日本で初めて祝うピーマイラオ(ラオス正月)と映画「ROMA」 (20190421)
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4月21日
朝。最近てん(犬)が家の階段を昇れるようになっている。いや、1度気付いたら2階に来ていて、1人で家にいたお母さんがびっくりしたのが先週のこと。
外でリードをつけていると、たたたん、と軽快に、むしろ「止まったら終わり」くらいの勢いで駆け抜けていくんだけれど、家の階段はだめだったんだよね。
この間の旅行で慣れたのか、2階に上がると着いてこようとして、今日は広い部分まで上ってストップ。きゅーんって声を出して助けているの図。
がんばれー
昼前に、出発。思ったより会場が遠くて、ちょっと驚く。なんか急にcharaが聞きたくなり、Spotifyで聴きながら向かう。
そう今日のお目当ては、ピーマイ(ラオ)パーティー。ラオス正月のお祝いです。ピーが「年」、マイが「新しい」、ラオが「ラオスの」。仏暦でお祝いするから、毎年4月にやるのです。
※以前別ブログにて、ピーマイについて書いています。こちらももしよければ・・・
会場。
友達が主催のNGO「ラオスのこどもたち」で働いていて、声をかけてくれました。とても一生懸命この日の準備をしていました。
1983年から始まった、 NGO「ラオスのこどもたち」。
主にラオスのこどもたちに、ラオス語で読める本を作ったり届けたり、図書館を整備して地域で持続できるように支援をする。そんな活動を37年に渡り行っています。
代表のチャンタソンさんからの挨拶。
この日本でのピーマイパーティーも、今回でなんと37回目。
たくさん人も来ていて。(150人弱くらい?)協力隊OBなどの同じ時期にヴィエンチャンやラオスにいた人たち再会したり、ラオスが好きな人やラオスと縁のある人たちとも、はじめましての出会いがあったり。
そしてバーシーの儀式。バーシー、改めていいなぁ、と思う。とてもざっくり言うと、私たちの体の中に宿るとされる精霊が外に出て行ってしまわないように、結婚式や出産などの人生の節目や新年など一年の節目に行われているもの。
祝詞を唱えてもらったあと、「健康でありますように」「よいことがたくさんやってきますように」「早く結婚できますように(ラオスにいるとめっちゃ言われる!)」等と、お祈りしながら、お互いにひもを腕に巻いていきます。この瞬間がとても好きなのです。
「ラオスの食べ物」がテーマとのことで、今回はいつも以上に気合いを入れて皆準備してくれたそうで。
約2年ぶりのラオス料理!これを全部日本で作ってくれるなんて!すごい!
幸運のラープ・・・・美味しかったー!
写真撮り忘れちゃったけれど、カオピアックもありました。
ああ、飲みのあとの夜に道沿いの屋台で食べるカオピアックの美味しかったねー、あそこのカオピアックが1番好きだったなんて思い出話をしながら、食べる。
もちろんビアラオも!
最後はラオスのパーティーの定番、ラインダンス。ゆるくて長い。笑
ひたすら同じステップを皆で繰り返します。でも色々なバリエーションがあって面白いんだよね。また酔っ払って結婚式で踊りたいなー
帰国してから、ラオスに関わる機会がなかなかないから、今回こうやって日本でラオス正月を祝えたり、ラオスのことをよく知ってる人と話が出来て、嬉しかったなぁ。
帰る前はラオスに1年に1回は行こう!なんて思ってたのに、何だかんだで1度も行かずに2年が経ちそう。どんどん自分の中のラオスが薄まっていくようで、ちょっとさみしい。
帰りは、少し寄り道。会場が池上だったので、本門寺にお邪魔する。立派な所だなーと思ったら、日蓮宗の本山でした。
結構きつかった階段。左側通行ですよーって書いてあった。そうなんだ!こういうインストラクションが結構書いてあって、なんか親切なお寺だなーという印象。
近くの商店街も、よい雰囲気。久寿餅(くずもち)が売っているお店が、多い気がしたから、有名なんですかー?と聞いたら、「いやー、お店は3つだけだよ。」と。あれ?あんまり見ないから、すごく多い気がした。(帰りに数えたら4つあったよ!)
久寿餅は、発酵させて保存しておいて、必要になったときに、必要な分だけ作れるから、商売的によかったんじゃないかな、と教えくれました。
だけれどお腹いっぱいすぎて、買わず。
帰り、たまたま蒲田の駅ビルで見たカンボジアのエコバック、よさげでした。手触りよく、デザイン可愛く、チャックまでついておる。BAL'S というそうです。
あとふと、なんでお土産ってお土産って言うのかなーって思ったら、「その土地で産まれたもの」か!と漢字でそのままだけれど、1人で感激していた。
夜は、からあげご飯。塩と醤油の2種類。あれだけラオス料理食べたのに意外と美味しく食べれてしまった。
行列の出来る法律相談所を見ながら。弁護士いるのかなっていつも思う。TVってついてるとやっぱり見ちゃうー。結婚の話。
そのあと映画が見たくなって、Netflixで 「ROMA 」を見る。アカデミー賞も3つくらい受賞したんだよね。
ああ、この監督は「美しい」ってことがどんなことなのか、よく分かっている人なんだなぁって。偉そうながら、思いました。
どのシーンも、なんだかいつ崩れてしまってもおかしくない危うい、でも絶対的なバランスというか距離感というか。ハラハラと安心感がどちらもある映像だなぁと思いました。どのシーンも映像として、よく残っています。
よーし、また明日!