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単身赴任で知った主人の役割

こんにちは、おはなです。

私たち家族は、二年半の単身赴任生活を送ったことがあります。当初は、ワンオペ生活にわたしは何の不安もありませんでした。

なぜなら、普段から家のことは全てわたしがやっていましたし、主人が手伝うことなんて、玄関に置かれたゴミをたまに持っていってくれるだけ。それ以外は、赤ちゃんとお姉ちゃんのお風呂もわたし1人で試行錯誤しながら入れてましたし、本当に主人なしでも、全然平気!と思っていました。

案の定、主人のいない生活が始まり、わたしのやることは何も変わらず、むしろ1人減って楽になったくらいでした。
「あ!本当にあの人って何もやってこなかったんだ」そんなことを思いました。

2,3ヶ月に一度帰ってくる主人と会う子どもたちは、とてもうれしそうに主人に近寄ります。

そして、日頃あったことをぺちゃくちゃぺちゃくちゃしゃべっています。その話を、遮ることなく最後まで「うん、うん」と聞いてあげ、時には冗談をいって子供を笑わせている。

その主人と子どもたちの空間は、羨ましくなるほど、わたしには作ることのできない、なんともほのぼのしたものでした。

家事を回しているわたしは、一見なんの問題もなく生活できていると思っていましたが、その光景をみてわたしは間違っていたのかなと思いました。

わたしにはできない、子どもたちの心を満足させる方法を主人は知っている。

わたしがやっていた家事は、目に見えるものだったから、やってるやってないと判断しやすかっただけ。主人は主人で目に見えないところで、家族のためになることをやっていたんだなと、感じました。

それに気づいた時、何で手伝ってくれないかな!という怒りが少しだけ減りました。

だってわたしにもできないことは、たくさんありますしね。できることをお互いで埋めていければいいよなという気持ちになりました。

この単身赴任生活は、家族みんな寂しい思いをしましたが、でもこの経験があったお陰で私たち家族の絆はすっごく強いものになりました。

環境が変わることで、見えなかったものが見えてくるいい経験でした。


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