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【Roland】新製品UVC-02, AeroCasterが気になる!

Rolandが2022年3月に配信に役立つ新製品を販売するというのを見かけました。
「便利そう!!しかも、カッコいい!!」というのが第一印象です。

自分はYouTubeなどでライブ配信とかはしていないですが、オンラインの会議も増えましたし、何より大学の講義でzoomを使ってやる科目も担当していますので(要するに演習以外ですね)、こうゆう機材は結構気になるタイプです。
この記事では自宅の機材紹介とRolandの新製品について自分の用途に合うかどうかみていきたいと思います。

1. 自宅配信環境はどうなってるの?

おそらく他の非常勤講師の中?では割と機材を揃えている方だと思うのですが、現在はRolandのV-1HD+というビデオスイッチャーとJTSのST-5000Tというグースネックマイクをメインに使っています。
2021年1月かそこらで購入しましたが、V-1HD+は値段がかなりお高いので正直迷いました。
が、2021年に購入したものの中では買って一番良かったものNo.1でした。

V-1HD+とPCの間はUVC-01で繋いでOBSに出力しています。

左の写真:V-1HD+  右の写真:奥に見えるのがUVC-01

こういった機材については専門ではないので、あくまで自分がわかる範囲で、自分が使いやすいと思う配線を組んで使っています。
一応、こんな感じの配線です。
(古かったり、しょぼい機器があるのは気にしないでください笑)

もはやこの図がないともう訳がわかりません。
とてもじゃないですが覚えていられません・・・。
少し前にV-1HD+を操作できるアプリ(V-1HD+ Remote)が出たということなので、iPad miniの配線はいずれ変更するつもりです。

2. 新製品1つ目:UVC-02

YouTubeなどでの配信というよりかはオンラインでの会議・講義・学会発表(個人のデスクから発表する場合)などでの使用を目的とした製品のようです。
説明文にも「Webプレゼンテーション・ドックUVC-02」という書き方がされていることからもわかります。
専門的な内容は他の記事にお任せするとして、簡単な特徴と個人的にどのあたりが便利かなど考えてみたいと思います。

まず、この製品はマイクとカメラを接続することができますが、カメラは接続しなくても恐らく使うことができるのではないかと思います(未確認)。
カメラを接続したときは映像と音声の両方をPCにUSB経由で出力します。

Web会議用アプリケーションにはWebカメラとして自動認識されるそうです。
また、macOS / Windows用のUVC-02アプリケーションからコントロールおよびカスタマイズが可能とのこと。
WebサイトにはWebex、zoom、Teamsのロゴが載っていますが、google Meetはどうなんでしょうね?
一応、「など」という言い方をしているので問題なく使えるとは思います。
Webカメラとして認識されるのであればたぶん使えるのでしょう。

                           Roland webサイトより

XLR端子のマイクではなくヘッドセットマイクも使えるようなので、単独でマイクを持っていない人でも使えますね。
個人的には背面のAUX端子からスマートフォンやメディア・プレーヤーといった外部音声入力が可能なのはとても良いです。
音声データはスマホからUVC-02経由で流すことにすれば、PC上での操作が減って少し楽になりそうです。
なによりボリューム調整がつまみで出来るのがいいんですよね。
PC上でのマウスを使ったボリューム調整って個人的には使いづらいなぁと思っています。

音声(マイク)のオン/オフも中央の大きいボタンで切り替えできるのが良さげです。
自分はzoomを使うことがほとんどですが、音声オン/オフをマウスもしくはキーボードのショートカットを使う方法がどうもしっくりきません。
こうゆうワンタッチで切り替えられる外部ボタンは非常に使いやすいと思います。

スペック表を見るとわかりますが、マイク以外にもオーディオ、ビデオのオン/オフも同様にボタン一つで切り替え可能です。

さらに、スライドショー制御という機能も付いているので発表時はPCに触る頻度を減らしてしゃべりに集中できそうです。

総じて、コンパクトでありながら必要最低限以上の機能を持っていて、かつ使いやすそうな印象を受けました。
とりあえずちゃんとした機器を揃えたいけど機材にあまり詳しくなくどんなものを購入したらよいのかわからない、というような方にお勧めできそうです。

3. 新製品2つ目:AeroCaster

AeroCasterはコントローラとiPadアプリ「AeroCaster LIVE」、そして4台までのスマートフォンを使ってライブ配信を始めることができる配信ソリューションです。

Roland webサイトより

つまり、iPadを持っていることが前提となるので持っていない人は使えません。
しかし、PCを使わずに配信ができるのでOBSの設定が分からないという人でも簡単に配信ができそうです。
スマートフォンをカメラとして利用するため、別途カメラを用意する必要がないのも利点です(使わなくなったスマートフォンを再利用できる)。

なお、Wi-Fiで各デバイスを接続するためWi-Fi環境が整っているところでないと使えません(有線LANのコネクタは見当たりません)。
他にも個人的に気になる特徴として、

・多彩なトランジション・エフェクトにより、画面の切り替えを効果的に演出
・タイトルや静止画、ピクチャー・イン・ピクチャーを使用したお気に入りのシーン設定を最大30個まで登録と呼び出しが可能
・iPad内に保存されている動画や音楽、写真や画像を出力可能
・Wi-Fiまたは4G、5G回線を介し、YouTube、Facebook Live、Twitch、またはカスタムRTMPチャネルに直接配信可能
・コントローラはボタンやつまみで直観的な操作を実現。2系統のXLRマイク入力に加えて、3.5mmステレオ・ライン入力、ヘッドフォン出力、モニター出力を備え、オーディオ・インターフェースとしても使用可能
・ネットワーク経由で入力された映像と音声のズレを自動で補正するローランド独自のオート・ディレイ機能搭載

Roland webサイトより

などがあります。
シーン設定の登録できる数が多いので、事前に色々と準備しておけますし、こちらもiPad内の素材を使えるのでPC要らずです。
スマートフォンまたは音楽プレーヤーからオーディオをLINE入力することも可能となっているようです。

PC画面を、Google Chromeを使いWi-Fi経由でAeroCasterに入力できるのはユニークですね(他にこのようなことができる機材はあるのでしょうか?)。

XLR端子が2つ付いているのでマイクを2つ使うような対談といった用途ではUVC-02ではなくこちらの方が向いています(ヘッドセットも使えます)。
ミキサーとしての機能があるので2つのマイクとLINE入力の音声を個別に調整できるのもUVC-02にはない特徴かと思います。

ネットワーク経由で映像・音声を入力するのでズレが生じやすいですが、それを自動補正するオート・ディレイ機能も魅力の一つですね。

あと、ライブ配信をする人にとってRTMPチャネルに直接配信可能なのは嬉しい機能だと思います。

電源供給はACアダプター(5V、1.0A以上供給できるUSB ACアダプターの使用を推奨)とUSBバスパワーの両方に対応しています。
ただし、ACアダプターは付属していません。

まとめると、ネットワーク環境が整っていて、iPadを持っているのであれば利用価値の高いものだと思います。
特に高音質な音声入力が2つ必要な人やライブ配信を多くする人にはお勧めできそうです。
録画機能(フォーマット : MP4 (H.264/AAC))もあるのでライブ配信しない人でも使えますね。

4. 自分の用途に合うのかどうか考えてみる

さて、簡単にですがUVC-02とAeroCasterについてみてきましたが、「じゃあ、自分にとっては購入するだけのメリットがあるのか?」ということですよね。

今はV-1HD+を所有しているので実際のところこの2製品がなくても一応事足りているというのが結論です。

しかし、スマートフォンをカメラとして使えたり、ワイヤレス接続できたりはV-1HD+ではできないので、そのあたりは非常に魅力を感じています(今は配線がぐちゃぐちゃなので何とかしたいのです・・・)。

それとこれはWebサイト上では確認できていませんが、AeroCasterではPCの画面を入力することはできますが、スマートフォンの画面を入力することはできないのでしょうか?
それができると個人的にはより魅力が上がります。

というわけで簡単にですが、以上RolandのUVC-02とAeroCasterについてお話してきました。
まだ発売はされていませんし、公式の価格もこの記事を書いている段階ではまだのようです。
もしこれから機材について導入を検討されている方がいれば参考にしていただければと思います。

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小倉 淳 / Jun Ogura
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