上手な美容師の見つけ方(1)
僕が美容師でなかったら、美容師さんの技術の差なんてよくわからないまま美容院に通っていたと思います。
接客が上手だから、気が利くから、お店がお洒落だから、料金が程良いから、、、そんなようなところを判断していたんだろうな、と。
あくまで一つの目安なのですが、僕が皆さんにお伝えしたい判断基準としては
男性のカットが綺麗に長持ちするかどうか
ツンツンの刈り上げスタイルではなく、ワックスをつけるさっぱりとしたショートスタイルや、最近だとマッシュ気味にする男性も多いですよね。
そういった多少の長さはありつつもスッキリするスタイルを長持ちさせつつ綺麗に切れる美容師さんは上手だと思います。
旦那さんや息子さん、男性のご友人でなんとなく良い髪型になっているなと感じたら、その美容師さんを紹介してもらうべきです。
その理由は...
男性のヘアスタイルは誤魔化しが効かない
多くの女性の場合、ロング、ミディアム、ショートヘアにしてもある程度の長さがある為、アイロンを通したりブローをするなどして綺麗な形に出来てしまいます。
一方、男性の場合は多くの場合スッキリさせることが前提条件になるのでカットやパーマなどの技術が露わになります。
部分的なカットではなく必ず全体にハサミが入る
女性のカットの場合、毛先だけ、えりあしだけスッキリさせる、前髪だけ短くする、量だけ少なくする、などといった部分的なカットで済む場合もあるので技術的に測り辛い場面があります。
一方、男性のヘアスタイルの場合、全体の長さ、量を切らなければなりません。
単価的な部分で蔑ろにされやすい
多くの社会人男性がパーマやカラーなどは出来ない条件下で生活をしています。そうなると自ずとメニューとしてはカットのみ。
美容室の商売として、カラーやパーマも加えて時間単価を取りたいところでしょうが、貴重なスタイリストが1人、お客様につくことになります。
全体的にハサミを入れなければならない分、作業量が多いが高単価が見込めない男性のカットを丁寧に切ってくれる美容師さんは良い美容師さんかなと思います。
周りの男性の髪型も参考値に
もちろん女性のショート〜ショートボブが技術的には一番盛り込まれているヘアスタイルだと思います。
が、男性のヘアスタイルにもカット技術の叡智が盛り込まれています。
周囲の男性のヘアスタイルがなんとなくカッコいいなと思ったら、その方がどんな美容師さんにカットしてもらっているのか聞いてみるのも面白いかもしれません。
もしかしたら上手な美容師さんとの出会いがあると思います。