会社役員、どう選ばれている?
役員の選出は現場から見えにくいものです。
その在り方は各社で違うものの、最近増えてきているのが「指名委員会」を活用したプロセスです。
どんなものなのでしょうか?
指名委員会は経営陣の選解任を議論する組織
「指名委員会」とは、取締役会の中に設置される組織のひとつです。
経営陣の選解任を議論する他、後継者の育成基準などもチェックする役割を担っています。
かつては経営トップが裁量権を持ち、自ら指名するケースがありました。
しかし企業統治の観点から、近年はこうした仕組みが導入され始めています。
選出→審議→決定で役員は選ばれる
では、どんなプロセスで役員が決められているのでしょうか?
例えば、プロセス例をひとつお示しします。
① まず役員等の候補者が選定され、候補者の情報が整備されます
② 次いで委員会と候補者とで面談が実施されます
③ 委員会で審議され、その結果が取締役会に答申されます
かつては現場から分かりづらかった役員指名。
しかし、最近は指名委員会に社外取締役なども参画することで、手続きの客観性を高め、透明性を上げようとしています。
このプロセスに絶対はありませんが、色々な目によって見定められることで、少なくとも属人性は排除できそうですね。
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