一年間どれだけベスパに乗れた!?/ベスパクラブ東京で企画するツーリングの一年
写真説明)いつもツーレポなどを寄稿してくださるベスパクラブ東京から、「2023年中の活動をまとめてみました」との連絡と合わせてテキストとたくさんの画像が送られてきました。なんでも多岐にわたる活動の中からツーリングに絞ってまとめられたものなのだとか。ちょっと気になっちゃいますよね!
感謝感謝のツーレポまとめ版
さて、今回の記事はベスパクラブのツーレポまとめ版です。冒頭でも触れているようにベスパクラブ東京が行う年間の活動から、ツーリングにスポットを当てたレポートを寄稿してくれました。いやぁ、いつもありがとうございます。
唐突ですけど、なんだかオトナの趣味活って子どものころのように“それだけに夢中になれる”って事にはなかなかなれないというイメージがあります。もちろん人によって異なるでしょうけど、好きな事、やりたい事って幾つもあるんじゃないでしょうか。だけどベスパクラブの皆さんは、きっとそのうちの一つである“ベスパ”に対して熱量高めで向き合い、趣味活を大いに楽しんでいらっしゃるような印象があったりします。そのように趣味活に熱くなれるスタンスがちょっと羨ましいというか、ステキだなと思ったりしちゃいます。
それでは、そんなベスパクラブ東京の皆さんが大いに楽しまれたであろう2023年のツーリングレポートをじっくり拝見していきましょう!
※以下、ベスパクラブ東京によるレポートになります。
2024年3月3日
前回のスプリングツーリングレポート「美味しいイタリアンからチーバ君の鼻先へ!/Vespa club Tokyo - SpringTouring」以来ご無沙汰となっていましたが、その間にもベスパクラブ東京の集まりはありました。そして毎年の事なのですが、“クラブとしてその年にどんな活動をしていたか”を振り返りつつ活動をまとめています。
2023年は大小さまざまな集まりがあって、実に26回もそうした機会がありました。これは月に約2回のペースで集まっている事になります。メンバーの中にはベスパクラブの集まり以外にも販売店のツーリングや関連イベントに参加していたり、気心知れた仲間同士でのランチや買い物に行ったり、その上さらにツーリングに出かけていたりもするので、これはもうベスパライフとしては充実の極みなのではないでしょうか。
もちろんメンバーにとって、それぞれの居心地の良い環境というのがあるでしょう。なのでベスパに乗る事や、ベスパで集まる事については、必ずしもベスパクラブが絶対ではないと思います。とはいえオーナーズクラブの一つでしかないベスパクラブですが、これだけ集まる機会を提供出来るというのはメンバー達がベスパクラブを通じてベスパを楽しみたいというニーズがあるからこそだと感じられます。
ベスパクラブ東京では3月のスプリングツーリング、7月のサマーツーリング、秋のイベントという3本柱を基軸にしながら毎月のように趣旨を変えつつ集まっています。先に記した26回という内容は定番のツーリング、ツーリングに伴う下見を始め、いちご狩り、BBQ、忘年会、海外メンバーとの交流会、より多くのベスパオーナーを招くイベント開催などなど。それに新しいグッズが発表された際には、それをゲットしたりと多岐に渡る楽しみ方を提供出来たのではないでしょうか。……そんな中、今回はツーリングに焦点を当ててレポートしていきたいと思います!
スプリングツーリング/美味しいイタリアンからチーバ君の鼻先へ!
“美味しいイタリアンからチーバ君の鼻先へ!”は以前こちらで公開してもらっていますが、意外にも(?)行った事のある人が少なかった千葉県最北端の東葛エリアを訪ねたツーリングでした。もう少し細かく説明すると、野田市にあって利根川と江戸川が分岐している関宿という場所になります。この ように地理的な話をするのは歴史的にこの地が重要な場所だった事が伺えるのと同時に、千葉県のマスコットキャラクター“チーバくん”の鼻先を目指すってなんだか夢がありますよね? ……まあ厳密には全身が赤色のチーバくんの鼻先の黒い部分ではないんですけどね(笑)。
さてベスパを介した仲間同士で集まって走るのですから、交流や情報交換のチャンスとなるランチタイムは楽しみの一つとなります。この時は目的地へ向かう道中にタリア家庭料理が提供されるレストランがあり、そのお店はグループでの利用も可能だったのでそちらをチョイス。スプリングツーリングでもあるので、メニューは春らしさを感じられる「シラスと春キャベツのペペロンチーノ」としました。食後のケーキ&ドリンクも付いてリーズナブルな価格だったという事もあり、皆がとても満足していたのが笑顔から見て取れます。
関宿では千葉県と茨城県との県境で記念写真。目的地でもあるチーバ君の鼻先に立ったという事で、シャッターを切るタイミングに合わせてそれぞれが“今どこにいるのか”を自身の鼻の部分を指差して撮りました。この日のツーリングは基本的に江戸川沿いの道を利用したルートで、信号も少なく流れも良い道だったため移動もスムーズでした。季節的に土手の菜の花が咲き乱れ、時折は花びらが咲き誇る桜もあり、季節の感じられるツーリングとなりました。
そしてツーリングがまだ終わらぬうちから、話題は次回のツーリングについて持ち切りに。ツーリングが楽しくて仕方ないメンバー同士だけあって、次のツーリングについても楽しみで仕方がないといった様子が伺えました。
梅雨入り前に初の高速道路企画/箱根ツーリング(補助的にカフェミーティングも開催)
スプリングツーリングの次には埼玉県・秩父へのツーリングを予定していましたが、これは天候不順のため延期に。実は秩父ツーリングに関して雨天による中止・延期が2度続いていて、そのうちの一つはベスパクラブ香港の女性メンバー・メイメイさんを交えてのツーリングを予定していました。
このような海外のベスパクラブメンバーとの交流の機会は可能な限り実現したいと考えていますし、滞在日程の関係から延期するのは厳しいものがあります。なので都内のランチミーティングに変更して、どうにか開催出来た事は僥倖でした。
さて本題の高速道路企画“箱根ツーリング”ですが、最近は150cc以上のモデルを所有するメンバーの参加頻度が高まってきた事もあり「高速道路を使用したツーリングもやってみたい」という声が聞こえてくるようになったからです。
そこで4月にはクラブとしての活動とは別に有志プライベートによる高速道路を利用したグループツーリングを企画してみたところ、順調にスタートが切れそうというのが見えたのでクラブの企画として開催しました。とは言えベスパクラブの集まりは50ccや125ccも多く、また排気量的には問題のないモデル(150ccや200ccなど)であっても敢えて高速道路走行を控えているメンバーもいます。そのためツーリング企画とは別に、都内でのカフェミーティングを同じ月に開催する事でメンバーが広く集まれるように企画しました。
実は今回のツーリングで箱根を目的地としたのは理由があって、アネスト岩田ターンパイク箱根の大観山駐車場にて開催の“MOTO GUZZI EAGLE DAY JAPAN 2023”を見学するためでした。普段のベスパクラブではベスパと言うスクーター、そしてラインナップされるスクーターの排気量の中で楽しんでいますが、せっかくですからいつもとは違うモーターサイクルを見る機会があっても良いのではないかという考えもありました。
メンバーの中には大型免許を取得していたり、ベスパ以外のモーターサイクル所有者もいたりします。それもあったからなのか、ちょっといつもと違うシーンでの企画に対して会話の内容が変わったりして新鮮さがありました。それに今回は高速道路が初めてというメンバーの参加もありましたが、高速走行の経験者もそれなりに参加していたため、初心者の高速道路デビューはなんら問題なく、むしろベスパによる高速走行を存分に楽しんでいたように見受けられました。
ところで、箱根と言えば美術館が多い事でも有名です。そして温泉も忘れるワケにはいきません。そのため箱根観光では美術館を巡りつつ温泉宿で一泊というのが一つの理想かなと思うのですが、今回は大観山駐車場でイベントを見学した後に箱根に立ち寄るというデイツーリングなので、あまり詰め込まず源泉かけ流しの足湯カフェが併設された岡田美術館を利用する計画としました。
岡田美術館に決めたポイントはグループツーリングに於ける駐車場問題をクリア出来る事、ランチ後のカフェタイムにぴったりなタイミングで行程を計画出来る事、足湯によるリラックスタイムを満喫出来る事……などなど。メンバーの中には美術鑑賞が趣味という人もいるため館内の見学を楽しんだり、足湯に浸かりながらベスパやツーリングの事を談笑したりと、参加者それぞれが有意義に楽しめたまさに打ってつけの美術館でした。
ちなみに足湯カフェを利用する際、腰掛けた目の前には「風・刻(かぜ・とき)」という国宝「風神雷神図屏風」を縦12メートル×横30メートルという巨大スケールの大壁画。否応なしに目に飛び込む様は圧巻の一言です。そのような美術作品を眺めながら足湯でゆっくり出来るという環境も箱根ならではでしょう。
ツーリングの宿命とでも言うべき問題として帰りの渋滞は避けようもありませんが、最後に寄ったサービスエリアでは「信号で止まる事もなかったし、一度に行ける移動距離も長いから高速道路で良かったよね」という声が聞こえてきました。メンバーの中には高速道路のハードルが高い人もいるワケですが、少しずつ機会を増やしてベスパで走れるシーンを広げていければという思いも浮かびました。
ただ、クラシックモデルのオーナーの場合「高速道路を走れる排気量であっても車体への負担を考慮して高速道路は利用しません」とか、「125cc(またはそれ以下の排気量)だから高速道路には乗れません」というメンバーもいるため、暫くは都内でのミーティングも併せて開催する事でメンバー達の集まれる機会を作っていくべきだと感じています。
例えばですが、クラブとしてもう少しツーリングをサポート出来る人達が増えてきたなら、高速道路で行くグループと一般道で行くグループというカタチで同じ目的地を目指すというのが将来的にはベストなのかも知れません。
サマーツーリング/横須賀・夏の海風ツーリング
例年は7月にサマーツーリングを開催していましたが、今年は夏のBBQミーティングを企画したため8月の計画となりました。元々は神奈川県・三浦半島最南端の城ヶ島を目的地としていましたが、昨夏の猛暑ぶりを考慮して手前側になる横須賀を目指す事になりました。
横須賀での定番ランチは海軍カレー。他にもハンバーガー、和食・洋食の海鮮ものなど、食べ処が盛りだくさんのエリアでもあります。当初は駐車場が確保出来る事から旅館でのランチを考えていましたが、“食べる”に関して幅広く楽しめるのが横須賀だったりするワケですから、参加者が自由に好きなものを選んで食べられるよこすかポートマーケットを利用する事にしました。なお施設の近くには記念艦三笠が保存されている三笠公園もあるため、ベスパを降りて散策する事も出来ました。
さて、ツーリングの定番でもある横須賀。ここから先は、ちょっとパワースポットへブラ旅をしてみたいと思います。実は「興味深いスポットがある」というメンバーからの情報提供によって下見の際にチェックしてみたのですが、駐車場もロケーションも、それにちょっとしたアクティビティ(?)も楽しめるというところで俄然興味が湧きました。それが叶神社という所です。
叶神社は浦賀港の東西にあって、それぞれ東叶神社と西叶神社と言うそうです。そして双方に、ポンポン船なる愛称で親しまれている小舟を利用して行き来する事が出来ます。今回は東叶神社にベスパを止め、それぞれの神社での参拝と勾玉お守りを受け取り、人との出会いの縁が結ばれる事を願いました。
今回は真夏のツーリングという事もあり、気温を見つつ横須賀ポートマーケットで引き返す事も考えていました。しかし思いの外参加者達が暑さへの耐性(?)があったので、叶神社まで足を延ばす事が出来ました。叶神社は海辺にあるため海風が心地良く、厳しい暑さも少しだけ和らいだのが救いとなっていたのかも知れません。
次回は元々行きたかった城ヶ島まで、シラスを食べに行くツーリングが出来ればと思います。ただ夏場は日が長くて一日に動ける時間も多い反面、参加者の体調などに気を使う必要があります。なのでシラスツーリングは、諸々を考慮しつつタイミングを見計らって企画していきたいと思います。
ナイトツーリング/メンバーに根強い人気の夜間活動(?)
ナイトツーリングなる夜間活動に関してですが、ここ数年ほど開催の実績がありませんでした。ところが昨年に久しぶりのナイトツーリングを“工場夜景を楽しむ”というテーマで企画したところ、思いのほか反響があって今年もナイトツーリングを希望する声が集まりました。実は開催実績がなかった期間、結構な頻度でゲリラ豪雨に見舞われていました。それも毎年という勢いで。そのため企画しても中止となるケースが続いていたのです。
夜のツーリングは普段と違った楽しみ方が出来るツーリングですから、“夏場の一つの楽しみ”としてメンバー達から望まれるのもわかります。そこで楽しめる事を念頭に、今回はベイエリアを中心としたツーリングコースを組んでみました。
実はツーリングコースを決定するにあたって、以前から下見を必ず行っています。その理由はスムーズに走れるようにするためだったり、時間帯による交通制限などを把握しておくためだったりします。実際に今回のコースに於いて、計画段階でのゴール地点はゴールが想定される時間に“関係車両を除き夜間に通行止め”となる事が下見によってわかったのです。しかも計画段階のスタート地点ではツーリング当日に音楽フェスイベントが開催される事もわかりました。
もしも下見で得られた情報を事前に把握出来ていなければ、想定外の事態にあたふたしてしまっていたのだろうと想像します。それだけに事前の下見が大事だと改めて感じましたし、今回も下見を踏まえた上でツーリングコースを詰められた事が良かったと思えました。
さて、ナイトツーリングの当日です。スタートして、まずは東京のランドマークの一つであるレインボーブリッジを目指します。レインボーブリッジ通過時には、お台場の夜景や都心の夜景を楽しめ、ループしている部分ではベスパの車列が流れていく様子も楽しむ事が出来ました。
その足で向かったのは東京タワー。ずっと東京のシンボルとして形を変えずに立ち続けてきた赤い塔ですが、夜はライトアップに照らされて真っ赤に染まり、遠くからでも近くからでもその姿を楽しむ事が出来ます。……という事で、一度止まって撮影会を楽しみました。
次に目指したのは銀座・中央通り。銀座のメイン通りだけに、立ち並ぶビルのテナントも華やか。……ですがこの通りは夜でも本当に明るく、東京の夜の彩を楽しめるスポットの一つです。それに晴海通りと中央通りが交差する銀座四丁目の交差点にある和光の時計塔を始めとして、歴史ある建物のライトアップが見られるのもこのエリアの魅力の一つと言えるでしょう。
ライトアップされた歌舞伎座を横目に見つつ、晴海通りを進んで東京の湾岸エリアを走ります。そして辿り着いたのが、湾岸エリアの夜景スポットとしては比較的新しい東京ゲートブリッジ。この東京港臨海道路という東京湾を走り抜ける一般道にかかる東京ゲートブリッジは、レインボーブリッジの約3倍の長さと90m近い高さを誇り、通過してきた東京タワーや東京の新名所たるスカイツリーといった“東京の現在”を見渡す海上360度のパノラマを堪能出来ます。ただこの日の走行時間帯では海が真っ暗闇となり、トラス構造の主橋梁部が白くライトアップされた姿が幻想的に映ります。さらに通過している間に感じる“なんとも言えない不思議空間をすり抜けていく感覚”は、ちょっと他所では味わえない体験かも知れません。
ラストは東京ディズニーリゾート脇にある浦安市運動公園。そこが今回のゴール地点です。運が良ければ東京ディズニーリゾートの花火ショーが見られるかも(?)という期待もありましたが、残念ながら風が強かったせいもあるのかそれは叶いませんでした。
夜は待ち合わせする場所や走るコース、それに時間帯なども配慮する必要があります。ただしそれでも、いつもとは少し違う楽しみがあるのもナイトツーリングです。真夏の強い日差しから逃れ、日が沈んだ後にベスパで軽く流す。それだけの事ではありますが、改めてメンバー達にとって“夏場の一つの楽しみ”になっているのがナイトツーリングなのだと感じられました。
秩父ツーリング/一年が終わる前に今度こそ(四度目の正直)
秋のベスパイベントも終わり、今年一年も終わりが見えてきています。12月は数年ぶりに忘年会が計画されているため、ツーリングはこれで最後です。普段はベスパに乗って集まるので、お酒を飲む機会はなかなかありません。飲む機会というのはそれはそれで楽しみではありますが、ベスパで集まるとなればやはりツーリングしたいというのが本音でしょう。
そこで、今年最後の目的地として選んだのは秩父。実は計画するたびに雨天中止となり、なかなか行けなかった場所なんです。……というワケで、今回のツーリングタイトルには「四度目の正直」が付け加えられました。
さて、秩父は紅葉でも人気のスポットです。なので紅葉に合わせた計画では、観光客が押し寄せている状況が想像されます。当然ながら目的地までの渋滞も目に見えるようです。夏前に計画したタイミングでも渋滞の懸念があったので無理に目的地までベスパで向かう事はせず、途中の駅にベスパを置いてそこから電車で移動するのもアリ(?)なのではという案もありました。
やはり秩父までは鉄道沿いのコースという事もありましたし、全員揃ってベスパで走り切らなくても良いのかなと。現在のベスパクラブは皆でワイワイ楽しめるのが一番という雰囲気もありますので、ベスパと鉄道のハイブリッドも可能だったりするのかなというところです。
ただし今回、けっきょく冬入り前の紅葉が終わったタイミングを見計らっての計画となりました。そのため渋滞のない谷間のワイディングを楽しみつつ秩父まで到達出来ましたし、観光エリアでの混雑に出くわす事もなく、それぞれ気になっていたお店でのランチを楽しめました。
それとクラブの雰囲気という話では、「せっかくここまで来たのだから」とランチ後にツーリンググループを離れるメンバーもいました。もう少し足を延ばして別のルートで帰ろうだったり、一泊してもう少し楽しんでから帰ろうといった具合です。ベスパクラブとしてのツーリングを楽しみながらそれとは別に個々の希望を盛り込んだりして、“機会を自分なりに堪能してみよう”という事も出来るのだという雰囲気になってきたのかなと感じられました。
下見の話とまとめの話/2023年はツー活が盛況でした
2023年は26回も集まる機会があったベスパクラブ東京ですが、今回はその中でもツーリングにスポットを当ててレポートさせていただきました。一言にベスパクラブ東京と言っても、在籍しているメンバーが住むエリアは様々です。可能な限り同じ方面の行き先とはならないように、毎回考慮しながらツーリングを企画していきました。それもあって開催地域や方面別に、普段なかなか参加出来ないメンバーの顔ぶれもあったりして新鮮な感じがしました。もちろん毎回リピート参加してくれるメンバーも多くいて、どのツーリングも大いに盛り上がったように思います。
さて、ベスパクラブ東京としてのツーリングはいきなり当日を迎えるワケではありません。事前に下見を行って“交通の流れ”を取るか、“分かりやすい単純なルート”を取るかを判断したりします。他にも“食事”や“立ち寄る場所”だったり、“駐車スペースの確保”についても利用施設の方と調整したりしています。
下見によって当日はシナリオに沿った滞りのないスムーズなツーリングが実現するワケですが、実は下見が一番おもしろいと感じたりもするそうです。本番ではない事から下見に参加するメンバーは少ないですが、計画段階で少人数だからこその思いがけない発見や体験がフットワークの軽さによって得られるのが楽しいのだと言います。
やはり少人数であるため、気兼ねなく止まったり曲がったりが出来たりします。なので事前に目星を付けておいた立ち寄り地の他にも、予備的な扱いとしていた場所や突発的に思いついた場所までチェックする事が可能です。そういうプラスアルファな場所まで訪れたりしながらルートを巡るので、より多くのところを見て、グループで入るのが難しいようなお店で食事する事も出来たりします。下見と本番で2回行けるという事は、グルメ的な部分でも食べるチャンスが2倍になるという事です。
まだあります。地図上で見つけ切れなかったおもしろそうな道を見つけた時は実際に走ってジャッジをするワケですが、カーブや曲がり角が多かったり、距離が延びてしまって時間的にグループツーリングで使い難いという事だってあります。でも下見の時であれば小回りを利かせて、そうして入り込んだ先にある様なスポットを巡って楽しめたりもしますし、そういう時にこそ新たな発見があったりもするワケで、やはり下見ならではの楽しみがあったりするのです。
年末年始は忘年会や新年会が開催され、いつも以上にメンバー同士が顔を合わす機械に恵まれました。その中で「今年のツーリングは○○○に行こう」や「話題の○○○に行きたい」という声が聞こえてきたり、「もっといろいろなシーンに参加したいからベスパを入れ替えようかな?」とか同様の理由で買い足しを考えるという声もありました。
どうやらメンバー達にとってもクラブとしての活動や集まりは、楽しいものだと感じてくれているようです。そういった声を聞けるとイベントにツーリングなどなど、2024年も楽しい1年にしていこうという励みになります。それに集まり的な行事だけではなく、よりクラブを楽しむためのきっかけにもなるグッズの企画など、とにかく盛りだくさんの一年をメンバー達と共有していけたらという思いが膨らみます。
同時に、新たに参加してみようという方も大歓迎です。日頃のベスパクラブ東京の様子はFacebookやInstagramでも公開していますので、そういったところから活動の様子を知っていただくのもありでしょう。その上で東京在住にしてベスパクラブ東京に参加したいという事でしたら、ぜひSNSのプロフィール欄をチェックの上ご連絡ください!
メンバーの一員として、ベスパと過ごす時間を楽しんでいただければ幸いです。