見出し画像

季節別の電源構成(4月/2月)

九州エリアでは
すでに出力抑制が始まっていますが、
抑制が実施されるほとんどは春です。

春は電力需要少ない季節ですが、
太陽光発電にとっては発電量が多い季節です。

梅雨明け~秋にかけても
太陽光による発電量は多いですが、
電力需要も多くなるため、抑制は多くありません。

実際に太陽光発電が
どれほどの割合を占めているのか気になり
季節ごとに比較してみることにします。

●使用するデータ
九州電力送配電の2020年の需給実績を引用します。
①2020年全体
②2020年4月
③2021年2月
の電源構成を見ていくことにします。

●2020年全体

●2020年4月

●2021年2月

太陽光の割合は4月だけに絞っても
2020年全体の5%ほどしか増えません。

昼間の電力だけを賄っても
早朝・夕方・夜間の電力を賄えず
割合としては少なくなってしまいます。

暖房の電力需要が多い冬も
2月だと1割程度しか太陽光が活躍していません。


温室効果ガス46%削減目標まであと9年ですが、
9年と短期間では太陽光がメインになる可能性はあります。
(再エネ導入という手段では)

低圧FITも事実上廃止ですし、
すでに太陽光の適地は開発済みとの声もありますが
太陽光導入量を増やせるのか、増やすのか
今後の政策に注目したいと思います。

それでは、また。

いいなと思ったら応援しよう!