2021年度出力抑制 後半戦にむけて
九州電力管轄の再エネ出力抑制について
8月は未実施(7月も旧ルールオンラインが1回)でしたが、
9月中旬以降、新たに実施されています。
電力需要の少ない春と秋は抑制が発生しやすく、
あとどれくらい抑制されるのか気になるところです。
九州電力送配電より、今年度の出力制御の見通しが更新されています。
太陽光発電全体では、制御率に変更はありませんが
いわゆる指定ルールは3.3%から4.9%に制御率がupしています。
2020年度の指定ルール制御率の実績は1.4%でしたので
制御量が3倍ほどに増える感じでしょうか。
(それでも旧ルールよりは断然少ないですが)
8月までの制御量合計は
358,770[MWh] ※3.58億kWh です。
あと2.2億kWh(38%)が今年度制御させる見込みです。
オフライン旧ルールは8月時点で
1発電所あたりの抑制回数が15~16回ですので、
これと同じ回数の制御がありそうです。
となると、指定ルールは
前期よりも抑制量は少なくなりそうです。
(その多くは3月だと思いますが)
ちなみに2021年3月の制御は12回、制御率7%でしたが、
その時よりも太陽光の導入量は増えていますので、
場合によっては今年の4月上旬並みの
抑制がかかるかもしれないですね。