43.0032 我が家の家訓第1条が生まれた日(笑)
3か月働いたら1か月休み、全然私の能力向上を求められない仕事環境、などは、その時の私にとっては どうでもよかった。
とにかく、社会復帰できたこと。お金をいただけるようになったこと。他人とコミュニケーションが再びとれるようになったこと。身の回りに起こることが全部まるっと、私のリハビリだったような気がする。
少しずつ自分に負荷をかけていこう、と以前のように頭の中が動き始めた感触があった。もともと、努力することは嫌いじゃない性分だと思う。
要領が悪くって😅段取りも上手じゃないワタシ。でも、その分 人の倍努力すれば何とかなる、と思って生きてきたので、最初からうまくいかないことも承知。
ところで、母はずっと専業主婦だった。
私が小さい頃は、家の中は常にきれいで、お料理も上手、いつも家にいて、、という典型的おっかさんだった。
で、私がシングルマザーになって、仕事が始まって、、となると
どうしても家事におろそかになる。それが母にとっては許せなかったようだ。「仕事があるなんて言い訳だよ!ちゃんと、家のこともやる。子供の面倒もみる。仕事もやる。」と言われ、何度も怒られてしまった。
そこで私も母に育てられた時と同じようにしようと、家もきれいにしながら、仕事もし、子供と接するときも「全力」とにかく「一生懸命」にやってみた。 そうしたら、1か月もたたないうちに、すっごく疲れちゃった。
そう、無理だったのだ~。
全部完璧なんて絶対できない、私には。
と、気づいた。
そこで、決めた!!
『そうよ! 自分が疲れちゃったらいかんから、どっか手を抜こう!!
そうだ! ホコリでは死なないから、家事は手抜きでいいや』と
思うことに。
ほんと、言い訳も甚だしい!というご意見もあるかもしれませんが、
その時の私は、道が開けた!ひらめいた🤩私ってすごーい、なんて自画自賛してた・・・と思う。忘れたけど。
『ホコリでは死なない』
家が汚れてしまったって気にしない!
ご飯がちゃんと作れなくっても、自分を責めない!
そうそう、2018年に出版した私の本『働く女子の基本』にも、この『ホコリでは死なない』の話が出ております。本を制作する段階では、この家訓は、今の会社に入ったときに誕生した、と思っておりましたが、実は娘が保育園時代に誕生したのでしたーー。お恥ずかしい。
あんな、ゆるゆるのお仕事の時ですら家事を手抜きしておりました!私は
でも、自分が決めたルールが 自分を苦しめるのではなく、自らを解き放ち、本当の自分につながるのならば、どんなルールでもオッケーだ!と私は思う。それについて、他人にどうのこうの言われる筋合いは、ナイ!
ただし、 <結果は自分が全て受け入れる> と覚悟さえしていれば。
後日談としては、あんなに家事の手抜きが許せなかった母も、後々自分の店を持つことになり、時間管理がいかに難しいかを身をもって知ることになるった。すると、家事が手抜きになることについて、一切私に言わなくなった。
それどころか、母自らが 家訓第1条『ホコリでは死なない』を率先垂範してくださったわ~(笑)。
ということで、今では、母と仲良く、仕事の悩みや相談ができる同志になったとさ!!
~~めでたし めでたし~~
■今回もお読みいただき、ありがとうございます。
全くの個人記録ではありますが、私の経験談のいくつかが
お読みいただくどなたかの経験とも重なるかと思います。
『どんなことがあっても大丈夫。自分で選んだ道の結果だから必ず何とかなる!』とようやく思えるようになりました。
どこかにいる、こんな私と共鳴してくださっているシングルマザーのあなたを、私は応援しています!!
▶私はこのnoteを、シングルマザーの人たちに少しでも共感を持ってもらったり、私の経験を読むことで「よーし、明日からもがんばろう!」と、明るく未来を語れる自分になってもらえたら・・・との願いを込めて書いています。