見出し画像

No.628 小黒恵子氏の記事-46 (小黒童謡記念館活況)

 こんにちは。小黒恵子童謡記念館です。

 今回は、機関誌「詩謡春秋」より当時の記念館のイベント等について記載されている記事をご紹介いたします。

小黒童謡記念館活況
 詩人連盟理事・小黒恵子さんが、川崎市高津区諏訪の自宅の一角に、童謡記念館を開設して一年余、どうやら軌道に乗ってきたが、子供やお母さんたちにもっと童謡に親しんで貰おうと、青空体験教室を考えた。同館前庭には市の指定保存樹が十四本あり、冬になると庭一面が色とりどりの落ち葉のじゅうたんになる。自然と親しみながら子供たちと一緒に、熊手や高ぼうきで落ち葉を集めたき火をし、焼き芋を食べたり童謡を合唱する「落ち葉まつりと童謡と」を、昨年十二月六日午後一時から実行した。参加人員は母親と子供合わせて八十名。アコーディオン演奏で、童謡と唱歌を十五曲。石焼いも屋さんに頼んで、おいも百本焼いて貰い、大好評だった。
神奈川県庁広報部発行の「県の便り」二月号に、これらの楽しい記事が大きく掲載されて、来館する人が急増。土・日の開館日は、大忙しとなった由。なおNHK教育テレビ二月のテレビ絵本に、小黒恵子作詩「リンゴの兎」渋谷毅作曲が放映中で好評。

1993年(平成5年)2月25日発行 詩謡春秋92

小黒恵子童謡記念館が創立三周年その他
 詩人連盟常任理事。日本童謡協会理事で、こどものうた(年刊童謡集)編集・出版委員長をつとめる童謡作家の小黒恵子さんが運営する川崎市高津区諏訪の「小黒恵子童謡記念館」は、年々知名度が高まり、土曜、日曜の開館日には、親子連れの来館者が多くなってきた。それにあわせて昨年の秋には、落葉で焼いた、焼いもを食べたり、童謡を合唱したりする催しもして好評。これらの入場料はすべてWWF(世界自然保護基金)に寄付している。今年七月三十日には三周年を迎えるので、いろいろ記念行事を計画している。
昨年十一月二十日には、鳥取県知事一行が二回目の来館をされた。その鳥取県には今年三月二十日、鳥取県文化会館で開催する「鳥取ふるさと音楽賞」の発表会に、審査員の一人として出席する。また三月二十二日には、毎日新聞新ホールで紀宮様をお迎えして開催する「毎日童謡賞」に審査員として出席。日本音楽著作権協会の評議員としても多忙。

1994年(平成6年)3月15日発行 詩謡春秋96

小黒恵子童謡記念館は、現在、川崎市に遺贈され、リニューアルしてオープンしています。色々とイベントも行っていますので、当館ホームページでご確認ください。

  最後までお読みいただき、ありがとうございました。
  次回は、機関誌「詩謡春秋」より小黒恵子氏が掲載した記事をご紹介します。(S)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?