# Xデザイン学校 ベーシックコース 土曜日 第7回 振り返り
振り返れば第7回、22年11月12日の話である。
あの頃の私は、今よりも若かった。
小心者で、そこそこ勤勉であるが故に
怠惰なところが出てしまい、
振り返りそこなってしまったが、
今更ながらでも、振り返らねばと思いつづけ、
このタイミングでやっと
取ったノートを見直し、当時を思い起こし、振り返るのである。
課題が難航している状態
「今回の課題がうまく行かないのは、みなさんにとっていいことだ」という、話があった。失敗しても、それ自身が学びになるからということであるが、課題が難航していたので、すこしホッとした気がした。
私自身、チームでも平日集まっては
何度も同じところを繰り返しており、
先行きが見えず、全くしんどい限りではあるが、
すーっとうまく行っているチームより勉強になってるんじゃないか。
という逆張りのお得感を感じてもいた。
(すーっとうまくいってるチームがあるかは定かではないが)
初心者から抜け出すためにはいっぱい失敗することが大事。
最初のころに、自転車は転ばなきゃ乗れるようにならないという話もあったが、プロトタイピングっていうのもきっとそういうことなんじゃないかという気がした。
アジャイルとか、なんども繰り返すとか、
いっぱい失敗してもいいから、見える形にして前に進む。
というのが大事なのだと感じた。
儲からなかったら、継続できない
収益モデルがちゃんとしていなければ、事業モデルとして成立していないのに、そこが置き去りになっているビジネスアイデアがいかに多いことかっていう話があった。私の頭の中に、走馬灯のようにつらつらと思い浮かぶ、我が人生において見聞きした企画たち。
何で儲けがでるビジネスなのか。
誰が、何に、お金を払って成立しているビジネスなのか。
思いだけが先に聞き取って、誰に何を売っているんだか掴みきれてなかったり、意識しきれてないことが結構ある気がした。
実際は、収益モデルこそが軸であり、それがなければ、絵に描いた餅でしか無い。そういう意識が、「ビジネスアイデアを考える」という話になった途端、薄まるの本末転倒だ。
思考トレーニングは、日常として意識すること以外ないとのことだった。
それは教養だったり、視座だったり、思うところの広さや深さだったりするのだろう。
正直なところ、若いときのほうが色々思いを巡らせられていたと感じる。
だんだん衰えていく。日常という時間も、若い頃と今では、意味や長さが違う。そこも加味して、どう積み上げていくかも課題。
判断を下す時、頭をクリアにするのが仕事
という話があった。
私は、仕事自分で抱え込みすぎ、どんどん溜めて
自滅するというだめなところがあるので、
その言葉は、肝に銘じたいと思った。
UXリサーチは、あるある探し
特殊さとか、人とは違う感がみたいなところに腕まくりしがちだが、あるあるが大事。みんなが言葉にできてないあるあるをさがすというのは、すごく腑に落ちた。
でも、あるあるって、結構ハードルがたかい。極端な話になってないか?とか、本当にそれでいいのか?っていう目が重要だなと感じた。
シナリオ法
普通に仕事で使える。
WEBサイトのワイヤーとか、企画案考えるときでも、
まずシナリオで考える癖をつけたいと思った。
また、なにかしらの仕事の相談がきたときでも、
まずは物語ベースで考えてもらうことで、
そこでの必要性や破綻が、見えやすくなると感じた。
だからこの考え方は、すぐ取り入れたいなと思った。
こういうのって、綺麗にまとめがちになるから、
人間はもっと生々しくて、もやっと、ねちょっとしている、
きれいじゃないというのは忘れないようにしたい。
コト(活動)とモノ(操作)に分解して考えるというのも、
自分自身が未整理だったところを射抜かれた感じがした。