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ウェルビーイング綾 フード編
今回のウェルビーイング綾でみなさんが楽しんだのは、やはりおいしいごはんなんじゃないかと思っています。
小さい子供がいる家庭って、どうしても一番下の年齢の子供が食べられるものに合わせてお店を選んだりするもの。
えてしてこういう場所でも子供が気に入りそうなポテトのお店などを呼んだりするのがいいのかなとも思ったのですが。。。
やっぱりそれは違うなと思って全く呼びませんでした。
そういうのはこれから夏に向けて開催される他のおまつりなんかでいくらでも食べる機会がある。
今回は、ここでしか出会えない味。
そして食べたら確実においしくって元気になる、そんなごはんを出してくれるお店さんたちにお願いしました。
今回出てくださっているお店さんたちは普段は外で出店することなどをしていない方々で、私が本当に大好きなお店さんたちばかり。
こんなにいい雰囲気の場所で、こんなにおいしいごはんを食べれたら…
それは絶対に笑顔にあふれた素敵な時間になるんだろうなって思っていたけれど、果たして本当にその通りになってしまって。
みなさまおいしいフードたちを頬張りながら楽しい時間を過ごしていらっしゃるようでした。
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こちらの地図上の右手にある飲食エリアをぐるっと取り囲むようにテントを配置し、屋外でないといけないお店さんは建物内のワークショップエリア周辺での営業でした。
順にご紹介してまいりましょう。
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宮崎の南、日南にて。
女性一人でもできる生産業の形を作って実践している、みっこさん。
たしかお会いしたのは半年くらい前だったかな。
共通の知人宅で開かれたお食事会に参加したときに牡蠣を生産していますと自己紹介されていてびっくりしました。
え、牡蠣屋さんの娘さん?って。
よくよく聞いたら家業とか世襲とかではなく、ご自身で牡蠣の養殖業を起業されたときいて2度びっくり。
私もよく自分で会社をしてますと言ったらびっくりされることがあって、なぜそんなにびっくりされるのかなと思っていたんだけど。。。
こういうことね😂納得!
その時は生牡蠣を食べたことがなかった私。
「あたらない牡蠣ですよ」という言葉を信じてみて、口に入れたおおきなおおきなぷりっぷりの牡蠣のおいしかったこと。
それ以来みっこさんの牡蠣のとりこなのです。
今回イベントに出てみない?と聞いてみたら、ちょっとお返事お待ちくださいとのこと。
数日後にもう一回聞いてみたら「保健所の許可とりましたので出られます〜」ということでした。
このイベントに出ることを考えて、許可とってくださったんですって。ありがたい🙏
そういうわけで、ぷりっと小ぶりのものから特大まで3種類ほどのサイズをそろえた牡蠣たちが勢揃い。
みるだけでもう美味しそうですよね。
いやこれがほんと絶品なの…思い出しただけで垂涎ものです。
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メキシコ料理のペレスキッチンさん。
メキシコ出身のシェフであるベルナルドさんと奥さんのゆかりさん。
この日は息子のレオンくんも一緒に来てくれていました。
こちらのペレスさんはオープン直後くらいに共通の友人のfacebookで知り、メキシコ料理ならば行かねばということでお店に行ったところ、口を開いて即意気投合。
私はメキシコに住んでいたことがあったので、挨拶したら「えーなんであんたスペ語喋ってんの!」とうところからすぐに仲良くなれたんです。
ベルさんは宮崎に長年住んでいるけれど、外国人です。
それは当たり前のことに思えるのかもしれないし、外国人にみなさんやさしく接してくれているともちろん思っているし知っているんだけど…。
私も外国人であったことがあるからわかるんですが、彼らは本当によくがんばっています。
習慣も違えば食事も違う。
気候も勝手も文化もまるっきり違う国で過ごすって本当にストレスがすごいです。
最初のうちは物珍しさで楽しいんだけど、それも半年経ったらすごいホームシックに苛まれて、つらいところさがしが始まります。
ふとしたときに思い出す故郷が、とおく離れていることを感じるだけで胸に乾いた風が吹き込む気がします。
自分はもう一生帰れないかもしれない。
そんな思いが去来するだけで目がうるうるとして、その日はいちにち気が晴れません。
そんな毎日を送っている彼ら。
みんながみんなそうじゃないかもしれないけど、基本的には人間は生まれたところを恋しくおもうものだと思う。
ベルさんは日本に来る前にニューヨークにいて、そこで奥さんのゆかりさんと出会いました。だからそもそも生まれたところとは別の土地にいたんです。
どれほどの時間を海外ですごしてきたのかわからない。
だけど心の中にはずっと故郷があって、小さいベルさんはそこで遊ぶことを夢見ているんだなあということを会話の端々に感じます。
以前海の方に遊びに行ったときにベルさんが言っていました。
「自分は海も山も川も大好き。宮崎の自然は故郷のオアハカに似てるんだ。家族と自然の中でたくさん過ごしたい」
だけどあの人たちものすごく忙しそうなのよね。。。
なので、綾でお店を出しながらすごしたらとても楽しんでくれるかも。
そう思って声をかけたのだけど、予想以上に楽しんでくれていた様子でした。
後日レストランの方に行ったらいろいろサービスがすごかったw
また明日から宮崎でたのしい思い出作ろうっておもってくれたらいいな。
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キッチン駒樹さんの瞳ちゃんと、そのお姉さんの和代さんは私の美容のサロンにお買い物に来てくれる常連さん。
あそびにきてくれたタイミングでくまちゃんのことをお話ししたらすっごく行きたい!と言ってくれてチケットも早々に予約してくれてたんだけど、綾当日がまさかの娘さんの運動会だったと前月に判明。
新学年にならないと行事予定表がでないから、3月の時点では大丈夫だったことも大丈夫じゃなくなることあるんですよね。
そう考えたら私も子供が小学校に上がるってことでスケジュール感とか全然わかんない感じでやっててけっこう危ない綱渡りをしていたんだな。
イベントやろうと思った時は全然気づかなかった。あぶな!
ちょっと出店が難しくなってしまった、というお話をもらって最初はヒヤッとしました。
だってお店のテイストを大人の舌に全振りしてしまっているから子供のごはんは駒樹にほぼ一任しているような状態でした。
でも私だったらと考えたら、やっぱり仕事と学校行事が重なれば迷わず学校行事を取る。
まあ子供のごはんはそのうち考えたらいいか…と思いつつ数日過ごしていたら瞳ちゃんから電話がかかってきました。
「私のかわりに和代さんができるからお願いするね〜」
🥹🥹🥹なんて責任感が強いんでしょう。。。
それとも私からガッカリ感が滲み出ていたんでしょうか??
そうでないことを願いたいんだけど。。。
なんにせよ当日はお姉さんの和代さんとご主人がお店に立って、こどもたちまで遊びに来てくれてめっちゃワイワイ楽しくすごしてくれました。
大人もこどももおいしいメニューもばっちり提供してくれました。
私は今回も大好評だったマクロビカレーを食べ損ねてしまったことを今思い出して…はやくお店に遊びに行かねばと思っています。
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ヤマトさん、めちゃいい人🥹
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このキャッチフレーズにやられるよね〜🇫🇷
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瞳ちゃんがいけなくなった〜という連絡をもらう少し前に牡蠣の話をしていたらワインが飲みたいよねという話になり、どこか知ってる?と聞いたら、1軒心あたりあるから聞いてみるねといってご紹介していただいたのがビストロモンポルトさん。
和代さんと瞳ちゃんのいとこさんということをきいてびっくり。
駒樹も先代から続くお店なのだけどいとこさんもキッチンカーやってるの?!
インスタみたらまたびっくり。
まあ〜おしゃれなキッチンカーなのねえ。
途中からしかも私のことを知らずにご参加くださっているから、もうなにがなんだかわからない状態で来てくれたはずなんだけど当日綾のイベントのためだけに考えてくれたメニューと飲み物でびっくり仰天しました。
その日は本当に食べる時間がなくって会の間に食べ物を口にすることができなかったのだけど、どうしてもどうしてもどうーしてもモンポルトさんのお料理が食べたくって、閉会したあとに片付けもせず娘と一緒に食べました。
やりきった後の充実感と、テイクアウトとは思えないすばらしい盛り付けと彩り。
たのしさとおいしさとすがすがしさがないまぜになったあのごはんはほんっとうーーーにおいしかったなあ。
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子どもレストランを主催するアヤさん☺️
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かいんど珈琲のアヤさんは、高鍋のフレーバーコーヒー専門店。
甘い香りや香ばしい香りを纏ったコーヒー豆をずらりと並べて、豆を挽くところから一杯一杯入れてくれる丁寧さ。
お店では素敵なカップとともに落ち着いた最高の時間を提供してくれます。
アヤさんはその喫茶店で、こどもレストランを隔月で開催しています。
シングルの家庭限定ですが、そこでは親も子供もおなかいっぱいごはんを食べられます。
自分が大好きでほんとうに美味しいと思うものを提供したいという思いで、こども店長の娘さんと協力店さんたちと一緒になって楽しい催しをいつも計画しています。
私がイベントをするっていうときに一番心配だった資金面。
協賛を募るっていうことに関しては不安しかないしやれる気がしない、ということをコーヒーを飲みながらお話ししたら、ご主人もいっしょにめちゃくちゃ真剣にアドバイスをくださいました。
協賛金の部分は最後までハードルを超えられらなかった自分。
お金の心配をするよりやはりコンテンツを充実させないことにはどうにもならないと途中から内容充実にふりきったのでせっかくいただいたアドバイスをきちんと遂行できずにいたのだけど…
当日朝お会いしたときに、ハイっとこの封筒をくださいました。
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中にはお金が入っていました。
「すこしよ、すこし」とアヤさんは笑っていたのだけど。
すこしだなんてとんでもないのです。
私の思いを汲み取ってくださって、こうしてあたたかい形で見せてくださる。
お金ちょうだい!と言ってはいなかった私ですが、おそらく相談に行った時点でこうしようって思ってくださってて、さらにその上でアドバイスをしてくださったんだと思います。
そのアヤさんとご主人だからこそ、子供レストランではたくさんの癒しと笑顔を作っているんだな〜とお二人のお人柄に、改めて感動しました。
私もいつか子どもレストランに恩返しさせていただこう☺️
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ピラキラさんのスコーンは少し前に高鍋あたりのお店でみかけたことがありました。
とても美味しそうなスコーンにパンチがきいたイラスト。
ラベルを見るとおとなりの新富町でつくっているっていうことで、ええ…都会の人がつくっているのではないの?とセンスに脱帽していました。
別日にさぁやちゃんと一緒に行ったひとひで、さぁやちゃんが「あ、あの子しってる・・・」と声をかけた子がこちらのあきさんで、見た目めっちゃ柔らかい素敵な女性。
スコーンつくっています〜っていただいたパンフレットには、一度みかけて以来脳裏にこびりついていたあの独特のステッカーが貼られたかわいいお菓子たち。
えぇ・・・?
この人??
スコーン見たことあるけどっていうお話と、なぜさぁやちゃんと知り合いなのかというお話していたら「大学の軽音学部で」という話。
うん。
えええぇ??
さぁやちゃんが人に自分のバンド紹介するとき「かなり重めのハードロック」て説明してたけど…ん、この可憐なお嬢様みたいな人もそうなの??
というハテナが山盛りのファーストコンタクトでした。
当日きっちりと並んだ映えるスコーンと、やわらかくっておいしいチーズケーキ。
どっちも食べたけど、やはりその他の情報と全然整合性がない!
不思議で魅惑的でかわいらしい方でした。
しかもとってもいい方だったので、またぜひご一緒していただけたらと思っています。
なにはともあれ、こんなにすてきなお店さんたちとイベントができたことが本当に幸せ。
後日みなさんにイベントすごかったねと褒められて、特にごはんやさんをどうやってあつめたの?て聞かれるんだけど…
やはり私は難しいことはなにもしていなくってただ日程と可能かどうかを聞いただけ。
ただしょっちゅうやりとりのあるお店さんで、私が本当においしいと思っているところ、そしてその浅からぬご縁にひっぱられるようにしてやってきてくださったお店さん。
私がしたことといえば、ほんとにお願いするだけなんですけどね。
お店さんの心意気が素晴らしくさわやかで最高で、そういうわけで美味しい料理が出揃ったということなんです。
私は以前飲食店をやっていたこともあるのでこれは経験則なんだけど、お店の人ってかなりお客様の顔を覚えているもんです。
楽しく気持ちよく飲み食いしてくださった方や、常連さんというのはお店の方から仲良くなりたいなって思ってしまうものなので、おいしいものはとにかくおいしいっていうし、すすめられたものは絶対食べます。
そうすると手を止めておしゃべりしてくれたり普段はしないサービスを提供してくれたりします。
そういうときにぐいっと仲良くなるのが私なので、その延長線上にこのイベントがあったと思っています。
美味しいごはんは心が軽くなります。
むしろ美味しいごはんで軽くならない心は相当重症なので、その深刻度合いを自覚するべきです。
いついかなるときでもごはんがおいしいって思える心。
それがウェルビーイングだなあとほんとうに思います。
大切な人と笑い合って食べるごはん。
もしもこれがすきだなって思ったら、どうぞまたおうちでも、職場でも、ご実家でも、お友達とでも、いくらでも再現してみてください。
1日に3回くらいウェルビーイングを感じられるって、けっこう素敵なことだと思いますよ。
それではつぎはいよいよくまちゃんの人形劇本番の巻。
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