マンチェスターUvsトッテナム/プレミアリーグ〜天才二人の共演〜
BLACK LIVES MATTERとコロナウイルスの医療従事者への祈りが行われ注目の一戦が始まった。エースケインの復帰と軍役を終え戻ってきた孫興民擁するトッテナムのホームでの試合となった。
マンUは基本的にワンビサカ、リンデレフ、マグワイアで可変型3バックを組み攻撃時には343のような形になる。一方トッテナムは442でコンパクトに守りトップ下のラメラを使い孫興民、ハリーケインをカウンターで活かそうとする。
前半4分トッテナムのチャンス。この日のマンチェスターUの守備は前3枚でプレスを掛けボールサイド側のボランチにB.フェルナンデスがマークをしFW3枚は前に残りサイドはサイドバックとボランチの運動量に頼るというもの。するとボランチがサイドに引っ張られそこにケインが落ちてきて数的有利を作ったシーン。
前半22分 水分補給タイム
前半26分 ベルフワインゴール。速すぎて見えなかった。ということにしておく、、、
後半57分 トッテナムのチャンスシーン。ケインが動き回りDFラインに歪みを作り空いたCB間にベルフワインが斜めに動き出しワンビ坂46の裏をとった。得点には至らなかったが4−2ブロックのボランチの脇から中央を通してSB裏に抜けたきれいな崩し。この試合通して目立ったのがケインとベルフワインの連動性。ケインが空けてスピードのあるベルフワインが飛び込む。このコンビネーションがかなり驚異的でマグワイアを困らせていたように思える。得点こそとってないもののケインの動きがかなり良かった。このシーンはリンデレフのポジショニングが曖昧だったように思える。ソン・フンミンからの斜めパスは通してはいけないし本来ならリンデレフがカットしないといけないところ。4−2で守っているのでSBは基本的に縦斬りなのでそこまでケインについていく必要もないし通ったとしても中では数的有利を確保できていた。この試合のユナイテッドはボランチが引っ張られ中が開くというシーンが多いように見受けられた。
そして62分、マンチェスターUが交代を2枚使う。期待の若手グリーンウッド、そして満を持してポール・ポグバ。これによりボールの推進力が出てきた。ポグバ投入後明らかに試合のリズムが変わった。前半まで組み立てまでブルーノ・フェルナンデスがやっていたがポグバ投入により落ちずにより前線で仕事ができるようになった。
70分 ラメラ→G.フェルナンデス、ベルフワイン→ロ・チェルソン。給水の間に2枚替えで自分たちのペースに持っていきたいというモウリーニョらしいやり方だった。
77分 リンデレフ→マティッチ、マルシャル→イガロ
80分 ポグバがPKを獲得しブルーノ・フェルナンデスがゴール。結局ポグバだった。
64分 ポグバとブルーノ・フェルナンデス二人で守備組織を崩したシーン。ポグバがためてブルーノ・フェルナンデスが前で局面を打開する。これからこういったシーンは増えると思うのでかなり手強いだろう。
総括
試合を通してボールを握ってたのはユナイテッド、それに対しスパーズは勢いづいて来るユナイテッドを引いて守りカウンターという形。ポグバが入ってきてからはそうとうDFラインを下げられた。ユナイテッドはブルーノ・フェルナンデスとポグバの共演だろう。今まで中盤の仕事もブルーノ・フェルナンデスがやっていたため中盤でためを作れて推進力があるポグバの投入はかなり良かったのではないだろうか。またポグバのロングボールによってラッシュフォードが活かされているのも印象的だった。一方スパーズは4−2ブロックの弱みをベルフワインとケインのコンビネーションで崩してた回数が多かった。スピードのあるベルフワインが斜めに走り込みケインが受けるというシーンが多かった。デレ・アリ、ルーカス・モウラともに出れていないのでこれからに期待したい。