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急にOsu!が上手くなった話

それはある日の出来事でした。

いつしか上達することを諦め、好きな曲やクソ譜面ばかりプレイする毎日・・・その日もいつも通りにSTDモードをプレイしていると、なんか自己ベストを更新しました。

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それも今までの1~2PP程度の微更新ではなく、10PPもの差を付けての更新でした。
最初は喜んだものの「どうせ偶然だ・・・多分これが俺のOsu人生のキャリアハイだな」と思い、その後も難しい譜面にチャレンジしましたがやはり良い記録は出ませんでした。

翌日、さらに自己ベストを更新しました。

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昨日のように大差を付けて更新!とはいかなかったものの、たった二日間で自己ベストが約20PPも上がったのです。
さすがにこれは偶然ではないなと思った私は、ここ最近行ってきたことを整理しました。

5年間破ることのできなかった自己ベストがなぜこんなにもあっさりと更新できたのか・・・ここにその理由を書き記そうと思います。


0.成長速度の話

早く上達法を教えてくれ!という方はこの項目は飛ばしていただいても構いません。OsuのSTDにおける成長の仕方について、私なりの考えをつらつらと書かせていただきます。


「STDモードが上達しない・・・上手くなる気がしない・・・」
伸び悩んでいるそこのあなた。

Osuを何時間プレイしましたか?
プレイ回数はどのくらいですか?

私はプレイ時間が約375時間、プレイ回数は約3万回です。
登録日が2013年8月なので7年くらい前からプレイしています。

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こちらが私のプロフィールです。やる気のないグラフですね。
あとサターニャちゃんかわいい。

さて、このプレイ記録を見てとう思いましたか?
「めっちゃやってんなぁ」「こんなにやらないと成長しないのか」
なんて思いましたか?

私は「こいつ無駄なことに時間を使ってるなぁ」と思いました。
その考えを裏付けるのがこちらの画像です。

周囲

字が小さくて見にくいですが、国別PPランキングの自分の周辺のデータです。グレーアウトしているのは長期ログアウト状態のプレイヤーです。

プレイ回数の項目を見てもらうとわかりますが、4000~30000までかなりバラつきがあります。このバラつきは「練習の質の差」かなと私は考えています。もちろんセンスの有無も影響しているとは思いますが、いくらセンスが良くても不適切な練習をしていたら実力はあまり伸びないと思います。
そして私自身、効率の悪い練習をしていたという自覚もあります。

そんな無駄な時間を費やしてしまう人がこれ以上増えないことを願って書き記したのがこの記事です。前置きが長くなってしまいましたが、ここまで律義に読んでくださった方、ありがとうございます。
それでは本題に入りましょう。


1.画面の解像度、感度について

〇要点
・解像度は1980*1080
・感度は人それぞれ。色々試そう。私はハイセンシ


「え?そんなのフルスク(1980*1080)じゃないの?」
と思う方が殆どかと思います。ですが私はこれで悩んでいました。フルスクにしたのもつい最近からです。
何故悩んでいたかというと、解像度によってカーソルの移動距離やサークルの大きさが変わってくるからです。

まずカーソルの移動距離についてですが、私はローセンシ(低い感度)でプレイしていました。ローセンシの方がブレが少なく、綺麗なエイムができると思っていましたし、実際上位ランカーもローセンシもしくはそれに近いプレイヤーが多かったからです。
しかし、ローセンシだと遠くのサークルを狙う時にカーソルを大きく移動させる必要があります。
それを補うのが画面の解像度です。

すごい大雑把に言うと、画面の解像度が半分になればサークル間の距離も半分になります
つまりローセンシでもカーソルを大きく移動させる事なく遠くのサークルを叩けるのです。

一方、デメリットもあります。サークルのサイズが小さくなってしまうのです。
こちらに二枚の画像があります。片方が1980*1080時のサークル。もう片方が1024*600時のサークルです。

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多分原寸大で表示できていると思います。半分くらい小さくなっていますね。ローセンシでプレイするためとはいえ、これはあまりにも大きなデメリットです。

「画面を小さくするとエイムはしやすいけどサークルが小さくなる・・・でも画面を大きくするとサークルは大きくなるけどカーソルの移動が難しくなる・・・」


悩んだ末、私の出した結論は「画面を大きくしてハイセンシ(高感度)でプレイする」ことでした。エイムの精度は練習次第でどうにでもなりますが、サークルの大きさはどうにもならないからです。
こうして紆余曲折を経て私のプレイ環境は決まりました。

私は上記のような環境に落ち着きましたが、これがあなたにとっても最適であるとは限りません。こればかりは実際に色々と試して自分だけの設定を見付けてください。

参考までに私の範囲設定です。マウス感度だと800dpiでゲーム内感度2くらいに相当すると思います。

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2.譜面の選び方

〇要点
・今の自分でギリギリクリアできる難易度をプレイする
・クソ譜面は楽しいけど程々に

現在Osuの譜面の数は数十万もあり、玉石混交。良い譜面と悪い譜面が入り混じっています。
始めたての頃は好きな曲を検索してプレイしていた事でしょう。
「そんなに上手くならなくてもいいや」という考えであればそのスタイルでも構いませんが、「もっと上手くなりたい!」という場合、そのスタイルでは非効率的です。私はクソ譜面ばかりプレイしていたせいで上達するのがかなり遅れてしまいました。

ではどんな譜面をプレイすればいいのか。まずはその「良い譜面」の探し方をお教えします。

2-1.お気に入りでソートする


まずは譜面の検索画面を開きます。すると、ソートできる項目が並んでいるので「お気に入り」をクリックしてください。

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すると、ハートマーク横の数字(お気に入り数)が多い順に譜面が並びます。
お気に入りの数が多いということは、それだけ良い譜面であることを意味します(他にも「曲が良い」「難易度がたくさんあって万人受けする」等意味はありますが)。
あとはもう片っ端からダウンロードするだけです。中には好みでない曲もあると思いますが、上達のためならば多少の我慢はしましょう。


2-2 良いマッパーを探す

お気に入り順で良いマップが見つかったら、次はその譜面のマッパー(作者)のほかの作品を見てみましょう。作者のプロフィールから下へスクロールしていくとほかの作品一覧があります。

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なお、PPに影響するのは「RANKED」になっている譜面だけなのでPPを上げたい人は注意してください。

2-3.自分のランキング周辺のプレイヤーのPP記録を見る

当然ですが自分の実力に近いプレイヤーは、自分がプレイしている譜面の難易度に近いものをプレイしています。そしてそのなかでも良い記録が出る譜面がPPランキングに入っているわけです。

つまり、自分と実力が近い人のPPランキング=自分の実力に見合った良質な譜面リストとなるわけです。
全部がそうだとは言えませんが、それでも自分で探すよりは手間がかなり省けると思います。

2-4.ググる

Osuの上達法に関する記事はたくさんあります。そしてそれらの中にはおススメの譜面を紹介しているところもありますので、そこから拾ってくるのもいいと思います。
僕は「知らない曲ばかりでつまんないからいいや」とスルーしていました。
皆さんはそんな馬鹿な事をせず、知らない曲でもプレイしてみてください。

2-5.というか良い譜面って何??

すみません。私もよくわかりません・・・
うまく言葉に表せないのですが、人気の譜面はなんとなく叩きやすい印象があります。

トッププレイヤーの方もこの動画のように述べています。

やはり叩きやすい・叩きにくい配置というものがあるようです。

逆に悪い譜面、いわゆるクソ譜面の特徴はわかります。

・サークルがめっちゃ小さい
・リズムがぐちゃぐちゃ
・見にくいサークル配置
・高すぎるAR
・難易度詐欺

等々・・・他にも特徴はありますが、こういった譜面は高い技術が要求されます。そのため、ちゃんと叩けるようになるには時間がかかり、その成果もなかなか分かりにくいです。数学の勉強でいきなり応用問題を解くようなものですね。
ついつい楽しくてクソ譜面をプレイしてしまうかと思いますが、そこはグッと堪えてほんの気分転換程度に収めておきましょう。

2-6.譜面の難易度

どのくらいの難易度をプレイすればいいのか。これも大事かなと思います。
私は伸び悩んでいた当時、「精度を上げたい!」と思い95~97%くらいの精度が出る譜面の精度上げをしていましたが、これは多分非効率的だと思います。

効率よく成長したいのなら、やるべきなのは「高難易度に慣れる」事です。
しかし、高難易度と言っても色々と種類があります。そこで役立つのが先程紹介した良譜面の探し方です。

間違えても高難易度クソ譜面をプレイして練習した気にならないようにしましょう。僕はやってました。

3.エイムと視点

〇要点
・エイムは感覚。繰り返しプレイして感覚を鍛えて
・当たり前だけどサークルをちゃんと見る

環境が整い、プレイすべき譜面も集まりました。これでようやくゲームプレイ中の話に移ることができます。

3-1.エイム上達法

こればかりは経験を積んでください。の一言に尽きます。
おそらくコレが一番知りたかったという方が多いと思います。本当にすみません。
「いやそこを教えてくれよ」「は?」「まって」「うんち」
そんな声がなんとなく聞こえてきたので、何とか納得してもらえないかと考えた結果、ある結論に辿り着きました。

皆さんは字を書くときに一画毎に線の長さを意識して書いていますか?
ゼロとはいきませんが、ほとんど意識を割いていないと思います。幼い頃
から何度も繰り返してきたことで身に付いた「感覚」で書いているのです。
そして字の綺麗・汚いの差はエイムの精度の差・・・少々強引かもしれませんが、私は字を書くこととOsuのエイムが似ているのではないかと考えました。

字が汚い人が綺麗な字を書くためには、最初は一画ずつ色々と意識して書きますよね?そしてそれを繰り返す内に「感覚」が身に付き、それほど意識せずとも綺麗な字が書けるようになるわけです。

エイム上達に関しては近道は無いと思います。とにかく練習しましょう。

3-2.視点

サークルを叩く時、ちゃんとサークルを見ようとしていますか?

低難易度のゆっくりな譜面ならじっくりとサークルを追っていくことができますが、☆4ぐらいから譜面によっては追いきれないものが出てきます。
☆6や☆7、あるいは高AR譜面となると完璧にサークルまで目で追うのはとても難しいです。
ではどのあたりを見ればいいのか。それについてはこんな動画があります。

これはアイトラッカーを使用したOsuのプレイ動画です。青い円がプレイヤーの視点を示しています。大体のサークルに対して、すぐ近くまで視点を追っています。
ジャンプの場面では流石に途中までしか追えませんが、きっちり焦点で捉えなくても見えてるとは思います。

私はこれができませんでした。画面の端々を飛び交う時はなんとな~く画面の中央あたりを見て全体を把握し、「こんな感じかな?」となんとな~くでエイムをしていました。
ちゃんと目で追えていないと安定感が無くなります。なんとな〜くでプレイしているので叩ける時と叩けない時の差が激しいのです。そんな不安定な中、うまいこと叩けた記録が私の5年前の自己ベスト・・・「最高に上振れた瞬間の記録」だったのです。
その後もお願い上振れプレイを続けていたため、当然良い記録は出ませんでした。

ですが視点の大事さに気付くようになってからはドコを見るのか意識するようになり、目が追いつくようになってからは安定感が増し始めました。
「今の叩けてたじゃん!」みたいな事も少なくなりました。自己ベストを連続更新できたのも目が追い付いている証拠かなと思っています。

また、モニターとの距離も大切です。
距離が長い方がより全体が見えやすく、視線を動かす距離が少なく済むので適度に離れてみるとやりやすいかと思います。
適切な距離については今も探っている最中ですが、60cm〜1mくらいが良さそうかなと感じています。

4.スキン選び

こだわる人はめっちゃこだわるスキン。でも私はあんまりこだわりはありません。よほど見にくいものでなければ何でもいいかなと思っています。
しいて言うならば

・サークルの背景が透明
・スライダーの折り返しが見やすい
・カーソルのフチがぼやけてない

私が求めるのはそのくらいです。ガチガチのガチな人はMODごとにスキンを変えているそうですが、まだ私はその域には達していないかなと思います。
私が使っているスキンを紹介したいのですが、色々な譜面から気に入った部分を切り貼りして改変しているのでここでは紹介することができません。
同じものを使ってみたいという方は直接ご連絡ください。


いかがだったでしょうか。
これがここ最近私が行ったSTD上達法です。

最後に、私は自己ベストの更新をもって成長したと考えていますが
PPや順位だけで実力は測れるものではありません。難易度の割にPPが多く稼げる「PP譜面」というものも存在します。
しかしそのPP譜面もある程度実力がなければいい記録は出ませんし、PPが増えることはモチベーション向上にも繋がりますので、私はPP譜面をやることをお勧めします。

それではよいOsuライフを。



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