Aぇのオハコがみせてくれたもの

CDデビューもしていない、関西ジャニーズJr.内の6人組ユニット”Aぇ! group”を見ていたら、世界が困難に立ち向かっているこの状況ですが、私は明日が楽しみだと思えるようになっていったのでその話をします。

私が心奪われたのはISLAND TVというジャニーズ公式の動画サイトにあげられるAぇ! groupの”Aぇのオハコ”という動画企画です。

毎日あげられるようになってから、私はワクワクする楽しい自粛生活を送ることができ、驚くくらいにAぇのオハコに夢中になっていました。何故こんなに夢中になったのか、この企画の何に惹かれたのか、どうしてもAぇのオハコに対しての想いが溢れてきたので100%主観で勝手に綴ります。


Aぇのオハコから私がみたものは大きく分けて下記3つです。
・メンバーの企画構成力
・メンバーのサービス精神
・メンバーへの肯定

これら3つに強く惹かれていきました。今このご時世だからこそ私はAぇ! groupが少しでも気になっている人には、Aぇのオハコをどんどん勧めたい!本当に楽しいので!という気持ちでいっぱいです。ということで乱文続きます。


メンバーの企画構成力

まずメンバーの企画構成力がとにかく凄いと感じました。特に凄いと感じたのは”柔軟性の高い企画発案”と”起承転結”。

柔軟性の高い企画発案
そもそもAぇのオハコがどんな企画かと言うと、リーダー小島くんが箱の中にメンバーの名前とお題を入れ、引かれたメンバーが引かれたお題に応えていくというシンプルな企画です。

まずこの企画、とてもシンプルで分かりやすいですが企画の軸は変えず、お題によってとても幅を広げることの出来る柔軟性の高い企画です。小島くんがお題をメンバーに振って、また小島くんに帰ってくるという軸がブレないところが私の中では大きな惹かれるポイントでした。

また、前提として私はどこまで大人が絡んできているのかまで考察したいような面倒くさいオタクなのでそこについても考えます。

まずISLAND TVを見ると、おそらく大人発案かなというものや、おそらく本人たち発案かなというものまであるように見受けられます。なので基本的に自由度は高いものだと感じています。

現在関西ジャニーズJr.の中には3つの公式ユニットが存在します。そしてこのAぇのオハコは、3つのグループがグループ毎にこの自粛期間に何か企画を始めると、同じ日に発表したものの中の一つです。

なので大人から、3つのグループに対して何かやろうという声かけがあったのではないかと思いました。ただその内容に関しては3つのグループの企画に似通う部分はなくオリジナリティ溢れる企画だったので、メンバーの意見を聞いたのではないかと。

そこでAぇ! groupはリーダー小島くんが軸となって作った、それがAぇのオハコかと。なのでこの企画の大部分は、想像ではありますが、やはりリーダー小島くんが発案したのではないかと思っています。

そしてAぇのオハコのため段ボールを使って手作りのAぇのオハコを作ってくれる遊び心やお題の絶妙さなど、リーダーが意図してかせずか、持ち合わせているこの企画から見えるバランス感覚に思わず今後のグループへの期待値が高まってしまいます。

起承転結
起承転結は物語を面白くする基本の要素ですが、このAぇのオハコは一回一回の動画で完結するものです。ただ全てを繋げ、一つの企画として捉えた時に私は起承転結の要素を感じ、もっともっと深くこの企画に惹かれていきました。

起承転結を感じたのは”感謝電話”と”Aぇのオハコのホスト乗っ取り”が大きかったです。

・感謝電話
まずは感謝電話についてですが、これはAぇのオハコの中でのお題の一つです。日頃感謝しているメンバーに電話をかけて感謝の言葉を伝える、という平和かつ温かいお題です。

始めに感謝電話をした時、感謝の言葉を聞く側のメンバーは急に伝えられたまっすぐな感謝の言葉に戸惑います。そして何のことだったのか分からないまま電話を切られる、そういった少しドッキリのような要素を含んでいました。

2回目の感謝電話でも同じような形で、感謝の言葉と併せてドッキリのような突然の電話に戸惑っている様子に、見ている私も楽しみました。

ただこの動画、どう撮影しているのか分かりませんでしたが、メンバーの発言から、おそらく2〜3日前くらいに撮影したものを私たちが見ていると推察できます。そんな中で私は、3回目くらいからこの感謝電話を彼らはどうするのかと考え始めました。

要らぬ心配ですが、この手の企画は真実がどうであれ、少しでも嘘くさくなってしまうと一気に冷めてしまうような諸刃の剣なところがあると思っていました。

そんな私の要らぬ心配をよそに彼ら、3回目以降は、バレないように関係のない話してから感謝を伝えたり、感謝電話のお題じゃないのに感謝電話をしてみたり、電話をかけられた側の人が企画であると気付きそれに言及したり、電話した側がちゃんと企画であると伝えてから感謝を伝えたりしたんです。

3回目以降もドッキリ感を出すことはなく、また3回目以降、全て関係のない話をしてから感謝電話に繋げることや、全て最初に感謝電話だと伝えることもなかったのは、嘘くさいとも感じさせず、このお題に対して飽きさせることもない。

このバランス感覚、本当に凄い。真実かどうかと同じく、意図してかせずかはどちらでもよくて、ただこのバランス感覚を持っている彼らはとても信頼ができる、と思いました。

この感謝電話で私は、この企画を繋がった企画として捉え始め、繋がった企画としての面白さを感じ始めました。

・Aぇのオハコのホスト乗っ取り
そしてこの企画は19日間、約3週間毎日続けてくれました。

その中で大きくこのAぇのオハコの流れが変わったと感じたのは、最年少である佐野晶哉くんがリーダー小島くんにお題を振る日です。

兼ねてからファン、そしてメンバーもこの素晴らしい企画に小島くんがホストとしてではなく応える側にも立って欲しいと思っていたところ、適任が完璧なタイミングで小島くんに振ります。

乗っ取りという形で、手作りのAぇのオハコを用意し、小島くんにお題を振る最年少。Aぇ! groupが凄いなと思う理由の一つに私は、全員がグループとしての自分の立ち位置を理解していて、背負う覚悟が見えるところにあります。

天才という言葉を軽く使い、それがそうでなくてはいけない、に変わり彼らの重荷になることは嫌なのですが、それでもこの企画を見て彼らに対し、何度も天才だと言ってしまっています。そして最年少である晶哉くんも本当に自分の最年少という立ち位置を理解していてそれに対してすぐ行動できる瞬発力も持っている天才だと。

この晶哉くんの乗っ取りにより企画全体としての起承転結の転を感じ、より強くこの企画を全体として捉え、私がどっぷりとハマっていくことを加速させました。


メンバーのサービス精神

小島くんがオハコからお題を引いて、それにメンバーが応えるというとても分かりやすくシンプルな企画、だからそれ故に、面白いか面白くないかの大部分はメンバーに委ねられてしまうという企画でもあります。

また、この企画を見られるのはISLAND TVという誰もが簡単に見ることのできる無料動画サイトです。ただこのサイトにあげることと、同じく無料で簡単に見ることのできるYouTubeにあげることでは意味が変わってきます。

このISLAND TVというコンテンツは、YouTubeよりも閉鎖的なのです。”たまたま”見る人が圧倒的に少ない。

だからこそ今回、この自粛期間に多くの動画がISLAND TVにあげられることになりますが、それはこの世界が直面している先の見えない毎日にエンターテイメントを届けようという、天下のジャニーズ事務所のいわゆるファンサービスの一環なのだと思います。

だから正直な話、ファンからしたらただ元気に映ってくれているだけでいいのです。何か食べてニッコリ笑って、「ISLAND TV!」って言うだけで見るひとは見るし元気もらう人はもらいます。オタクとはそういうもので、与えられたものを最大限に膨らませ楽しく過ごせるのです。(主観)

ただ彼らはそんな、言わばファンサービスに対しても手軽にできる限りでのエンターテイメントを作り出してくれました。

先述した、そもそものこのリーダー小島くん発案である企画、最年少晶哉くんの乗っ取りなどで高いエンターテイメント性が伺え、既にもう楽しい。

そこに加えてここではもう一人、福本大晴くんのサービス精神の高さにも触れたい。

まずAぇのオハコのお題は”数字トーク”、”写真トーク”、”感謝電話”、”ガチ告白”があります。そんな中、大晴くんはいい意味でとことんお題を裏切っていきます。

数字トークを振られているのに写真トークを繰り広げたり、写真トークを振られているのに写真トークも程々に、しなくてもいいメンバーへの電話をしたり。こちらの予想を裏切って、違うものを見させてくれる。

Aぇ! groupは年齢と芸歴がほぼ比例しており、その年齢や歴の差から生まれるメンバー同士のやりとりが絶妙で一つの魅力だと思います。

そんな中で、年下組と呼ばれるリーダー小島くん、最年少晶哉くん、そしてこの大晴くんの3人は特に、何か一つ上乗せしたいと言う気概を感じます。その旺盛なサービス精神は企画においてもグループにおいても大きな面白さの要因になっています。


メンバーへの肯定

あと最後に、私がこの企画を大好きな理由はこの企画には否定が一切なく、肯定で溢れていると言うところにあります。

特に感謝電話で顕著に感じたのが、感謝することに抵抗なく素直に感謝の言葉を述べることや、感謝の言葉を伝えられた側の人がみんな、こちらこそありがとうと言い始めること。

企画だから当たり前だし、見せるものなのだからそれが全てかは分かりません。ただ私が見る動画の中では、サービス精神旺盛な彼らですが茶化すことは選びません。

もちろん茶化してエンタメにするのって面白いし、時にはそうすることが正解だと思う場面もあります。ただこのISLAND TVという極めてファンしかいないような空間で、大事な部分は茶化さない方が需要と一致する。

これも意図してかせずか、とても気持ちのいいバランス感覚だなと思いました。そして今このご時世で、この温度感って丁度いいなと思うんです。

そして何故か見ているだけの私の自己肯定感も上がってきたりして。ポジティブな言葉には関係のない人のポジティブな感情まで引き出す力があるのかもしれません。これもAぇのオハコを見て楽しくなる一つの大きな要因だなと。


Aぇのオハコって決してテレビのバラエティとは違うので、ゲラゲラ笑うようなものではもちろんないし、でもクスッと笑えて温かくなる優しい企画で。それって今この自粛期間を彩るために、ISLAND TVにあげてくれているものとして大正解だと思うんです。

だからこそこの素晴らしい企画をきっかけにファンが増えるのならば、こんな素敵なことはないなと思うので、本当に退屈を持て余している、少しでもAぇ! groupが気になる人には一度でいいから見て欲しい。

Aぇのオハコの企画全体を通して感じたことを綴っただけなので一つ一つの動画にはもっと言いたい部分は多いです。


私をトリコにしたこのAぇのオハコは一旦終わりを迎え、寂しさを募らせているのも束の間、次の日にはAぇ! group全員での新しい企画”AぇTV”なるものが始まりました。どこまでも楽しませてくれるAぇ! group。

次にAぇTVが一旦終わりを迎える時は、きっと世界が少しだけいい方向へ向かっていっている時だと思うので、明日もその先の未来もずっと楽しみです。それもこれもAぇ! groupのおかげです。ありがとう。

少しでも早く世界がいい方向へ向かいますように。そしてAぇ! groupともっと色々なものが見られますように。

#Aぇgroup #ジャニーズ #関西ジャニーズjr #ISLANDTV #Aぇのオハコ


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