「長生きする鳥の育てかた」第一章を読んで
「生まれてから数週間がとても重要」
1章の初めにある通り、ヒナから若鳥の時期の重要さを軽く考えてる人も少なくないのではと思った。
ヒナのうちから手に乗せて遊んだり、いわゆる「映え」でしょうか。
小さなままごとセットに囲んで写真を撮っていたりとよく目にします。
かわいいけどね。
鳥がなぜ小さく生まれてくるのか、人と違って20-30倍に成長するのか。
成長するための過程の大切さは人も同じで、乳児はミルクを飲んで寝るのが仕事。
去年末にリトルバードで生後3ヶ月未満の白菫を診ていただいたときに、そのように先生にも言われました。
「特に3ヶ月まではごはん食べて寝るのがこの子の仕事!構いすぎないように!」と。
我が家ではブリーダーさんのもとでのびのび過ごしている子から産まれてきたウロコの彩羽や、鳥友さんのおうちで孵った白菫たんがいちばん親鳥からの愛情をかけてもらって、栄養いっぱいのごはんをもらえて健康なのかもしれないな。
やっぱりペットショップや鳥屋となると、まだまだ挿餌が必要な時期でも流通されてしまう。
挿餌時期のかわいさとか、ぴよぴよひなっぴの貴重な時間てほーんと一瞬。
でもこの一瞬が重要なんだなぁ。
「もつべきは、親鳥の代わりに子育てをする覚悟」
重要な時期を誤らずに。
「複数羽飼いの必要性と利点」
1羽飼いが法律で禁止されていることを知ったのは2,3年前のTSUBASAのセミナーat池袋でとりきち横丁のシシイ家原弥生さんの講義でした。
(その日は細川先生のお話も聴講しました!)
複数羽なら自然に関係性を学べるという利点。
だんごになってみんなでおしくらまんじゅうで温めあえる利点。
数え上げたらキリはないだろうな。
我が家はセキセイ4、ウロコ、コザクラの6羽。
セキセイも血縁は無く、生まれた時期もバラバラ。
カキカキし合ったり、温めあったりは見たことがないなぁ。
きっと物心がつかないうちに親もとや兄妹から離されたから。
忘れてるんだろうな。
ウロコの彩羽と、セキセイの白菫はそれを知ってた。
カキカキをねだることや、カキカキしてあげようとする時期があった。
ただそれを受け容れる子がいなくて、自然としなくなって…今はきっともう忘れてしまってる。
P.24にもあるように、「同種との付き合いを学ばなかった鳥は、うまくつがいになれずに子孫を残せない」にやたら納得した。
親方がペアになれずにかれこれともうすぐ5歳半。
今秋に紫苑・白菫のライラックセルフ同士でペアになってくれたらと目論んでます。
(白菫たんは退色で白いけどw)
彩羽もウロコ特有のオンリーワン体質とはいえ、多少なりの分離不安はある。
放鳥中は常に私の目が合う位置で体のどこかにいる。
呼び鳴きもあるし、やきもちもひどい。
あの時、ブリーダーさんに兄弟でお迎えしてたら良かったかなと今さら後悔。
彩羽だけでも幸せだけど。
彩羽はそれで幸せなのかな?
鳥たちとのすり合わせ。
お互いが幸せで暮らしてるいけるようにきちんと向き合わないとですね。
とりあえず今日は1章まで。