みんな大好き、かぼちゃのナンプラー卵炒め。かんたんレシピのご紹介です。
私は、この3月末まで、レストラン業態の「サワディシンチャオ」と「おぐしみきクッキングサロン」という料理教室をしていました。レストランは今年でまる17年間、料理教室は12年間。8年くらい料理教室に通っていてくださった生徒さんがレシピを数えたら800あったと言っていましたから、12年間のその総数は1000は超えていたはずです。
私がそうしてお教えした料理の中で、きっとおうちでの登場回数がぶっちぎりで多いだろうなと思うのが、このかぼちゃのナンプラー卵炒め。タイ料理で、現地ではパッ・ファクトーン・カイという名前です。パッ=炒める、ファクトーン=かぼちゃ、カイ=卵。
なぜこの料理がおうちでいちばん作られているのか。その理由をあげてみますね。まず、かぼちゃやほかの材料がとても手に入りやすいこと、料理が簡単なこと、辛くないのでお子さんでも食べられること、そして美味しいこと!いいことだらけの万人向けする、まさに「ごはん泥棒」のおかずなんです。これは作るしかないですよね!
かぼちゃのナンプラー卵炒め(パット・ファクトーン・カイ)の材料
・かぼちゃ 150g ・卵 1個 ・にんにく 1片 ・※赤わけぎ 1個 ・水 適宜 ・砂糖 大さじ半分 ・ナンプラー 大さじ1 ・胡椒 適宜 ・油 適宜
※赤わけぎ=にんにくといっしょに小皿に乗っているピンク色のものです。英語でシャロット、タイ語でホムデーン。およそですが、中国南部から西の国で、にんにくとセットで香りづけに使っています。日本では、東南アジア食材店で売っていますが、手に入らない時の代用は青ネギの白いところを使ってください。匂いがいちばん似ています。
作り方を写真で順番に見てみましょう
1.かぼちゃは、上の写真のようなひとくち大に切ります。お好みでいちょう切りのような薄切りでも大丈夫ですよ。かぼちゃが無農薬のものなら、せっかくだから皮つきのままでね。
2.にんにくとホムデンはみじん切りにします。←タイではみじん切りが多いのですが、焦げやすいので、失敗が無いように料理教室では薄切りにしてもらっていました。どちらでもお好きな切り方でOKです。
3.フライパンを火にかけ、油を入れてにんにくと赤わけぎを加えて炒めます。
4.にんにくと赤わけぎからよい香りがして来たら、かぼちゃを加えて、油をまんべんなくからめながら炒めます。
5.4にナンプラーと砂糖、ひたひたの水を加えます。水が沸騰したら、蓋をして弱火で煮ます。
6.かぼちゃが柔らかくなったら強火で水分を飛ばし、卵を割り入れて、ざっとかきまぜます。最後に胡椒を振ってできあがりです。
さあさあ、できあがり。食べましょ食べましょ
かぼちゃは、炒める前に固めに茹でておくのも「あり」です。
写真は、実は先に茹でています(^_^;)。
これに豚肉を加えても美味しい。
薄切り肉でもミンチでも。
その場合は、にんにくと赤わけぎを炒めて香りが出た後に、先に炒めておいて別のお皿に出しておく。それを6の段階でフライパンに戻してかぼちゃと卵と一緒に炒めて混ぜ合わしたらOKです。
かぼちゃの甘さとナンプラーのしょっぱさが絶妙なバランスのおかず。冷めても美味しいから、お弁当のおかずにも使えますね。
かぼちゃは、ビタミンたっぷり、食物繊維も豊富だし、お腹に溜まる割にはごはんよりはカロリーが低いんですって。まだまだ美味しい季節は続くので、ぜひぜひ作ってみてください♪