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夫が欲しいものを、私は常に知っている。

結婚している、パートナーがいる、親と住んでいるなど、誰かと共に生活をしている人にとって、これはちょっとしたホラーストーリーです。

タイトル通り、私は夫が何を欲しがっているのか、次に何を買おうとしているのか、常に知っています。

エスパー?

違います。

携帯チェック?

そんなことはしません。

ではなぜ、夫の購買動向を知っているのか。

これは、タネも仕掛けもある話。


ある日、夫がゴルフのシャツが欲しいというので、家族みんなでハンティントンビーチのショッピングセンターに行ったんです。

とあるブランドのお店を目指していたのですが、どうも、このお店のロゴに見覚えがある。

なんだろう。

ものすごい既視感。

「これ流行ってるブランドなの?」

「うーん、どうだろう。普通じゃない?」

とのこと。

どこで見かけたか気になったのですが、私はずぼらな「じゃ、まいっか!」人です。このときの謎は、謎のまま終わりました。


ある時、私のFacebookに帽子、しかも男性用キャップの広告ばかりが出現するようになりました。

別にキャップかぶらないのに、なんでだろう?

ぐらいに思っていたら、後日、Amazonが同じキャップを届けてくれるじゃないですか!

「あ!このキャップ、いま流行ってるの?」

「うーん、どうだろう。そんなことないと思うけど」

いや、でも、だって。

Facebookの広告でものすごく見たもの!


その後も、Facebookで見た広告のアイテムが家に届く、Facebookで見た広告のお店に連れて行かれる・・・というのを何度か繰り返し、そして気づくのです。

もしかしてだけどー

もしかしてだけどー

夫の閲覧履歴、私のSNSと連動しちゃってるんじゃないのー!?


おそらく、アメリカに来たタイミングで電話番号や住所、クレジットカードやら、ネット上の登録をあれこれ変更している中で、どこかでどうにかこうにかして(超文系なのでここらへんの仕組みはまさにミステリー)、夫と私の情報が交錯しちゃったのでしょう。

もちろん夫もこの事態は知っていて、「あいやー」と言っていました。

私はあまり人の行動に首を突っ込まないタイプなので、夫が何を買っても「それいいね!」しか言わないし。

まぁ、言ってみればそれだけの話なんですけど。

夫婦やカップル、家族によっては、これ、ちょっとしたホラーにもなりえますよね。嫌がる人はものすごく嫌がりそうです。


ちなみに、最近私のFacebookを賑わしているのは、ロサンゼルス・レイカーズの優秀グッズたち。

もしかしてだけどー

もしかしてだけどー

優勝グッズたくさん買っちゃったんじゃないのー!?


そういうことだろ!ジャン!

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小倉 麻未
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