIツールで、クラウドとの親和性が高いのが特徴です。
HP: https://cloud.google.com/looker-studio?hl=ja

  • 特徴

    • ビッグデータやクラウドベースのデータ分析に強み。

    • SQLをベースとした柔軟な分析が可能で、特にエンジニアやデータアナリストに人気。

    • Google Workspaceとの連携がスムーズで、スプレッドシートやドライブとの統合が簡単。

  • おすすめポイント
    Google製品をよく使うチームや、クラウド環境でのデータ活用を進めたい場合に最適です。

まとめ:まずは使ってみよう!

BIツールは、データ分析や可視化をより効率的に、効果的に行うための強力な味方です。Excelに慣れた方にとっては、次のステップとして最適な選択肢と言えます。

まずはPower BIの無料プランやTableauの体験版を使ってみることをおすすめします。使ってみることで、Excelでは見えなかった新しい発見が得られるはずです。

一歩踏み出して、データの可能性を広げてみましょう!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


「まずは基礎から」のシリーズでは、データサイエンスやデータ活用に興味を持ち始めた初心者やビジネスパーソン向けに、基本的な概念や用語を分かりやすく解説。難しそうに見える専門用語や技術も、スムーズに学習や実践に移行できるようサポートします。
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