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イヤなことやめたら? 【ぷろおごvoicy文字起こしvol.78】
この記事はプロ奢ラレヤーのvoicy『嫌なこと、全部やめても平気じゃね?』(2021年8月1日公開)を元に作成したものです。
はい、どうも。
この配信は過去累計4000人にメシを奢られてきた浮浪者がただ独り言を垂れ流すだけのラジオです。
物好きな人だけ聞いていってくれればと思います。
僕は「嫌なこと、全部やめても生きられる」という本を出してるんですが、有難いことに相変わらず読まれているようで、今日はその嫌なことをやめるということについて補足的な話ができたのでやっていきたいと思ってます。
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「嫌なこと、全部やめたらやばくない?」っていう意見が多いわけですよ。日本語のマジックみたいなものかもしれないですけど、僕は「生きられる」としか言ってないんですよね。生存が危ぶまれることはないでしょ?ってことです。日本に生まれた時点でやばくても生きられるんですよ。日本の国籍を持ってるから。
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大体の場合、嫌なことを全部やめたからといってそのせいで死ぬわけじゃないんですよね。だって、そうじゃん。
人工呼吸器をつけてて、それが嫌だから外したりとか、そういうことなら嫌なことやめて死ぬことはあるかもしれないけど、そういった超レアケースを除いて大体の読者、ああいった本を手にするような人たちが抱えてる問題は基本的に全部やめても生きられるんですよね。
そういったことをタイトルで主張しているんですけど、それをもうちょっと補足的に説明していきたいなと思います。僕のいう「やめる」は「一旦やめる」ってことなんです。とりあえずやめてみる。これ結構大事だよ。
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別に、やめたら一生ずっとやってはいけないとかそういうことじゃなくて、「一旦やめてみない?」って話を僕はしているんですね。
どういうことかというと、「嫌だな〜」って思い悩んでることがあるとします。基本的に悩んでる人ってまだやめてないんですよ。だってやめたら別に悩む必要なくて、ただ問題がそこに生まれるだけだなんですよね。「やめようかな」と「やめた、次どうする?」って違うんですよね。
悩みはまだ問題にまで到達してなくて「問題が起きるかもしれない」って思ってる状態なんですよ。問題がなかったらどうやっても解決できないじゃないですか。センター試験の満点の生徒でも、問題が出なかったら一点も取れないわけですから。
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悩んでる状態はまだ問題が出てない状態なんですよ。そういう意味で「やめようかな、どうしようかな」って思ってる人はまず一回やめてみる。 そうすると問題が出てくると思うんですよ。「なんか分かんないけど働くのやめたらお金なくなっちゃった。家賃どうしよう」とかね。
これは問題じゃないですか。どうやって解決するか問われている。問題に直面してみて、「もう本当にもうどうにもならん、この問題を解決できない。俺の能力じゃ無理」「もう解決できない」そう思ったら、やめるのを諦める。やめ続けるのをやめる。つまり一回やめてみてやばかったら、またやればいいですよ。やり直しができないことってほとんどないんですよね。あります?ないんですよ。
まったく同じ形にはやり直せないかもしれないけど、イチからやろうと思ったらできるわけですよね。別に会社なんていくらでもあるわけだからまた就職すればいいし、大学行ってやめたんだったらまた大学入ったらいいし、基本的に全部辞めたことはやり直せるわけですよ。ちょっとしたコストをかければね。で、そのとき重要になるのがもう一度やり直すためのコストをどう見るかなんですね。
まずやり直すのにかかるコストを算出してみる。
「大学に入学するには?」
「もう一度就職するには?」
算出したコストと、「どうしようかな〜」「やめようかな、やめないでおこうかな〜」ってうじうじ考えてる時間とか、精神的ストレスとかを自分で並べてみて、コストが軽い方を取ったらいいんですよね。大体の問題はやめようかな、どうしようかなって迷ってる時が一番コストがかかると思うんですよね。それに、コストがかかるわりに悩んでるだけでは何も変わらないじゃないですか。考えてる間にとられるリソースが一番もったいない訳ですよ。問題がないんだし。
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だから僕は大体の問題に関して、一回嫌だと思ったらやめてみるっていうのが総合的にコスパがいいかなと思ってるんですよ。
やめていない状態で「これからやめようかな」って冷静に考えるのって結構難しいんですよね。難しくないですか?結局人間は、「今、ここにいること」を肯定したいし、自分がやってきたことを否定したくない生き物じゃないですか。だってやめるべき理由を探すことは、ある意味でそれまでの人生を否定することになってしまうかもしれないわけですよね。何より、まだ起きてないことを起きてない状態で想定して、考えるのは難しい。
一回やめてみる、は僕自身の処世術でもあるし、多くの人にとっても有用な処世術なんじゃないかと思うんですよ。「やめたいけどやめられない」って状態はあんま健康的ではないように見えますね。辞めたあと元に戻る、つまり、辞める前の状態に近づくにはどれぐらいのお金、時間、工数がかかるのかを考えてからだったら、それはもう全然辞めても問題ないですよ。
うん、むしろやめた後もう一回始めることで、好転する部分もあるかもしれない。「一回折れた骨は強くなってつながる」とか言いますけどやっぱり強力になるんですよね。力になってくる。「回り道すると何かいいことあるぜ。」みたいなことわざいっぱいあるじゃないですか。分かんないけど。
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昔の偉い人はみんなそう言ってるみたいだし、割と正しいと思うよ。僕だけが言ってるわけじゃないからね。
はい、ということでですね、とりあえず、嫌なことを全部やめてみて。
それで「やべえよ、やっぱ無理だ」と思ったら、また始めればいい。そういった感じの行動規範で僕はやってますが、こんな感じでわりとうまくやれてるし、周り見てもそういった傾向でうまくやってる人が多いし、大失敗したって人もあんまり見たことない。
大失敗したって思ってる人いるかもしれないけれども、「客観的にあなたが辞める前とどれぐらい状態が変わってるんですか?」と考えていくと全然変わってないじゃんということがほとんどじゃない?
復帰コスト計算してみて、やめてみたらいいんじゃないですかね。
まあ、浮浪者なのでなんの責任も負いませんが、やめるコマンドがあることを思い出してみてはいかがでしょうか。
ということで今日はこれでおしまい。
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