ADHDの独り言①
私が発達障害:ADHDの診断を受けたのは
今から10年近く前のことではないだろうか?
今ではよく耳にする「大人の発達障害」
でも、今から7年前はテレビで少しづつ話題に取り上げられる程度で
大人の発達障害を診断してくれる専門医は少なく
また専門医が少なすぎて、初診の予約を取るのに4年待ちと
やたら初診のハードルが高い時代だった。
自分が自分のことを発達障害:ADHDではないか?
そう疑うようになったのは、睡眠導入剤を飲みすぎて
病院に運ばれた数日後、実家の部屋でたまたまテレビを見ていた時
『目に見えない脳の障害』の特集番組の中で、ADHDの人の体験談を見たときだ。
番組を見てて、「あれ?これって自分のこと?」
雷にズドーンッて撃たれたような衝撃を受けたことを思い出す。
番組に紹介されてた大人のADHDの人の体験談は
*子供の頃から物をよく無くす
*子供の頃から忘れ物をよくする
*子供の頃から不注意ミスが多い
*同じことを何度も聞く
*人の話を遮って、自分のことばかり話してしまう
*時間が守れない
*気が散りやすい
*鞄の中がいつもゴチャゴチャ
などの症状が目立つため
周囲からは「いつも自分のことばかり」と罵られ
不注意が目立つことから、「何をやってもできないね!」と怒られて
時間が守れないことから、「社会人としてのルールが足りないよね」などなど
否定や失敗談を経験し続けることで、自分のことをダメ人間と思い
生きる存在価値を失い、うつ病になり、精神科へ駆け込んだところ
今までの失敗は、脳神経伝達の機能不全による障害だったと知る。
あなたの努力が足りなかったからではない。
今まで大変ご苦労されましたね。
そんな内容のテレビ番組だった。
番組を見て、衝撃を受けた。
すぐさまGoogle検索して、『大人のADHD』について調べた。
調べてみたが、検索ワードのヒット率は低く
Google検索は英語圏まで範囲を広め、英語で情報収集して
まだクオリティの低い、Google翻訳などを導入して訳した。
自分の過去の記憶を遡り、自分が今までどれほどクズだったか。
常識なし、社会人としてクズ、人間として価値がない。
ゴミのようだ!と
言われ続け、それを信じてきたこと
嫌な記憶を蘇らせながらも
ADHDの症状について調べた。
とにかく、もし自分が発達障害なら
調べないと!
知りたい!
私のこと。
いつも、いつも
ダメだと否定され
何がダメなのかわからない。
わからないからフリをする。
私の周りの人の真似をする。
ただそれって自分じゃない。
障害だと言われても
知りたいよ、自分のことなんだから…
今でこそ、大人の発達障害、ADHD、ASP
どこでも診断してくれる時代になった。
QEEGで自分の脳派まで見れる時代。
でも、当時は大人の発達障害を診断できる専門医はあまりいなくて
昭和大学附属烏山病院くらいしか、正しく診察してくれる病院がなかった。
だから昭和大学附属烏山病院で予約をとった。
運よく私は、自身のADHDを疑った1ヶ月後に予約が取れた。
それなのに…
今はどこでも診断可で、近所のヘボいメンタルクリニックでも
『ADHD、HSP見れます!』とか書いちゃってあるけど…
HSPって…
医学用語ではないような…