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SUNsについて①

星がまたたいていた夜

新富hitohiではじめてのパペットカウンセリングセミナーを終えた夜。

星がちりちりと瞬いている夜空がとってもきれいで、くまちゃんが写真を撮りながら「すごいなー!これスマホに写るよっ!!」て感動していた。

それから車に乗って移動するときも窓を開けて、エアコンではない自然の風を感じていたと思う。

一度でいいから会ってみたいなあと思っていた憧れの人が助手席にいて、一緒に力を合わせて成し遂げたイベントを共に喜んでくれている。

5月の風はやわらかく気持ちよくて、緊張から解放された反動もあって非常にリラックスしていた。

明日は朝からさらに大きなイベントというのに全く緊張もしておらず非常によい心持ちの時間だった。

「それにしても歌よかったね〜」としみじみと話しだすくまちゃん。

そうなんです、そうなんです。
りさちゃんはほんとに昔からお歌が上手。
くまちゃん、さすがでございます。
この素敵さをわかってもらえてとっても嬉しい。

「さぁやちゃんもさ、すごいじゃないの」

そうなの、そうなの!

だって私が昼間くまちゃんと過ごしている間、ずっと準備をしてくれてて。
遅れるわっていっても「あいわかった」で全部のみこんでくれた。
ほんとに頼れる相棒なんです〜!

「あのPAの彼もさ、すごいよね。あれを合わせるってけっこう大変なのよ」

そうなのか。
それは知らん。
だけど正直あんなにしっかりした音響設備をたかをくんが準備していてくれてると思ってなくって現場でけっこうびっくりしたの。
(そもそも音響が専門外すぎて全然想像すらしていなかったし打ち合わせもなかった)
なにもしらない私をしっかり底支えしてくれてて、改めて感謝の念が湧きます。

「3人でさ、一途の歌を歌ってみたら?」

と、突然のくまちゃんからの提案。

「んっ?え??いいんですか??」

なんか思っていたことが心の中にとどめられなくて口からポンと出ていたらしい。

「うん、いいよ〜。でも歌詞は変えないでね、お願い」

なんか今一瞬風が通ったようにさわかやだったけど、非常に重要な話をしていたよね?

一途について

「一途」というのはくまちゃんと弟さんのどんまゐさん、妹のみっこさんの3兄妹バンドです。

16年間、695回の公演でのべ130,568人を動員してきた3人の活動は、こどもたちに絆の大切さ・いじめ、自殺の防止・夢の叶え方を歌い伝え続け、たくさんの子供達のこころを勇気づけ、救い、助けてきました。

その3兄妹バンド一途は2024年4月13日をもって3人の活動を終了したばかり。

活動を終了したとはいえその思いはもちろん消えるわけではなく形を変え、この先はくまちゃんが人形劇という形で活動していくこととなったのです。

この話をしたhitohiの夜が5月10日。
活動休止してから一ヶ月経ってないんやけど?

ええ〜!!
そんな大事なお話、どんまゐさんとみっこさんにもいろいろ相談しなくていいのぉ?!

「いいのいいの」
にこにこくまちゃん🧸

まじかあ〜👀
軽ぅ!!

ただ私はりさちゃん、たかをくん、さぁやちゃん3人のステージを実際に今日初めてみたくらいなわけで。
こんなだいじな話をさぁやちゃんのように「あいわかった」と返答はできない。

「すごいお話…。たぶんあの人たちも喜ぶと思うので明日直接話してあげてくれませんか」

「うん、わかった〜」

そんなかんじで、くまちゃん宮崎の1日目は終了したのです。

どうしてかな?

寝る前にまたあの車内でのやり取りを反芻してみた。

私はバンドをしたことのない人間だけど、これがどんなにすごいことなのかはわかる。

たくさんの時間と情熱を注いで、ライフワークといもいうべき活動をしてきて、たくさんの子どもたちを勇気づけてきたはず。

私がくまちゃんにnoteで毎日癒されていたように、一途の歌で元気を取り戻した子達がたくさんいるはず。

一途メンバーの御三方にもたくさんの感動も葛藤も、いろいろなこともあったはず。

それを、えっ??
今日会ったばっかりの人たちに?

んんん?

くまちゃんは今日わたしにはじめて会って、一緒にチキン南蛮を食べて。

私は運転しながら自分の話をいっぱいして、いろいろと忘れものをしたりしてドジって慌てて、そのあと会場では忙しく走り回って。
そんで車内の音楽はレゲエしかかけてないよ!

うんでも、まあ、いいか!
明日の3人の反応をまたみてみよう。

けっこう大事な話なのにしっかりと考えられない私は、そのまま眠りについたのでした。

つづく

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