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「長生きする鳥の育てかた」第四章を読んで


「生き物は食べ物によってつくられる」
これはまさしく。
昔から母は食に厳しくて(食べる内容も礼儀作法も)、「食育」という単語をこれまでに何百回聞いてきたことか。
細川先生の言うとおりで、大事なポイント3つ。
「良い栄養バランスであること」に関しては、ペレットだから大丈夫!とは完全には言えないのかも分からない。

あるブリーダーさんの話によると、西日本の業界での重鎮と言われる先生方は、完全栄養食と言われるペレットは飼い鳥には与えずにシード食だそう。
これがなぜなのかは突っ込んでは聞けていません。
ペレットは完全栄養食と言われていますし、私は信じているので、もちろん我が子も完全ペレット食。
鳥たちに必要な栄養素を考えると、シードの場合はバランスは崩れますね。
あれもこれも与えないと…!って。
シードもあげてーヨードも必要でービタミンは…ってね。
ペレットってペレットだけで済んでしまうのは鳥にも人(手間とお財布)にも優しい…!
と思ってます。
でもこれは間違いなのかな?
どうしてなのかな。
なぜ西日本の先生方はシードなんだろう。
近いうちにまた連絡して質問してみようかな。

そしてペレット食の場合のサプリについて、細川先生も挙げているように、過剰になるリスクを考えないといけないと思います。
私も去年まではリキッドサプリでカルシウムとビタミン、そして乳酸菌を水に混ぜて与えていました。
この点についてホームドクターで相談しましたが、「人間と同じで不足しているものを補うためのもの」と。
だから完全ペレットなのであれば与えずにと言われるかな?と思いきや、「与えずに調子を崩すのであれば継続しても良い」とのことでした。
ちなみに完全ペレット食ですが、カルシウムもビタミンも与えていても定期的な健康診断では問題なしでした。
乳酸菌(ベネバックを経て今はコスモスラクト)は、今でも継続しています。
無くなり次第、一旦切ってみるつもりです。

そして「適量であること」。
これね、ほんとフードをどれだけ与えているのか、きちんと計測している人は一握りだと思う。
SNSで、フィーダーいっぱいにシードなりペレットなりが入ってる人をよく見る。
我が家は、小型たちはサンコーさんの小鳥のマルチカップミニを使用。
中型はHOEI備付けのフィーダーを使用。
我が家は2回に分けて与えている。
小型は1回に1.5gでこの量。

中型で3gでこの量。

(実際は各々の体重の1割÷2を与えています。)
多産卵を経て、3年通院している子は1日に1〜1.5gです。
それを半分に分けるともうホントかわいそうで。

鳥友さんが鳥連れで遊びに来てくれる日は、鳥たちのおやつを用意するので、(ペレットの量は変わらないけど)その日だけ無礼講。
数ヶ月に1日だけですけどね。
それでも与えるおやつの量もかなり控えめです。
あとはフォレイジング。
小型たちは小さなフィーダーにビー玉を4つ入れています。
はじめはサンコーさんの浅型のフィーダーSを使っていました。

ビー玉を出してしまう子がいるので、少し深めのマルチカップにしています。

あとはたまにペレットの粒の大きさを変えて与えます。
通常はハリソンのスーパーファインですが、粒の大きさに変化をつける場合はラウディブッシュのメンテナンスミニを。(ラブバやオカメのタイプ)

何にせよ、適量がどのくらいなのかを知るべきだし、与える前に餌量の計測するべきだと私は思います。
「過食の原因」で締めくくられているように、太ることは寿命を縮めること。
私は毎月先生に叱られていますが(苦笑)、肥満は万病のもとです。

「鳥に有害なものを知り、そうしたものを与えないこと」。
毎日ペレット・ペレット・ペレット。
それだけ!!
では無く、食べる楽しみって人もだけど鳥も同じだと思う。
鳥のフードの場合はシードも今は市場にたくさん種類がある。
その中でもなるべく脂質を抑えられるものを与えるようにしている。
(海老沢先生がツイートしてた通り、オーチャードやフォニオなど。)
けどさ…人間も毎日カロリーメイトとか寒天とかばっかり食べられないやん。笑
そう思う時点で甘いのかな…。
たまには粟穂まるごと1本とか食べさせてあげたい!!
とは思うけど、与えるときは大体3cmにカットしたものを。
体重管理をしている子は1本の中の1房…ではなく(呼び方が分からない)この白い丸の部分だけです。

本当はいっぱい食べさせてあげたい…。
1本まるまるをケージに入れたことなんて、挿し餌卒業してケージに引越してすぐの1度きり。
こんなまるごと1本貰えたらうちの子たちみんな無我夢中で鳥まっしぐらなんだろうなァ。

かなり逸れましたが、例えば与えていけないものかどうかに気づく人・気づかない人って必ずいる。
青菜でもほうれん草はシュウ酸がインコの体に良くないですが、分からない人は与えちゃうんだよな。
食べてる鳥さんもおいしいおいしい!ってよく食べてるから大丈夫だと思ってた〜って意見を耳にしたことがあります。
鳥飼いさんならほうれん草はNGなのは知ってる人は多いと思いますが…。
野菜や果物、与えて良いもの悪いものなのかを気づいてほしいし、私も分からない時や不安な時は与えないという選択をしている。
海老沢先生が監修していらっしゃる、Bird storyさんのWebサイトは海老沢先生ご本人もツイートされていました。

鳥さんに良くない・与えてはいけない物 | Birdstory

ペレット切り替えがうまくいかないと悩まれている方がいるのはたまに目にしますね。
我が子たちは先住の長女以外は、挿し餌(フォーミュラ)からスムーズにペレットに切り替えが成功。
長女に関しては、生後5ヶ月で脚弱症になりました。
栄養が偏っているためでした。
(私にとってのファーストインコで、ショップでは粟玉をお湯でふやかす方法を教えてもらいました。)
鳥飼いさんからインコのアレコレを教えていただいて、ペレットの存在を知ったのはその時初めて。
シード食ハリソンのマッシュ(粉末)からスタートしました。

シードとペレット5:5からスタート。
ハリソンのマッシュに関しては、挽き割りの実などが含まれているためにシードを混ぜなくても食べてくれるようになるまでは2,3日でした。
そしてマッシュからスーパーファインへの切り替えが当時は大変でしたが、ここは私がアレコレしたわけでなく。
次男がスーパーファインをもりもり食べているのを見て、長女も食べるようになってくれました。

(細川先生も書いてらっしゃるように、仲間がいる大切さをこの時初めて実感。)

ペレットに関しては、やはり国産より海外のペレットのほうが…と信じています。
ハリソン、ラウディブッシュ、ズプリーム、ラフィーバー。
ハリソンをメインにしていますが、食べ切った次のペレットはメーカーを変えることをします。
この4メーカーを主に我が子に食べてもらっています。

よく海外の鳥飼いさんで、人間の食べるものを与えている投稿を目にします。
でも…海外だけじゃないんだよね。
日本人にもいて、見るたび驚く。
味噌汁飲ませたり、炊いたお米を食べさせたり、パンやバームクーヘンやスポンジケーキ、クッキー。
そんな投稿に対して、誰も指摘しない不思議。
自分自身が繋がっている方ではないから、傍観しかできないけど。
でもその人のフォロワーさんは誰も何も言わないのに驚いた。
美味しそうに食べていますね ってコメントに嬉しそうに返事するご本人。
うーーーーーん…ってなる。
傍観しかできないけど。

食べ物以外でニットの繊維だったり、ロープパーチの繊維だったり、亜鉛や鉛だったり…人の生活空間にはたくさん鳥にとっての危険物がある。
横浜小鳥の病院は患鳥さんの詳細をブログにしてくれて、とても勉強になります。

我が子は金属中毒になり、即入院したことがあります。
体重も変わらないし、食欲もある。
至って変わりはなかったけれど、フンが抹茶ロールだったり黒色便だったりと。
健康なフンも出ているときはあるから、何か黒くなるようなもの食べさせたっけ?と色々考えたけれど、考えても答えはもちろん出るはずもなく。
黒色便だし、内臓から出血してることが予想できたし、ただ単に嫌な予感がしたのですぐに診てもらいました。
飼主の嫌な予感は絶対ヒットする!!
だって毎日一緒にいて、毎日お世話してるんだもの。
元気だから様子見ようかなとも一瞬思ったけれど、そんな時でも絶対連れて行くべき。
何も無いなら無いで、「良かった〜」で済む話。
入院させて帰宅してからは、鳥たちが遊ぶエリアをチェック。
ケージもステンレス、カーテンウェイトの入っていないカーテン。
何が原因なのかをまる1日かけて探しました。
原因はバードトイでした。
おもちゃを吊るすための金具が錆びまくっていました。 

触ると茶色い粉が指に付着するほどでした。
放置してた(チェックしなかった)自分サイテー。
確かにこの場所にへばりついてよく吐き戻ししてた…!これか!!
…と確信を持てたので、一旦全てのおもちゃを外して、ケージを置いているラックもすべて解体。
すべてをチェック。
そして、ステンレス以外の部品を使うものは、すべてアクリルパーツに差し替えました。
ガタがきてるラックも1台撤去しました。
何なんでしょう、鳥のことになると即行動に移せるこの行動力。
自分のことや家事となると後回しが多いのに。笑

そして日光浴。
紫外線(に含まれるUVB)が何故必要なのか?も、詳しく書かれています。
我が家は晴れた日も曇りの日も、時間があるときは必ず日光浴をさせます。
日光浴が必要なのを知ったのは、長女が脚弱症になった時です。
日光浴と言えど、日光より紫外線を浴びさせることが大事なわけで。
ただ、気温が低い冬や熱中症のリスクがある真夏は厳しい。
そんな時は鳥用のUVライトを使用しています。
細川先生の講義に参加したときに、通常のスタンドライトにUVライト(スパイラルライト)が取り付けられることを知った。
ただ、今のご時世のスタンドライトってLEDばかり。
通常の電球の取り付けができるタイプを探しに探してようやく入手。
でも具体的にどのくらいの時間、浴びさせたらいいのか?とよく悩みますが、短くて30分・長くて1時間を目安にしています。
自然光を浴びさせるなら午前が良いと、以前参加した講義(TSUBASAか、バーダーさんたちの講義だったか…)で知りました。
野鳥などは午前に浴びていることが多いとのことでした。

ちなみにバーダーさんたちのセミナー、とっても楽しかったです。
2回目も開催されないかしら。(ドキワク)

松村伸夫さん、長野敦さん、岡本勇太さん、松井淳さん。
鳥飼いさんなら、岡本さんは知ってらっしゃる方は多いのかな。
すごくワクワクして、笑いが絶えない講義でした!

個人的には松井淳さんがすごく好きで、出版されてすぐ購入していたケアンズ探鳥図鑑にサインもいただけました!

いつか松井さんのガイドでオーストラリアのセキセイの群れを見てみたい…!
去年は開催されなかった、我孫子でのジャパンバードフェスティバルにもいらっしゃいます。 
今年も中止かしら…。
コロナめ…!!

第四章、拝読。
あと2章で終わってしまうー。泣



























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