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ドンゾコ期に出会った本当の自分


 私は、なんでか昔から自分に自信がなく、とにかく自分が嫌いだった。だれかに嫌われることが怖くて“優しくていい人”を演じていた。
 と、今の私はそう振り返る。当時は演じているなんで全く思っていない。むしろ全力(笑)

 自分を犠牲にして他人軸で生きていることが多々あった。と24歳にして気づく。

 もちろん全てがそうではない。自分本位で接した先で培ったかけがえのない友情や人間関係があって、そのおかげで今の自分があることも確かだと思ってます。

 でも、そんなわけで自分と向き合うことを放棄して20代前半までを過ごしてきた。自分を放棄しているという意識はないから、これが自分だし、自分の性格だと思っていた。

 今思うと、“自分が嫌い”ということで“いろんなことができない自分”を守るための口実だったんだなと思う。
 ※口実…言い逃れの言葉や材料。言い訳。       
      (刺さるけどほんとにそれ)


 そんな私に訪れたドンゾコ期。それが社会人3年目だった。頑張ってた、がむしゃらに。自主残業したり、休みを犠牲にしたり、12時を回って家に帰ることもあった。お客さんのために、チームのために、って思いつつ、どんどん自分に余裕がなくなり、つい会社のせいにしたり、他人のせいにしたり、愚痴なんかも吐いてしまう日々。そんな自分がもっと嫌いだった。
 結局、他方に矢印を向けても数時間経つと自分に矢印が返ってくる。こうやって自己嫌悪は増すばかり。他方を責めたいわけではない、誰も悪くないから。

 まさに自己犠牲というやつ(笑)
 自分と向き合うことを放棄していた。
 でもそれに気づかないからどんどん迷子…

 倒れて病院に運ばれる方がましだって思ったことも何度もあった。(残念ながら体力だけはあった笑)次の日を迎えることが怖くて、それを考えて寝ると金縛りに合い、黒い影が襲ってくる。胃痛が辛くて病院にも通っていた。ズタボロやん(笑)

 頑張っているのに全然うまくいかない、この仕事向いてないんだなあ、そもそも社会人なんて失格だ、そんな報われない努力と日々に自分自身をとことん責めて傷つけては、この会社にいる資格もない、までに追い詰めた。

 そんなこんなで1年半くらい、蓄積したものが爆発したのがこの頃。でも毎日休まず会社に通った。

 「これじゃまずい!」って思いました。
 体を害すのも時間の問題だと。
 それに、相談に乗ってくれる同期や友人、家族にもこれ以上迷惑かけるのが申し訳なかった。

 でもどうしよう、それが一言目。なにが悪いのかもわからない。逃げるように会社を辞めたくないという思いはありつつ、もうそうするしかないかなとも思ってた。会社が嫌いなわけではないし、やりがいもあったから…

 そんな時、友人に教えてもらったPodcastでSAKIさんという方を知った。パリでフリーランスをしている方で、当時は“女性の働き方の選択肢を増やしたい”という思いのもと、固定概念を覆してくれるような小ネタのラジオ番組をされていた。

 もうほーーーんとに聞けば聞くほど涙が出るくらい救われるその話に、当時の私にとっては唯一の味方、と言えるほどそっと包み込んでくれるような存在でした。もう本当に。

 そのSAKIさんが半年に渡るオンラインサロンをやるという告知をされて、さあどうしよう!すごく落ち着かない数日を過ごした。やるかやらないか!決して安いお金ではないし。

 その矢先、密かにお守り的に見ているしいたけ占いにGOサインをもらった私は、エイッ!ヤー!とサロンに入会を決めた。

 初めてのオンラインサロンは不安もあった。でも初日でそれは払拭され、すぐに安全地帯となった。自己分析などをして、私ははじめてしっかり自分と向きあうことが出来た。感動した。

 私はそこで“自分を認める、好きになる”ことを目標に掲げ、半年を経てその目標に近づき見える世界が何十倍も広がりました。天国みたいだった〜

 嫌っていた自分がちっぽけでばかばかしくて、
でもそんな思いも全部全部抱きしめたくなりました。本当に入ってよかったと思った。ここで出会った仲間もかけがえのない存在。

 そして、自分の価値や自分がやりたいことも少しずつ見えてきて嬉しい気持ちでいっぱいになった。

 そんな怒涛の24歳。ドンゾコがあってよかった、ありがとうドンゾコ。今だから思える(笑)

 自己分析は終わりがないので、まだまだ続きます “自分探し"

 多くの人が一度は経験するのではなかろうかドンゾコ期。そこから見える光は絶対ある。そんなすべての人に無責任のエールを送りたい。

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