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インターンから始められる、メンバーとの共通言語を増やす輪読会設計のススメ

事業会社でインターンをしているohaです 🌷
今回は、私がインターンをしている時から今に至るまで、デザインチームで不定期で開催している輪読会の設計について記載します 📝

このnoteでわかること

1. 輪読会を開催すると、個人の学びが組織に伝播し、共通言語を増やすことができる
2. 輪読会は、設計が8割
3. ファシリテーションは、自分のタイプを見極めることで楽になる

輪読会の目的は「学びの循環」と「共通言語を増やす」こと

2023年4月に事業会社に新卒で入社しましたが、その前から長期インターンをしていました。
プロダクトデザインチームはジュニアのデザイナーが私だけなので、入社したての頃は何がわからないのかわからない状態だった&フルリモートなのもあって、
「まずは共通言語を増やさねば…!」
「本を読んでるだけだと『実際のところ』がわからない」
の課題感から輪読会を開催することにしました。

(ジュニアの時は作ることに集中してほしい的な話もあると思いますが、本を読むだけじゃなくて、その時間をチームに還元したい&チームメンバーとコミュニケーションを取りやすくしていきたい意図が強かったです。学生で時間があったのもあり。)

輪読会は設計が8割

これまで9回ほど(2022年5月から2023年10月現在まで)実施しておりまして、このnoteでは、基本の輪読会設計の流れをご紹介していきます。

ちなみに、私が開催する輪読会は、持ち回りで本を読むスタイルではなく、以下のスタイルをとっています。

・本の内容は事前にまとめて輪読会の前半でインプットする
・インプットをもとにディスカッション(orワーク)を実施する

実際に使っているスライド。グランドルールを最初に共有します。

ワークショップの現場ではあるあるだと思いますが、ワークショップが成功するかどうかは設計段階で8割くらい決まると思います。残りの2割はファシリテーション(異論は認めます)。

設計しよう

輪読会の設計といっても、以下の項目を考えるだけでできちゃいます。
今回は、8月に実施した「マイクロコピー」の時の設計フローから流れをご紹介していきます。簡単3ステップ!

  1. 目的を考える

  2. 輪読会後に達成していたい姿(ゴール)を考える

  3. 構成を考える

個人のTimesに記録したもの。雑ですみません。

デザインと同じで、最初に目的と輪読会が終わった後の姿を描いておくことで、設計しやすくなります。

構成について言えば、アイスブレイクはなんでもいいわけじゃないです。
メインコンテンツの内容を踏まえて、メインコンテンツの中で深まりそうな問いや、もやもやを場に置いておくイメージです。

スライドを作ろう

設計があらかたできたらスライドを作っていきます。
このnoteを書きながら気づいたのですが、講義スライドの最初にはフック的なスライドを入れていることが多いみたいです。

最初に、共感するものや違和感を共有すると、講義に入りやすい(はず)

一方的に話すのは、話し手も聞き手も疲れるので、適宜インタラクションのできるスライドを挟んでみましょう。

Figmaなので、問題を投げて答えを見せる、的なインタラクションを入れました

ちなみに、誰を指せばいいかわからない!で困ったら、ネット上にあるルーレット作成サービスを使いましょう。ランダムだし、ちょっと楽しんでもらえるしで、便利です。

ファシリテーションのコツ

自分のタイプを知ることが手取り早いかなあと思います。
私は下の図における「主導型・感情型」なので、場に投げて感情的に持っていくのが得意です。
論理的に淡々と説明するのは、焦ってしまうので苦手です。

引用:https://alvas-design.co.jp/information/7260/

なぜタイプを知るのが大切かでいうと、等身大でファシリテーションができるようになるからです。

等身大で「みなさん助けてくださいね!」と言われるのと、「輪読会がんばります(ガチゴチ)」だと、参加者は前者の方が助けやすいはずです。

ファシリテーションにおいては、問いの作法や問いの引き出し的な話もありますが、その辺りは本にまとまっているのでおすすめを貼っておきます。

終わりに

インターン生の時に、「一人で勉強しているの、ありがたいけどもったいないな〜」と思って実施していた輪読会が、いつの間にかチーム外のメンバーも巻き込めたり、「こんな本でやってほしい」と依頼をいただいたりするようになりました。

本で読んだことをアウトプットすることで、自分の知識は深まりますし、チームメンバーの実践的な考え方も共有してもえて相互理解にも役立ちました。

時間があるこそできたことだな〜と思いつつ、最近は開催できていないので引き続き開催したい!です!

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