カメラを買い替えるよ、という話。

一眼レフは『Canon EOS 7D Mark II』を愛機としていたのだが、
いよいよ買い換えることにした。

結論から言うと、後継機は6Dになる。

6D Mark IIが出ている中で、なぜ前モデルなのか。
そもそもの買い換え理由と選定の根拠について書き残しておきたい。
需要は知らない。

1,買い替え理由
「①カメラ側の不調」
「②APS-Cの限界にぶち当たったから」
以上2点である。

①については、初期不良なのかなんなのか、
高感度撮影時のノイズの乗り方が異常なのである。
体感値として、僕の7D2の常用ISO感度は200が限界。
400からノイズが気になり、1000を超えると最早砂嵐。

最初は純粋な知識不足や撮り方の問題なのかとも思ったが、
ある日知人の7D2を借りた時に、明らかな差異に気がついた。

メーカーに調整に出しても変化はなく、
よりカメラに詳しい友人からも異変を指摘されたところで、
少々萎えてしまった、というのが正直なところである。

これまでは現像時になんとか頑張っていたが、
時間的にもそこに労力を割けなくなってしまった理由もある。

②については、①の理由にも少し紐づくのだが、
室内撮影がなかなかに辛くなってきた、というところだ。

そもそも7D2はAPS-Cのフラッグシップ機として、
スポーツや野鳥といった動体撮影のエキスパート。
しかし僕の撮影対象は、
最も動きが激しいもので、せいぜい子どもたちくらい。

そういったAF精度よりも
いかに明るく綺麗に撮れるかを追求した結果、
やはりフルサイズ機には勝てないという結論に至ったのである。
僕のはISO上げると酷いことになるし。

7D2の当初の選定理由としては、
「名前がカッコいいから」というほぼそれだけだったのだが、
見切り発車の癖はそろそろ直そうと思う。

2,6Dにしたワケ
重要視したのは、
「①予算」「②画質」「③デジタル一眼であること」
の順である。

「①予算」については、
7D2やAPS-C用レンズの下取り価格+最大10万円くらい。
つまり、本体価格で約20万円前後。
このくらいでレンズもちょっと買えたら嬉しいなという、
少々甘い考えでもあった。

カメラ沼にハマると、段々金銭感覚が狂ってくるから怖い。

「②画質」は、言わずもがな。
ただし、この辺はこだわり出したらキリがないため、
実機を触ってみて「これで十分だな」という判断もあった。

「③デジタル一眼であること」は、意外と重要であった。
何故かと言えば、
仕事で対峙する方に「ゴツいカメラで撮ってるよ」という、
一種の安心感を与えるためである。
SONYやFUJI等とても良いミラーレスを販売しているが、
感覚値として、唯一この「相手の心情」がネックであった。
仕事でそれらを使いこなす方々もいらっしゃるが、
今の自分自身には、それを上回れるだけの安心感はないなあ、と思ったのである。

以上を踏まえて、検討機種には
『Canon』
・6D Mark II
・6D
・5D Mark IV
・5D Mark III(中古)

『SONY』
・α7 III

『FUJI』
・X-T2
・X-Pro2

等があったのだが、
SONYとFUJIは、③の理由から除外。

5DはIVは当然予算オーバーだし、
IIIは良い状態の中古が見つからず。

したがって新旧6Dの対決となったのだが、
Mark IIの進化内容は、
AF性能の向上以外は今の自分にはさほど必要なものではなかった。
更に価格コム最安値を比較すれば、差額でレンズ一本分の投資もできる。
故に「旧型で十分なのでは」という結論に至ったのである。

あれこれ書いたが、一番の理由としては
友人の「6Dはいいぞ」というススメであった。

見切り発車も、たまには悪くないのかもしれない。

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小黒 恵太朗 │ Keitaro Oguro
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