![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/51566939/rectangle_large_type_2_84e80dd95b0b87782027c39767c48bc9.jpeg?width=1200)
Photo by
erica_newyork
FIT太陽光発電のこれから
各電力会社が電力需給実績を公表していますが、
2020年度分が全て更新されたため
集計して、電源構成を見ることにします。
●2030年度の目標
2030年度のエネルギー政策をによれば
2030年度の電源構成は、
LNG火力27%、石油火力3%、石炭火力26%、
原子力20〜22%、再エネ22〜24%を目指しています。
●2020年度の実績
各電力会社が公表している
需給実績(2020年度)を合計してみました。
旧一電だけで集計しているため
正確ではありませんが、
既に再エネ比率20%になります。
太陽光発電に至っては
2030年度目標を2%も上回っています。
●これから
菅首相が「GHG排出量を2030年度までに
2013年度比で46%削減」を宣言しました。
GHG排出割合が多い電力分野で
排出量を削減する方法は、
「火力発電に変わる発電に変換」と思っています。
が、すでに太陽光は2030年度目標を
達成していることもあり、
原子力発電の再稼働が大きな動きに
なるかもしれません。
また、住宅への太陽光パネル
設置義務化といった話もあります。
昼間の電力需要が減るかもしれない、
出力を変化させにくいベース電源の増加、
更なる再エネの増加、
これらの要因が決してFIT太陽光にとって
いい結果をもたらすとは考えにくそうです。
脱炭素はFIT太陽光業界にとって
明るいニュースに聞こえそうですが、
日本のエネルギー業界は
次のステップに進んでいるかもしれないです。