数値計算と演算子

1.記事の内容

 この記事では、Pythonで使う数値計算の演算子(「算術演算子」といいます)について紹介します。計算プログラムを書くときの索引として活用ください。

***わからない用語があるときは索引ページへ***

2.算術演算子の一覧

 以下に、Pythonで使う演算子の一覧を示し、最後にサンプルプログラムを紹介します。

Pythonで利用する算術演算子

+  足し算、正の数
-  引き算、負の数
*  かけ算
/  割り算
** べき乗
// 整数割算の整数商(切り捨て)
% 整数割り算の余り


3.数値計算のサンプルプログラム

 算術演算子を使った計算のサンプルプログラムと実行結果を示します。

#keisan_ex.py

x = 5
y = 3
print("x =", x)
print("y =", y, "\n")

wa = x + y
print("x + y =", wa)

sa = x - y
print("x - y =", sa)

seki = x * y
print("x * y =", seki)

sho = x / y
print("x / y =", sho)

bekijo = x ** y
print("x ** y =", bekijo)

seisu_sho = x // y
print("x // y =", seisu_sho)

amari = x % y
print("x % y =", amari)

 プログラムの4行目を見ると、"\n"という見慣れない文字列が記述されています。

print("y =", y, "\n")

 文字列の中の"\"は「エスケープシーケンス」といって、後ろの1文字で特別な意味をもたせる仕組となっています。ちなみに、"\n"は改行を表しますので、下の実行結果のように、1行改行されます。

 実行結果の出力は、以下のようになります。

x = 5
y = 3 

x + y = 8
x - y = 2
x * y = 15
x / y = 1.6666666666666667
x ** y = 125
x // y = 1
x % y = 2

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