続・スタートアップは組織の壁にどう向き合う?(100人、300人、1000人の壁)
100人、300人、1000人…いわゆる組織の壁です。
100人を超えた後も組織は安定せず、規模によって向き合うべき課題が変わってきます。
各人数でそれぞれどんな問題が起こるのか?ご紹介します。
① 100人の壁
前回ご紹介した通り、ここでは規模化によるスピード感の欠如やコミュニケーションコストの増大などの問題が起きます。
社員に自律性が求められるのはこの時期です。
② 300人の壁
指揮命令型組織から権限分散型組織へと変化します。
起こる問題は、コントロール不全です。
自律性が機能して現場判断ができる一方で、仕組みが意味をなさなくなり、統制が取れなくなってきます。
なお、300人の壁を超えられる割合は500社のうち1社程度。とても少ない…
③ 1000人の壁
300人の壁を超えられれば、分権化された組織に横断調整機能が実装され始めます。例えば、事業推進部門などが代表例です。
この頃から、形式主義が生まれてきます。いわゆる官僚主義の横行です。
結果、例えばスタッフとラインとの間に軋轢が出てくるため、協働できるかどうかが肝になります
④ 1000人を超えると・・・?
1000人を超えると、社員同士が形式主義を打開し、自主的に活動し始めるなど協働活動が生まれます。
他方で深刻なのがエース級などの優秀人材の離脱です。
エッヂの効いた組織から凡庸な組織になり始めるのもこの頃。
組織として、社員に対して新しいチャレンジを作り続けなければ、凡庸化は止まりません。
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