砂糖の壺から紅茶に向かい
レミングの様に群れを成し
スプーン立て掛けよじ登り
カップのフチから次々と
身投げし始める角砂糖
気付かず私が口を付け
糖分過多で倒れれば
砂糖と私の心中事件
飽和し溶けず茶位を越え
砂糖の砂地に寄せる茶葉
褐色の甘い遠浅を
向こうフチまで歩いて行けそう

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