Happiness 歌詞・MV解釈
まずは一言。
新曲ありがとうの気持ち!!!
はっぴーーーーーーーーー!
ペパーミントガムのMVに引き続き、HappinessのMVも考察を誘われるものだった。
あんまり表立って解釈するのもなという想いもあるのですが、今回はやってみようかな!
<はじめに>
曲解釈や考察には人それぞれ好みがあるし、自分の考えが固まる前に読むと、考えが染まってしまう危険性もはらんでいます。
大事な新曲だから、どうかあなたの気持ちや考えを大切にされてくださいね☘️💘💎
誰かが誰かより劣ってる、優れてるではなく、ひとりひとりがキラキラした輝きを持っている。
以下、あくまで個人の楽しみの範疇であること、
私の解釈が絶対的に正しいわけではないこと、
リリース間もなく、まだまだ咀嚼途中であること、
それらを踏まえて、1つの考えとして読んでやっても良いよ~っていう方は楽しく受け取って貰えたら嬉しいです( ◜◡‾)
康司くんが、良い曲出来たから聴いてや~~ってフランクに聴いてねって言ってくれてたので、ぎゃるマインドを忘れずに(?)🌺🧚♀️👱🏻♀️🎀
9月7日ベリテンの出演日に配信リリース&MVが解禁された。
夏フェスでは既に披露されてたり、ラジオ解禁はされていたね!
ライブの初見の感想はこちら。
https://note.com/ohana_frdc/n/na1306cdafb34?sub_rt=share_sb
今はね、随分と考えの幅が出てきて。
少し勘違いしてたところもあって、やっぱり歌詞が分からないと本筋と違う方向に行ってしまう危険性もあるよねぇ🤔
楽曲に込められた愛情を受け取って、嬉しい気持ちは変わらず。
歌詞が分からない状態でこうかな?こうかな?ってお友達と考察する時間も楽しかった( *´꒳`*)੭"
この漢字かな?ここはこういう意味じゃないかな?とか。
Happinessに含まれるテーマ
私は、2つのテーマを見出した。
①「バンドとお客さん、両者の存在があって成り立つ幸せ」
②「フレデリックを好きな私たち、ひいては社会全体を含め、現代のSNSに対する1つの提案」
フレデリックを好きでいる人を大切に思ってくれている気持ち
と
フレデリックを好きでいる人にはこうあってくれたら嬉しいな、とか大切に思うがゆえに愛を込めた提案
(SNS社会への風刺を少々混ぜて)
そんな重荷にならないよう↑
彼らが私たちに伝えたいことってなんだろうか?
見えているもの、自然に目に入ってくるものではなく、見ようとしないと見えない、見ようとしたときにはじめて見える、
そういった場所を探求してみよう!
詳しくは後ほど!
ジャケットだけ見たとき、
音源単体で聴いたとき、
MVを見たとき、
それぞれが少しずつ微妙に印象が違った。
正直、多少混乱しました。
このジャケット!?この音源!?サウンド!?このMV!?
Happinessというタイトルからほわほわ平和世界が広がっているかと思いきや、攻撃的な熱いロックなサウンド、ジャケットはハートにあふれた世界かと思いきや、MVは風刺が効いている。
フレデリックがほわほわ平和世界の曲を作ってみるのも楽しいかもしれないけれど、音源もMVもジャケットも「今までにない作品を作ろう」そういう意志を感じる。
これまで何回もバズった法則だってあるわけで、ある程度知っているだろうにそれをやらない。
自分たちがやりたいことを突き詰めていく、挑戦的なバンドだから好き。
ジャケットについて。
https://x.com/frederitter/status/1832071258764382542
個人的な見方ですが、
男性=フレデリック
女性=お客さん
だと捉えると、
フレデリックは、お客さんの頭の中にあるものをちゅーちゅー摂取し、お客さんはフレデリックが作った愛がこもったものを食べる。
そういう永久機関ができているように見える。
嬉しいよね~~~
お互い栄養にして生きている。
大事すぎる。グッズとかにならないかな?
ホムパのとき、ライブ中に健司くんがよく「幸せ」と言ってくれていた。
返そう返そうと思っても、返しきれない、とも。
私は、まっっっっったく同じ気持ち。
貰っているものを返そうと思っても返せない、そうやって両者が思っているっていうことが嬉しかったし幸せだなって思った。
数年前、お友達との会話の中で、
「自分にはフレデリックにあげられるものがもうないかもしれない」とその子が漏らした。
それに対して、自分は
「彼らが見えた景色や感じたことを音楽にしているのだから、そもそも生み出すことが出来なくなってしまうから、絶対的に我々は必要とされていると思う」と返した。
すごくおごっているかもしれないけれど、
強気かもしれないけど、
そう思うほどに彼らに貰ったもの、伝えてきてくれたことが多かったなと個人的には思っている。
ジャケットを見たとき、まさに自分が思っていたことが具現化された図だった。
康司くんのデザインってだけで嬉しすぎるし、曲が好きになる。
ぱっと見レクター博士?みたいな、ただただかわいい、美しいだけでなく、一片の奇妙さ、シュールさが含まれているのが良い( *´꒳`*)੭"🧠
フレデリックが作ったものには愛がこもっている。それは紛れもないことで。フレデリックがちゅーちゅー吸っているのは、脳みそ。
お客さんの心とか心臓とかそういう描写でも良かったはずだけど、
脳みそを吸っている。
つまり、その人の「考え」「思考」を栄養にして、フレデリックは影響を受けているのではないか?とも思います。
なので自分が考えてることを言葉にしたくなってしまう。
音源とMVについて
ここでは、このシンセが!ドラムが!とかたくさん言いたいところですが、
サウンドはまだ楽しみとして取っておいて、
曲に込められたメッセ―ジを中心に解釈していきたいと思う。
(文字数の関係上!)
フレデリックのMVはこれまで夜9時に解禁されることが多かった。
0時に解禁と聞いて、すごく珍しいなぁという印象をまず持って𓏲( ˆ. ̫.ˆ)”
シンプルにテレビと同じだと考えると、視聴率が高いと思われるゴールデンタイムではなく、0時に解禁するって何か意図があるのかな?と2つのことが浮かんだ。
①ベリテンの日に解禁したかった
②音源を補完するためのMVだった
①に関しては、後々知ることになるけど、監督が栃木の方で、MVの撮影場所が宇都宮だったそう
そういう意味でも、ベリテンの日に合わせて解禁したのかな?と☺️🍓💘
個人的にははぴねすday!🌝💞
生まれ故郷なのでヽ(*´∀`)人(´∀`*)ノ
シンプルにベリテンの帰り道と重なるから夜9時解禁は辞めといたとも考えられる( ˙꒳˙`)
②に関しては、
一般的にMVは歌詞を補ったり、世界を広げたりするものだと思うから、Happinessに関してはとりわけリリース日と揃えることで、何か明確に伝えたい想いがあったのではないか、ということです。
たしかに今までのフレデリックのMVの中では、ストーリー性も高く、かなりメッセージ性が濃い作品なのかなと思う。
メンバーが演技するシーンがあることで、フレデリックがもともと好きな人には刺さる内容になっているんじゃないかな?
以下、MVのストーリーに沿って、解釈していきたいと思います。
登場人物はざっくり
フレデリック4人
ちびっこちゃん4人
悪者(仮)さん
と名付けます。
フレさん以外は顔が見えない。
私が捉えたあらすじ、場面ごとに書くと
①保育士に扮するフレさん4人はちびっこちゃんたちがお絵描きしている様子を見守ったり、走り回ったり、一緒にほのぼの遊んでいる。
はっぴータイム\\\\٩( 'ω' )و ////
ここでは、ちびっこちゃんたちがお面をつけているのはSNS上のアイコンかな?と思った。
この場合のアイコンには、フレデリックを好きな方々を中心として、ひいては一般社会のSNS上の方も含まれると思う。
フレを好きな人は絵を描くのも得意な方が多いし。日々創作活動をしながら遊んでいるよね🧚♀️☘️🖼
そして、かつて健司くんがラジオか何かで、ミュージシャンじゃなかったら何がやりたい?ていう質問に「保育士」と答えていたはず。(ニュアンス)
ミュージシャンではない、別の世界線の話し。
②急に風が吹き、ちびっこちゃんが描いた1枚の絵がぴゅーーっと飛ばされ、悪者さん(仮)が歩いてきた足元に落ちる。
そして偶然にも(?)踏んでしまう。
(踏んでなかったかも?前をよく見てなかった模様)
悪者さん(仮)は黒づくめでいかにも怪しい。顔もよく見えない。
その様子を見た4人とちびっこちゃんたちは
この人は絵を踏んだ!!
破いたり酷いことをする!!
わーーーーん(ᐡㅠ ̫ ㅠᐡ)💥
かなしみー!こわいー!
&
コラァーーーー!!😡
って
早とちり&先入観を持って
フレ4人が保育士のエプロンをぽーーいって外し、黒いお衣装の姿で、悪者さん(仮)を追いかけ始める🏃♂️🏃♀️
ここのシーン、よく見ないと勘違いしちゃう🤔
このあたりかな、
メンバー4人が楽器を持っている姿だけでなく、
武器を持ってたり、動画を撮ってたり、何か違う姿が差し込まれる。3人になるところ🎸🛠️🏏
人というのは、1つの一面だけでなく、ほかの一面もあることを示唆しているように見えた🤔
そしてこのMVでは、ブラウン管テレビの中の描写と
カメラで撮ったままの描写の2パターンが出てくる。
個人的には、
📺テレビの中▶︎SNSや想像、スマホの中の世界、フィクションの世界
📹カメラで撮ったまま▶︎現実世界、ノンフィクションの世界
だと捉えていきます。
③エプロンを外した4人は悪者さん(仮)を追いかけ、ついに倉庫に追い込む。
エプロンを外したフレさんは4人とも黒い衣装、悪者さん(仮)も黒い衣装◼️
歩道橋の上で走る姿はまるで全員悪の一味に見える😈
判断がつかない。
フレさんは武器を使ったり、楽器を使ったり、映像を撮って晒したり、ありとあらゆる方法で執拗に追い詰める。
バットも持っている。いわゆる叩くという行動。
絵を1枚踏んでしまったにしては、行き過ぎている?
行き過ぎた正義感で、この人は悪者だ!と先入観を持っているように見える。
正義感が行きすぎてしまうこと、あるよね。SNS上でも。
ここで、我々の先入観がひとつ解かれる。
フレデリック=良い人 とか
フレデリックは暴力に訴えることってしないよね?
が、実は自分たちの知らない一面を持っているかもしれない。
画面の中はそういう世界線。
④そのあとも執拗に追い詰める描写は続く。
画面が暗くスポット的に映し出され、まるで視野が狭くなったかのよう。🕳
一方、宇宙の描写が出てきて、事態を俯瞰するように宇宙から眺めたり。
宇宙レベルで物事を眺めるとどうでも良くなるとか、よく言うよね🚀🌏
ここは、視野を広く持つことの提案だと感じた(੭`꒳´)੭
⑤「深層一層照らして」「ほんの少しの優しさを」のシーン
ちびっこちゃんたちは悪者さん(仮)に手を差し伸べた。
フレさんたちはそのシーンでにっこり。
よくやったねって感じ。(エヴァのおめでとうに近い気がした👏伝わる?笑)
その人の表面的な行動だけでなく、
奥深くにある場所に一体何があるのか
その深層まで明るく照らして、理解しようとし、
ほんの少し優しさを持って相手に手を差し伸べる。
でも!!
ちびっこちゃんたちは、やっぱりその手は絵を破いた手だ!!
と悪者さん(仮)を完膚なきまでにバチバチに足蹴にする。
フレさんはそれをただただ傍観している。
まるでフレさんが悪者さん(仮)にやったことを真似するかのような行動。
誰かが叩いていれば、私も叩いていいんだ!
この人は叩いて良い人なんだ!と連鎖していく様に見える。
⑥ラスト、本当の幸せをさぁ勝ち取って
と絵(絵に書いた餅、理想)が映りかわって終わる。
以上、MVの流れはおおまかにそんな風に捉えました。
メッセージ性の解釈
先述したように、このHappinessに含まれるテーマとして。
①「バンドとお客さん、両者の存在があって成り立つ幸せ」
②「フレデリックを好きな私たち、ひいては社会全体を含め、現代のSNSに対する1つの提案」
フレデリックを好きでいる人を大切に思ってくれている気持ち
と
フレデリックを好きでいる人にはこうあってくれたら嬉しいな、とか大切に思うがゆえに愛を込めた提案
(SNS社会への風刺を少々混ぜて)
と書きました。
まずは、大大大前提として、①の話し。
フレデリックがフレデリックのことを大切に思う人のことを大切に思ってくださっている、その存在を未来に歩んでいく上での大前提としてくれているように感じている。
「僕が描いた幸福論は君があっての前提なんだ」
ここの歌詞は、こんなにストレートに言葉にするんだと思ったし、自分に特大の愛情が1番刺さっている。すごく嬉しい。
(この場合の君は、フレデリックのことを好きな人だけでなく、清濁すべての人も指していると思う)
「君にとっての人生ならば狂おしいほど謳歌しようや」
ここも愛情をとても感じる。応援してくれている。
そして、②の提案について読み解いていこうと思う。
まず、正偽の歌詞より
「くだらない先入観なんて捨て去って」
「履き違えたヒーロータイム」
「振りかざした正義感」
「甘い蜜ばかり吸って何を学んだの?」
「唾を吐いてるのも人間で、嘘を愛するのも人間で、毒を吐いてるのも人間で、人を愛せるのも人間です」
「人を愛せるのも人間です」
康司くんは、シニカルさのほかに、どんな人にも救いをもたらす。
そして、名悪役。
悪役にも悪役の想いがあるよねっていう。
コロナ禍なりたてでSNSが真っ黒になってた頃に、康司くんが他者に対してもっと優しくなれたら、と言っていたこと。
名悪役のオフィシャルインタビュー
これもシェア。
そして、代々木のインタビューで武くんが言ってたこと。
この武くんの言葉は私はずーーーーーっと心に残っててスクショ残してた。
ここから先は少し攻めた、私の本音に近い話し
世の中ではダイブモッシュ論争、アンコールでスマホライトをつけるだとか、画像の転載などなど、SNS上の議論はつきない。
フレデリックを好きだというこの空間においても、論争など繰り返されていく様を見てきました。
私もその海の中のひとり。
自分だって過ちを犯す人間だから。
人のことを言えるほど偉くない。
だからね、ここに書けることはないかもしれない。
もし何かあれば、You and meの関係でこっそり伝えたいし、伝えてほしい。
SNS上で、誰の居場所もなくならないようにしたい。
一見、間違ったこと、誤っていることをした人がいました。
誰かが正しさを武器にしてしまう。
いいねが集まる。
いいねが集まるのは気分が良いことでもある。
数は力を持つ。
その人にはその人の文脈があって
物語があって想いがある。
傍目から見て愚かに映るかもしれない行動も、その人にしか分からないその人なりの合理性や理屈があったりする。
そこは知ろうとしないと出てこない真実。
善悪に向き合うことは誰でもできるけど、その裏にあるものを探ろうとするのは愛であり、優しさだと思う。
主観に囚われず、
一見過ちを犯していると思われた相手のことも、
視界から抜け落ちないように、どちらも俯瞰していくことが出来たら良い。
その人の深層をもっと、私たちらしく照らしていき、
人に優しくなれたら。
そして、他の誰でもなく
You and me
フレデリックと自分、ただそれだけに向き合うことが出来たら。
フレデリックを好きな私たちはそうあれたら良いな。
最後になるけれど
僕が描いた幸福論はきみがあっての前提なんだ
フレデリックのお客さんも悪者さん(仮)も、
そこにいる人を誰も取りこぼさず、1人ずつを糧にして生きていく、そこにいる人をシンプルに大切に思う歌詞だと思った。
大きい愛がこもった曲、これからも大切に聴きたい。
Happinessはとても示唆深く、気づきを与えてくれる。康司くんの考え方がよく出ている楽曲で、なんだかTOGENKYOと重なる部分もある。
一緒に人生勉強しながら生きて行けたらいいな。
いつも最高な新曲をありがとう(^. ̫ .^♡)੭
おしまい!