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母の日にがんばる父たち。

母の日でしたね。
皆さんは、どのような一日を過ごしたでしょうか。

私はエステでお肌をピカピカにしてもらい、美容院でカット・カラー・トリートメントのフルコースをお願いしたあと、ひとりでショッピングを存分に楽しんできました。

嘘です。

これは妄想です。

本当は、家族で水族館に行きました。

子供たちが喜ぶと思って、私が提案したんですけどね。
当のキッズは「近くの公園に行きたいー」。じゃあ、私が準備している間に公園で遊んでおいでと、夫にキッズたちを託すことに。

準備が出来たので公園に迎えに行くと、「もっと遊びたいー。水族館いやだー」と言うではありませんか。なんでもいいから早く行くよと説得し、じゃあせめて最後に追いかけっこがしたいというので、夫がモンスターになって追いかけたところ、案の定、3歳の息子がすってんころりん。

膝から血を出し、べぇべぇと泣きながら、ようやく水族館に向かい始めます。(この時点で、すでに予定より1時間オーバー)

まあ、でも、子連れでお出かけなんてこんな調子ですよね。

その後も、チケットを誰が持つかで揉めて、イルカのショーがぜんぜん始まらないと怒り、その怒りを鎮めるため2本あるペロティの1本を息子が食べ、ショーが終わったあとに娘が自分のペロティを食べようとしたら、その1本も僕が食べたいと息子が言い始めてペンギンの前でケンカになり、お腹が減っているからケンカにもなるわなとランチを買ってきたら、パンじゃなくてそこで大々的に広告しているアイスが食べたいと騒ぎ、お土産を巡ってひと悶着したあと、再び館内に戻って魚たちを見ていたら、クラゲらへんで抱っこコールが始まり、タツノオトシゴでお昼寝タイム・・・。

理不尽てんこもりww

夫婦で対応しているので、なんとかなるようなものの。
折しもこの日は、母の日。
お父さんが一人で頑張っているパターンも多く見受けられました。

イルカショーがもうすぐ始まろうとしている時に、暴れる子供をひしと強く抱きしめて、必死に逃走を食い止めているお父さん。床でバタバタしている子供に「お前、もう、なんなんだよー!ふっざけんなよぉ!!」と、激怒りのお父さん。ちょろちょろ走る子供を大荷物で追いかけるお父さん。

いやー、ほんと。
お気持ちお察しします。

そもそも、大人が良かれと思って子供たちを連れてきているんですけどね。あまりに大変な事態になると「なんだよーもぅ、連れてこなきゃよかった」なんて思ったりもするんですけど。

でもやっぱり、「イルカさんってあんなに高くジャンプできるんだねぇ!」とか「タツノオトシゴはしっぽで草に掴まるんだねぇ!」とか「カメさんにサメさんがくっついているの、なんで?」とか「オリジナルの魚描いたよ!名前はシマコ!」なんて、大小様々な刺激と学びを受けている子供たちの様子を見ると、水族館行って良かった(かも)と思ったりもするわけです。

理不尽の海に時折差し込む、可愛らしいシーンや、神がかり的な笑いの瞬間を、見逃さないようにしたいものです。

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