ママ友付き合いって、難しいときもある
3年くらい前、1人のママ友から避けられていることに気づいた。
低学年のときに子ども同士が遊び仲間だった。
ある日、私の子どもの交遊関係をいろいろと聞かれたから、話の流れで、私の子どもと、ある子どもとの間でトラブルがあり、最近ずっと悩んでいたことを話した。
そのトラブルのことは、噂になると嫌だから、誰にも話さないつもりだったけれど、繰り返し質問されるので話してしまった。
彼女は私の気持ちに同意してくれて、帰り際に
「いつでも話きくよ~」と言ってくれて、すごくうれしかった。
それが春の出来事だった。
その後、公園で出会うたびに、私は彼女に話しかけに行った。
おもに子どもの生活や、宿題のやらせ方、習い事について、どのようにしているか、私が質問していた。なぜなら、彼女は子ども思いの良いお母さんに見えたから、参考にしたかったのだ。その頃の私は、子育てのことで悩んでいた。
しばらくして、公園で出会っても、彼女からは私に話しかけないようになった。
私から話しかければ話に応じてくれるが、楽しくなさそうな微妙な表情であることに気づいた。
夏のある日、近所の道を私が子どもと歩いている時、彼女が子どもを自転車に乗せて、向こうから漕いできた。
細い道だったから、私が子どもの手をひいて道の端により、「すみません」と小さくいった。
彼女はすれ違うときに、自転車を減速してくれたけど、私の顔を見ることもなく、何も言わずに通り過ぎて行った。
そのあたりで、やっと、自分が彼女から好かれていないことに気づいた。
後から考えれば、私が余計なことまで聞きすぎたんだと思う。個人的な話は聞かなかったし、失礼なことを話したこともない。ただ、うっとうしかったのだろうと思う。
もしくは、相手としては、私が想像していたのと違った人だったのかもしれない。
それ以来、公園で出会っても、私から話しかけることはやめた。もちろん相手も私に近づいてこなかった。
ただ私は、自分の子どもの遊び相手をしていた。
無視するのではなくて、彼女がいることに、気づかないふりをしていた。
招待されて入ってた、公園での遊び仲間のグループLINEからも退出した。そもそも1年以上稼働していなかったし。
半年くらい経ったころ、公園に行くと、久々に彼女がいて、突然私たち母子に近づいてきた。
「○○のママだよ~」
と、彼女が私の子どもに話かけたのだ。
ものすごくびっくりして、言葉が出なかった。私は笑ったつもりだったけれど、顔が引きつっていたと思う。
それから2年以上経ったけれど、彼女と出会うことはほとんどなくなった。
子ども同士クラスが違い、学校行事ですれ違うこともない。
学年が上がり、どの家庭の子も、仲の良い子ども同士で遊びに行くようになった。
わたしたち母子が公園に行く回数も減り、その母子も減ったのだと思う。
最近の私は、自分からは積極的にママ友を作らないようにしている。けれど、もちろん親しくて、数か月に一度お茶に誘ってくれるようなママ友とよべるような人は何人もいる。
ママ友付き合い、難しいと感じるときもあるけれど、気の合う人と付き合えばいい、ってことなんだと今は理解している。