世界にたった3社!?ヘクトコーン企業とは何か?
創業まもないながらも、業界にさまざまな影響をもたらすスタートアップ。
そのなかでも非常に顕著な実績を出した企業を「ヘクトコーン企業」と呼びます。
「ユニコーン企業」や「デカコーン企業」とどう違うのでしょうか?
ヘクトコーン企業かどうかを決める「4条件」
ヘクトコーン企業は、「設立から10年以内」「企業評価額が1,000億ドル以上」「非上場企業」「テクノロジー企業」の条件を満たした企業のことを指します。
ヘクトコーン企業、ユニコーン企業、デカコーン企業の違いは、主に「企業評価額」にあります。それ以外の条件は同じです。
中身を見てみましょう。
【3社に共通する条件】
設立から10年以内
非上場企業
テクノロジー企業
【企業評価額ごとの分類】
企業評価額が10億ドル以上の企業:ユニコーン企業
企業評価額が100億ドル以上の企業:デカコーン企業
企業評価額が100億ドル以上の企業:ヘクトコーン企業
では、2023年現在、どの企業がヘクトコーン企業と言われているのでしょうか?
世界中でヘクトコーン企業はたったの3社!?
実はヘクトコーン企業は世界中で数社しか存在しません。具体的には次の3社です。
ByteDance社(TikTokを運営する企業)
SpaceX社(イーロン・マスク氏が率いる宇宙開発ベンチャー企業)
SHEIN社(アパレル製品を販売するEC企業)
これらの企業は米国や中国のものです。
では、日本にもヘクトコーン企業は存在するのでしょうか? 残念ながら日本にはまだヘクトコーン企業は存在しておらず、その誕生の兆しも見えていません。
これは我々日本が抱える課題のひとつです。実は世界のユニコーン企業のうち、8割近くが米国と中国の2カ国のみで占められています。一方で、現状、日本にはユニコーン企業は約十数社程度で、日本からヘクトコーン企業はもちろん、デカコーン企業も誕生していません。
日本の経済全体を浮上させ、再度競争力を取り戻すためにスタートアップの存在が必要です。政府も積極的にスタートアップの支援を進めており、その取り組みに期待したいところです。
★元ネタはこちら★