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10.出産を決意したのは・・・

確かに、ずっと気分がすぐれなかった。。
なんとなくだるいし、実は軽い出血が続いていた。
生理だと思っていたのだ。
その体調不良をかかえながら、なんと海外旅行まで行っていた。
友人の彼がドイツ人で、一緒にドイツに行かない?と誘われたのだ。
この<友人の彼>がキーパーソンになる😉

ドイツから帰って、体調がすぐれないままだったので、
病院に行ったら、なんと妊娠発覚。そのうえ、ずっと続いていた出血は
流産しかかっている!!というのだ。
えーー!そうだったのーー!
さらに、先生が「産むのか、おろすのか、決断は数日内で。もう日にちがありません。」と言われる。
えーーーー。そんな急に!!

ということで、もちろんすぐに彼に報告。
思ったとおり、相方はもろ手を挙げて喜ぶわけはなく。。
その時から二人の仲はちょっと雲いきが怪しかったのも事実かな。

さらに親は私たちの不仲の雰囲気を察知して、反対する始末。
周りはみんな、産むことに反対なのかな、と思っていた。

肝心の私自身は、というと
すごーく不思議だった。

子供が苦手で、どちらかというと嫌いだったと思う。
でも、流産しかかっていながら、必死にお腹につかまりながら無知な私のせいでドイツまで行ってしまい、それでもまだ私の中で生きている、、と思ったとき、涙が出た。

だけど、その時私は試験勉強に専念するため無職。
周りは出産に反対だらけ。彼は結婚はしないという。
どうしよう、、、と悩んでいた。

そんな時、友人の彼(ドイツ人の)が日本に来ているというので、友人と3人で会うことになった。友人は私が妊娠していることを知っていた。が、私の相方のことも知っていて、出産には最初反対していた。

そのドイツ人の彼はカトリックだったらしい。
私が妊娠していると言うと、
即答で「素晴らしい!!!」と喜んでくれた。
私は、びっくりした。
別にその人の親戚でもなければ、もちろん彼女でもない。
だけど、
『結婚する、しない、よりも
子供ができた、という事実が素晴らしい!』
と言ってくれた その彼の一言が私を動かした。

 <<よし、産もう!! この子と一緒に生きよう!!>>

こんな感じで、
周りは全面的に喜んでいるわけでなかったが、、
全くのあかの他人が、感動して発した一言が
私の背中を押してくれた!



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