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37.0026 ボロは着てても・・・それがどうした!!

 急に思い立って、家に帰ろう!と決めた私だった。

 半年かそこらの、アパート暮らしだったが、本当に貴重な体験だった。
ああいう体験をさせてもらったことは有難い。
最初は逃げるように家を出たのに、帰る時の私は、開き直ったように気持ちも開いていた🌞
超前向き~‼ではなかったけれど、明らかに、アパートに逃げ込んだ時の私とは違っていたのを感じる。
 家に帰って、まず、知り合いのアドバイスで、家のふすまを全て、無地真っ白に張り替えた。なぜかというと、娘が絵を描くのが大好き💛だったので、思いっきり制限なく絵が描けるように、ふすまをキャンパスにしてしまったのだ! 娘に「ここに、思う存分書いていいんだよ!」と言った。
 娘は、それが普通と思ったようで、家ではどこにでも絵を描いていた。
私は、それで、一度も「どうしてこんなところに描くの!」と怒ったことはない。 娘の才能が、どんな風に伸びるのかが楽しみだったから。
いつも「すごいじゃん!上手にかけたね~。好きなように描いていいんだよ~」と言っていた。
 
 以前のnoteに書いたが、私は自分の格好にかまわなくなっていた。
 経済的な理由が大きかった。
 自分にお金をかけるなら娘のためにお金をかけたいと思い、洋服はなるべく古着とか、昔のものを着るとか、で、ある時期は ほぼ毎日同じデニムスカートを(夏も冬も)はいていて、それが擦り切れてしまったこともあった。 夏は暑くて、冬は寒かったなあ(笑)。
 おかしいくらい、同じスカートを履くことが全く気にならなかった。
靴下も伸び切っちゃうくらい履いていたし、髪とかお化粧とか、おしゃれ~である必要は感じられなかった。
 その代わり、どうしてもこれだけは、ご飯を食べなくても(大げさだけど)お金をかけよう!と思ったのが、娘に読ませる絵本だ。
 絵が好きで、見るのも描くのも夢中な娘のために、私が見て「この絵はいいな」と思う絵本や大人が見る本であっても「いいな。美しいな」と思うものは、お金を惜しまず手に入れよう!と決めていた。
 娘と一緒に読んだ絵本だけで、あとから考えると200冊くらい集まったと思う。
エリック・カールやモーリスセンダック、日本に昔からあるベストセラーの絵本たちがいつも娘のそばにあった。
 毎晩、必ずと言っていいくらい欠かさず、娘に絵本を読み聞かせしていた。お気に入りの絵本は、「もういっかい!もういっかい!」とねだるので、その絵本だけで100回は読みこんだものもある。当時はその本を暗記してしまったくらいだ。
おかげで、抑揚アリアリの絵本読みが得意になった私だった😁。

今回もお読みいただき、ありがとうございます。
  全くの個人記録ではありますが、私の経験談のいくつかが
  お読みいただくどなたかの経験とも重なるかと思います。
 『どんなことがあっても大丈夫。自分で選んだ道の結果だから必ず何とかなる!』とようやく思えるようになりました。
 どこかにいる、こんな私と共鳴してくださっているシングルマザーのあなたを、私は応援しています!!

▶私はこのnoteを、シングルマザーの人たちに少しでも共感を持ってもらったり、私の経験を読むことで「よーし、明日からもがんばろう!」と、明るく未来を語れる自分になってもらえたら・・・との願いを込めて書いています。

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