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車載カメラのド迫力画像で追うウェットレース/VespaGP-2023シーズンRound2

写真説明)怒涛の荒天下レースとなった2023シーズンのVespaGP第2戦。飛礫となって迫り来る飛沫の中、ライダー達は怯む事なくアクセルを開け続けます。勝利を掴むのは誰?


Newフェイスも登場して話題性たっぷりの第2戦だったりします

VespaGP・2023シーズンの第2戦が、6月11日(日)に日光サーキットで開催されました。6月と言えば梅雨。そのせいで当日の天候が気になるところ(まあ、雨だったんですけど)。そして気になると言えば今回から参戦開始のNewフェイスだったり、現状唯一の4stマシン(他は全て2st勢)の動向だったり……と、やっぱり話題豊富なシリーズ第2戦です。それでは第2戦レースレポートをお届けしていきましょう!
【◎取材協力:VespaGP事務局 ◎写真:小林/菊地 & 事務局】

ご覧の様に第2戦・日光ラウンドは荒天。それでもスケジュール通りに動き出すのがレースです。さあ、張り切っていきましょう!
受付&車検を終えたライダー達はいつもの様にマシンを並べます。レースは本気でしっかり取り組み、理路整然とマシンを並べ、カッコ良くVespaGPをアピールするのです


けっこうな降りだけにライダー達はしんどいんじゃないでしょうか

雨と飛沫で視界は最悪。速いライダーはインからズバッと。アウトからライバルが被せてきて……。おっと、この局面をどう乗り切りますか!?

VespaGP第2戦の舞台となったのは栃木県の日光サーキット。ここは4輪も走行可能なため、10~15mというコース幅を持つサーキットです。12のコーナーで構成され、全長は1.027km。テクニカルなインフィールドに対し、「どこまで開けていけるか?」と言わんばかりの度胸一発アウトフィールドといった印象。レーシング・ベスパには手強いサーキットと言えそうです。
今回のVespaGPは、「日光チャレンジロード」のタイムスケジュールに組み入れられるかっこうでの併催です。ただ、天候のほうは朝から雨。予報では夕刻まで雨という事なので、各ライダーとも気持ち的には「走る間だけでも止んでほしい」と願っていたに違いありません。
それでも分刻みのスケジュールが動き出し、受付、車検と、参加ライダー達の一日が忙しなく始まります。この日の車検を担当していたのは♯12中村選手。降り頻る雨の中、検査車両を手際良く捌きまくっていました。

そんな中、本戦から参戦を開始した♯77田辺選手に注目してみたいと思います。どうやら参戦は、前戦で注目した♯2黒住選手に勧められたからなんだとか。普段からバイクレースも楽しんでおられるという事ですが、ベスパ・PX150も所有されているそうです。そんな田辺選手にとっての初VespaGPはウェット。それもけっこうな降りのタイミングもあったりする荒れ模様なんですが、せめて走行時間だけでも止んでくれたら……できる事なら小降りでもいいので天候の回復を期待したところではあります。
それから第1戦と同様、♯5菊地選手にも注目です。やはり現状で唯一の4st・ATレーサーだけに動向が気になるというもの。交換部品の少なさもあって、エントリーの敷居の低さは興味をそそられる人も多いんじゃないでしょうか。それに戦闘力の面は大いに気になるところ。他の2st勢に対して高速コーナー、低速コーナー、エンジンの伸び、瞬発力などなど。どの様なシーンでアドバンテージがあるのか、逆にウィークポイントが露呈するようなシーンがあるのかも気になります。

VespaGPのための練習走行が始まるとのアナウンスに従い、各ライダーがコースインの準備を始めます。そしてオフィシャルの合図により1台ずつ順にコースイン。この段階では、まだマシンとライダー自身を慣らすため各々が様子見といった状況。それでも少しずつペースを上げながら、コースの状態やラインの確認などに余念がありません。
そうこうしていると練習走行の時間も終了。まだ本領を発揮するような段階ではありませんが、♯5菊地選手が54"834で練習走行枠でのベストラップをマーク。これに続くのが♯23宮地選手の54"836で、上位タイムの2台は共にMASTER-KINGライダーの称号持ち。荒天の中、さすがです。以下、55秒台から1分11秒台に13台がひしめく状況です。

練習走行から凡そ1時間後、決勝グリッドを決めるべく予選タイムアタックがスタートです。雨の中での予選では、いかにクリアラップを作り出せるかがキモと言えそうです。もちろんドライコンディションであってもクリアラップが重要である事に変わりありませんが、前走者の巻き上げる飛沫の中では視界ゼロに近い状況となり、危険度も飛躍的に上昇するのは間違いありません。そうなるのを避けるべくラインをズラせば、自ずとベストラインからも外れてしまうというジレンマとの戦いとなってしまうでしょう。
そうしたライダー各々の葛藤や駆け引きの結果がどうなったのかが気になります。予選トップタイムをマークしたのは、唯一人53秒台を叩き出した♯23宮地選手。練習走行で気を吐いた♯5菊地選手は53秒台に一歩届かずながら2番手タイムをマーク。以下、2名が54秒台で続き、これに4名が55秒台という結果。さらに58秒台までに3名が連なり、1分台となった4名がMID-TOP賞の対象となりました。

さて、予選結果に基づくグリッド順を紹介していく前に、VespaGPならではの特殊ルールについて今回もさらっと触れておく事にします。それが主にグリッドに関する事でもあるので。
まずはグリッド順。リバースグリッド方式と呼ばれ、予選タイムの速かった者ほど後方に着くというもの。そして各ライダーには過去の戦歴などを考慮した称号が与えられていて、その称号毎に決められたビハインドタイム(コースや状況などによって事務局が決定)に則った時間差スタート方式が採用されています。具体的には最初にGP称号のライダー達がスタートして、その数秒後にMASTER称号のライダー達がスタート。今回設定されたMASTER称号へのビハインドタイムは20秒で、そこからさらに数秒遅れてMASTER-KING称号のライダー達がスタートという流れ。ちなみにMASTER-KING称号へのビハインドタイムは、MASTER称号のライダー達がスタートしてから3秒後でした。

このルールって速いライダーへのハンデという事になるのですが、参加者達は皆が納得済みなんです。何故か? それは“スタート直後から後方に取り残されてバトルに絡んでいけないという事態になり難い”から。
VespaGPやミニバイクレースに於けるスプリントレースって、10周から15周程度で決するレースがほとんど。それだとスタートで出遅れて差がついてしまうと、ほぼ巻き返すというのが困難です。だけどVespaGPのリバースグリッド×時間差スタートであれば、至るところでバトルが勃発して参加ライダーにとってもギャラリーにとっても白熱したレース展開が楽しめるというワケなんです。
MID-TOP賞が設定されているのも好影響の様です。中盤以降のポジションでも表彰台のチャンスがあるので、ライダー達のモチベーションに繋がっているのは間違いありません。
こうした独自ルールによってライダー達が楽しくレースを楽しむことができるうえ、サイドバイサイドのバトルが頻発するので観る側にとっても楽しめるレースとなるのです。まだ直に観た事がないという人は、ぜひ一度ご覧になることをお勧めします。もしかしたら参加の準備を始める事になってしまうかもしれませんが、それも間違いなくお勧めである事に変わりありませんから。

自ら4st・ATレーサーを駆る事務局の菊地さん。朝からライダー以外の仕事もこなしつつ、MASTER-KING称号持ちとしてレースへのコンセントレーションも高めている!?
ゼッケン2番は黒隅直臣選手(PROJECT G/GP称号)のマシンです
ゼッケン5番は菊地信康選手(COMPLETELOOK/MASTER-KING称号)のマシンです
ゼッケン7番は牧野文人選手(短パンガレージ/MASTER称号)のマシンです
ゼッケン12番は中村賢司選手(お酒のNAKAMURA/GP称号)のマシンです
ゼッケン20番は尾西洋一選手(茅ヶ崎ボンバー/MASTER称号)のマシンです
ゼッケン22番は柳本卓也選手(BUSINESS-ART/GP称号)のマシンです
ゼッケン23番は宮地貴之選手(BUSINESS-ART/MASTER-KING称号)のマシンです
ゼッケン27番は佐藤充弘選手(Suger Broters/GP称号)のマシンです
ゼッケン28番は佐藤剛選手(QUARTER DRAGON/MASTER称号)のマシンです
ゼッケン33番は尾崎雅夫選手(Vespa Club Kanagawa RT/GP称号)のマシンです
ゼッケン43番は佐藤守孝選手(Suger Broters/GP称号)のマシンです
ゼッケン55番は三浦拓郎選手(短パンガレージ/GP称号)のマシンです
ゼッケン61番は松本諭選手(茅ヶ崎ボンバー/MASTER称号)のマシンです
ゼッケン62番は飯塚隆行選手(茅ヶ崎ボンバー/GP称号)のマシンです
ゼッケン77番は田辺寛久選手(PROJECT G/GP称号)のマシンです
さあ、コースインです! 車検を担当された中村選手も準備万端!!


雨だろうがなんだろうがガチです! 凄すぎます!!

バックストレートで高速バトルを展開するトップライダー達が凄すぎる! この飛沫が速さの証明 !! 
そしてこの直後のブレーキングが勝負を分ける!!!!!

さて、それではグリッド順&参加ライダーを予選結果と共に紹介していきましょう。まずは1列目、1番グリッドから順に♯62飯塚選手/1'06"001、♯2黒隅選手/1'03"089、♯43佐藤(守)選手/1'02"387、♯27佐藤(充)選手/57"922の4選手が並びます。続く2列目も順に♯33尾崎選手/58"095、♯12中村選手/1'03"089、♯22柳本選手/57"239、♯77田辺選手/55"623の4選手。以上、ここまでが最初にスタートするGP称号持ちです。
次いで9番グリッド以降がMASTER称号持ちですが、この中にGP称号ながら前レースで表彰台に上がった選手が1名混ざります。それは前レースで秒遅れスタートのMASTER称号ライダー達から逃げ切って、見事優勝を果たした♯55三浦選手です。55"550をマークした三浦選手から順に、♯61松本選手/55"449、♯28佐藤(剛)選手/55"099の3名が3列目。そして12番グリッドに♯7牧野選手/54"634、その横に♯20尾西選手/54"292が並び、この9~13番グリッドに着いた5名の選手達が20秒遅れでスタートする事になります。
さらに最後列に陣取っているのが、共にMASTER-KING称号を持つ♯5菊地選手/54"089、♯23宮地選手/53"479です。彼らはすべてのライダーがスタートを切ってから3秒後のスタートです。MASTER-KING称号持ちはルールにより賞典外となりますが、彼らのうちどちらかがファーストチェッカーを受けると、MASTER-KING称号持ちを除いたリザルトの1~3位のポイントが減点されてしまうというルールがあったりします。そのためGP称号&MASTER称号それぞれのライダー達は、MASTER-KING称号持ちから徹底的に逃げまくります。MASTER-KING称号持ちはオーバーオールWinを狙い、それ以外のライダー達はせっかくの表彰台で減点などされないため……そうしてすべてのライダーがファーストチェッカーを目指していくワケです。

さあ、ここでいよいよ決勝がスタートです。1コーナーに勢いよく飛び込んだのは♯43佐藤(守)選手。他のライダー達は団子状態ながら、アウトから被せてきてる♯33尾崎選手が一歩リードしているか。これに♯77田辺選手、♯12中村選手が喰らいつくかっこうでVespaGP第2戦が動き出しました。
この先頭集団が4コーナーに差し掛かるタイミングで後発組がスタート。後発組を牽引するように1コーナーへと飛び込んだのは♯7牧野選手。これに♯28佐藤(剛)選手、♯20尾西選手が続きます。そして後発組のスタートから凡そ3秒遅れでスタートした♯23宮地選手と♯5菊地選手が、4コーナーに差し掛かる頃には後発組の♯55三浦選手をロックオン。
そうこうしていると先発組の先頭集団がホームストレートへと戻ってきました。オープニングラップをトップで駆け抜けたのは♯33尾崎選手。2番手には♯12中村選手、3番手には♯77田辺選手というオーダー。
2周目を終えた辺りで♯77田辺選手が仕掛けていく模様。そのまま2コーナーのインを突き、♯12中村選手をパス。また後続組にも動きが。なんと1コーナーでは♯23宮地選手が後続組の集団から抜け出し、これに喰らいつくのが♯20尾西選手と♯7牧野選手という様相。
3周目のバックストレートエンドではトップ集団になにやら動きが。またも♯77田辺選手が仕掛けていき、♯33尾崎選手をパス。これでトップが入れ替わり4周目に突入。先頭集団のオーダーは♯77田辺選手、♯33尾崎選手、♯12中村選手という順に。これに放されまいと♯22柳本選手が続きます。
5周目に入ってもなお先頭集団のオーダーは変わらず。♯77田辺選手はこのまま逃げ切れるのでしょうか? ここで後方に目をむけると、なんと♯23宮地選手が6番手まで浮上しているという事実。同じタイミングで♯5菊地選手も9番手まで浮上。なにやらMASTER-KING称号持ちの2人がレース後半戦を掻き乱していきそうな予感がします。

いっぽうでトップを行く♯77田辺選手は6周目に入る頃、徐々に後続との差を広げ逃げ切り体制の構築に成功した……かのように見えましたが、ここにきて♯23宮地選手が5番手へと浮上。そのまま前を行く♯22柳本選手を視界に捉えたまま追走し、ついにバックストレートへの進入ラインでパスして4番手。着々とトップを捉えつつあるようです。
先頭が最終コーナーを立ち上がって7周目の1コーナーに差し掛かる頃、その後方に目をやると♯12中村選手が♯33尾崎選手をパスして2番手に浮上しているという状況。……かと思えば、7周目の1コーナーへのアプローチで♯23宮地選手がついに♯33尾崎選手もパス。これで一気に3番手まで浮上してきた♯23宮地選手ですが、3~4コーナー辺りに差し掛かると前を行く♯12中村選手もロックオン。そのまま5コーナーで♯12中村選手交わすと、もう目の前には♯77田辺選手だけ。このタイミングで♯5菊地選手は8番手まで順位を上げている模様。
かたや♯23宮地選手は最終コーナーでトップの♯77田辺選手をロックオンすると、8周目の1コーナーへのアプローチでサイドバイサイドの攻防からインを奪い、2コーナーで綺麗にパス。なんと最後尾からの猛烈な追い上げで、とうとうトップを奪取。ここからは2位以下をどれだけ離す事が出来るかで更にギアを上げていく♯23宮地選手と、起死回生の逆転劇を狙う♯77田辺選手といった様相。
しかしここで気づけば怒涛の追い上げを見せていたのは♯23宮地選手だけではなかったのです。なんと3番手には♯20尾西選手が。そして4番手に♯28佐藤(剛)選手。おっと、ここで4コーナーの外側にマシンを押す♯12中村選手の姿が。どうやらそのまま戦列を離れる模様。

そして9周目に入っても、依然トップは♯23宮地選手。しかしここまでに2番手争いに大きな変動があった模様。どうやら♯20尾西選手が2番手に浮上し、♯28佐藤(剛)選手が3番手に。共に順位を一つずつ上げてきています。4番手には雨のデビューレースで果敢に攻める♯77田辺選手の姿も。更に♯5菊地選手が5番手までジャンプアップしてきている事にも驚きです。やはり終盤にきてMASTER & MASTER-KING称号を持つライダー達の強さが光ります。
オーダーも変わらぬまま10周目、とうとうファイナルラップに突入です。そのままのペースを維持しながら♯23宮地選手が各コーナーを抜け、ついに最終コーナーを立ち上がると、競技長による指差しと共にファーストチェッカーを受けました。後続も順位を変えずにゴール。♯5菊地選手は♯77田辺選手に一歩届かぬまま5位でゴールという結果に。

決勝に向けたコースインのため、各ライダーが備えています。コースイン後、そのままコースを1周してホームストレートに戻って来たところで、予め公表されている各々の指定グリッドに着いていくという流れになります
1列目と2列目がグリッドに着いた状態です。彼らが通常スタートで先行した後、(写真には写っていませんが)後方に着くライダー達が20秒遅れてスタート。更に3秒遅れてMASTER-KINGライダー×2名がスタートします
ここからはレースの展開とは無関係に熱いバトルの様子について見ていきましょう! 前を行く♯5菊地選手に追い縋る♯43佐藤(守)選手の図です
こちらも1コーナーへのアプローチ。理想的なラインを狙う♯23宮地選手と♯62飯塚選手に対して、早めに切り込んでインを奪いたい♯20尾西選手の図です
アウトいっぱいから1コーナーへのアプローチを始める♯27佐藤(充)選手と、それを交わしてインを奪うべく一瞬早くマシンを傾けだす♯23宮地選手の図です
1コーナのインに寄せていく♯22柳本選手に対して、追う立場の♯33尾崎選手もアプローチを開始するの図です
2コーナーを抜けて3コーナーへのアプローチで先行する♯7牧野選手と、攻略の隙を伺ってチャンスを待つ♯5菊地選手の図です
3コーナーのクリップを過ぎようかといった辺りを攻める♯23宮地選手と、それに喰らい付く♯20尾西選手の図です
3コーナーを立ち上がって4コーナー(右カーブ)へのアプローチのため、マシンを起こし出す♯43佐藤(守)選手と♯23宮地選手の図です
手前の6コーナー立ち上がりから速度を乗せつつ、7コーナーを抜けてなお速度を高めていく♯7牧野選手、♯28佐藤(剛)選手、♯20尾西選手の図です
9コーナーの先、目の前に迫る10コーナーでのブレーキングが頭を過ってもアクセルを緩めるワケにはいかないバックストレートでのスピードバトルに挑む♯7牧野選手と♯23宮地選手の図です
どこでブレーキングを開始するかが命運を分ける10コーナーが目前に迫る中、伏せ姿勢でまだアクセルを緩めない♯77田辺選手と、体は起こしてもまだブレーキに手を掛けていない♯62飯塚選手の図です
バックストレートエンドでのブレーキング勝負から、10コーナーのクリップを掠めていく♯7牧野選手と♯20尾西選手の図です
10コーナーを立ち上がってから11コーナーへとアプローチしていく♯33尾崎選手と♯77田辺選手の図。その前を走るライダーは確認出来ずごめんなさい(汗)
11コーナーを立ち上がって12コーナーへのアプローチを開始する♯2黒隅選手。前方には12コーナーを抜けていく♯43佐藤(守)選手、♯5菊地選手、♯7牧野選手の姿も
12コーナーを抜け、ホームストレートへと帰ってきた♯2黒隅選手と♯23宮地選手の図です。写真のないコーナーもありましたけど、これが日光サーキットを攻めるライダー目線での1周という事になります


RESULT

GP-Class表彰

左から順に)2位:佐藤(剛)選手/MASTERライダー、1位:尾西選手/MASTERライダー、3位:田辺選手/GPライダー

MID TOP賞

左から順に)MID-2:黒隅選手/GPライダー、MID-1:佐藤(充)選手/GPライダー、MID-3:佐藤(守)選手/GPライダー
車載カメラのため後方からの画像ばかりですが、ここからはリザルト順に走りを見ていく事にします。まずはMASTER-KINGライダー/♯23宮地選手(賞典外)
MASTERライダー/♯20尾西選手(1位入賞)
MASTERライダー/♯28佐藤(剛)選手(2位入賞)
GPライダー/♯77田辺選手(3位入賞)
MASTER-KINGライダー/♯5菊地選手(賞典外)
MASTERライダー/♯7牧野選手
MASTERライダー/♯61松本選手
GPライダー/♯22柳本選手
GPライダー/♯33尾崎選手
GPライダー/♯55三浦選手(GPライダーなのにルールによる秒遅れスタート)
GPライダー/♯27佐藤(充)選手(MID-1受賞)
GPライダー/♯2黒隅選手(MID-2受賞)
GPライダー/♯43佐藤(守)選手(MID-3受賞)
GPライダー/♯62飯塚選手
GPライダー/♯12中村選手(DNF)


第3戦のレポートもしっかりお届けの予定です

全参加ライダーによる合写真は“マシンといっしょ”がVespaGPのお約束です!!

今回のVespaGP-2023シーズン第2戦のレポートはいかがでしたか? 降り頻る雨と前走者が巻き上げる飛沫とで、想像以上にライダー達を苦しめたであろう事は容易に窺い知れるというもの。それでもそんなハードモードな状況下、賞典外であるのにブッチ切りまくっている♯23宮地選手の速さは敢えて言いますが異常です。なにせ開幕戦から連続して最後尾からの秒遅れスタートでありながら、すべてのライダーを抜き去りファーストチェッカーを受けているのですから。

それと今回注目していた♯77田辺選手ですが、荒天のデビューレースで3位表彰台というのはスゴい事です。なにがスゴいかって言うと、MASTER称号のライダー達に割って入っての表彰台ですからね。今後もVespaGPを盛り上げてくれそうな予感がします。

そしてもう一人の注目ライダーである♯5菊地選手ですが、賞典外のMASTER-KING称号持ちを加えてカウントした順位こそ5位というものでしたが、ベストタイムで見れば53"750で、これは♯23宮地選手/53"223に次ぐ2番手の記録です。MASTER-KINGライダーである菊地選手のポテンシャルが高いのは当然として、察するに4st・ATレーサーと日光サーキットの相性が良いのかも知れませんが、日光サーキットに限って言えばマシンの戦闘力は2st・MTレーサーに引けを取らないレベルと言えそうです。まだ2戦を紹介した段階で決めつけるのもどうかと思いますので、その辺りの検証はシーズンを通して見ていきたいと思っています。

なお今シーズンのVespaGPは、既に第3戦が7月30日(日)にサーキット秋ヶ瀬にて開催済みだったりします。当然、第3戦のレースレポートもお届け予定なのでお楽しみに!

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