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Happy Songkranの日に祝福の雨

 毎年、4月の13〜15日はタイの旧正月にあたり、ソンクラーンという祭りが催されている。

 私も2016年のこの時期、まさにソンクラーンを狙ってタイ・ラオスを旅した。その記憶が急に蘇ってきた。

 ソンクラーンは、とにかく水を掛け合う。老若男女問わず、宗教人種問わず、街ゆく人々びしょ濡れになる(本来は仏教由来のイベントではあるが)。
 
 ソンクラーンにあたる4月はタイでは暑季になるので、とても暑い。果てしなく暑い。40℃近くはあったのではないだろうか。

 私はタイ北部にある、バンコクに次ぐ第二の都市、チェンマイでこの祭りに参加した。
 ファランと呼ばれる白人が多かった。所謂「パリピ」が沢山いた。

 写真奥、用水路(?)の濁った水をバケツで汲み上げ、それを掛けられるのは正直驚いたが、そんな水でも満面の笑顔で掛けられると、もう何でも良くなってくる。
 中には氷でキンキンに冷やした水を掛けてくる子供もいた。イタズラ小僧だった。

 

 毎年行われているこの祭りも、昨年は新型コロナウィルスの影響で中止、今年も情報は聞いていないが、恐らく縮小か中止だろう。
 
 そんな中、私が住んでいる首都圏では今日、大雨が降った。ふと思い出したソンクラーンと、今日の大雨がリンクして、広げた傘を少しだけ畳み「セルフソンクラーン」を楽しんだ。

 少しだけ、あの頃の思い出に浸ることができ、祝福の雨で、タイと繋がれたような、そんな一日でした。


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