コロナが5類に!そしてどうなる!?
コロナが5類感染症に移行することが発表されてしばらく経ちます。
長かったコロナ禍。自粛生活。ようやくこれで…
いや、みんな何をそんなに期待してるの?
というお話をしていこうと思います。
そもそも「5類」というのは感染症法上、感染症は1~5類と指定・新型インフルエンザ等・新感染症の3つの計8項目に分類されます。
数字は少ないほどヤバい感染症なイメージ(一部例外あり)で、そこに含まれない感染症はとりあえず他の3つに仕分けしてあとで考えようぜ…というようなイメージです。
こう聞くと5類になるんだからやっぱりもうあんまり気にしなくてよくなるのかと思いきや…
変わるのは法律上の扱いだけで病気としては突然なにかが変わるわけではないということに注意が必要です。
具体的には法律上は行動制限や就労制限、入院勧告はできなくなります。
しかし今でも同じ5類のインフルエンザに罹っても「家で大人しくしとけよ!仕事なんて行くなよ!」となるようにコロナでも同じような扱いになることが考えられますし、コロナに対する入院勧告なんて今でもほとんどしていません(入院になるのは入院が必要なほど重症な人だけなので今後も変わりません。)。
コロナの病気としての特性が変わるわけでもないので感染対策は引き続き必要です(病気の危険性としてはインフルと同程度になってきていますが、インフルにはないエアロゾル感染があるので感染対策にはより注意が必要ですし、コロナには後遺症という問題もあります)。
要するに何も変わらない。
変わるのは徐々にコロナに対する政府の補助が打ち切られていくことくらいでしょう。
治療や入院が有料になり、ワクチンが有料になり、就労制限がなくなることで会社によっては休ませられるけど有給扱いなんてところが増えてきたり、病院や介護福祉施設に対する補償がなくなり経営への影響が出たり…
そして同時期にマスクも自由化されることで、今まではある程度強制で感染対策をさせられていたわけですが、今後は自分で考えて対策を取る必要があります。
そこで割を食うのが高齢者や基礎疾患のある人、子どもたちです。
感染対策を取らないと必然的に感染者は増えますが、そうなると重症化リスクの高い上記の人々にコロナがうつることも増えるでしょう。
感染対策をしない人の存在が感染に怯える人々への脅威にもなりえます。
…というように、5類になるとどちらかというといいことのほうが少なそうです。
ただし注意が必要なのはメディアは5類になったことで自由になった!と騒ぎ立てるでしょう。
その情報に踊らされず、周囲の人を思いやって、自分で必要性を考えて感染対策を取ることができる人が増えるような情報が増えることを祈っています。
もしよろしければ感染対策を考えるために、以下の記事も参考にしていただければと思います。
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