「あいつより俺のがうまくやれる」の罠【ぷろおごvoicyの文字起こしvol.65】
この記事はプロ奢ラレヤーのvoicy『「あいつより俺のは上手くやれる」の罠』(2021年5月7日公開)を元に作成したものです。
はい、どうも。
この配信は過去累計3000人以上にメシを奢られてきた浮浪者が意味不明な独り言をただ垂れ流すだけのラジオです。
物好きな人だけ聞いていってくれればと思います。
今日は「あいつより俺のがうまくやれる」罠、というテーマです。
皆さんは、思ったことないですか?
あいつはあんな事やってるけど、俺の方が絶対うまくやれるよ…
あの人、なんかやってるけど、もっとこうした方がいいよね。
Twitterなんかでよく見るような気がするんですけど、どうでしょうか。
今日は、この「あいつより俺のがうまくやれる」という言葉に隠されたメッセージについて話していきます。
成長欲求の空回り
「あいつより俺のがうまくやれる」というのは、相手の能力を低く見積もる、誰かの行動に対して低評価を下すことで、自分の精神を安定させるテクニックです。
人が「あいつより俺のが〜」に至る前に、「うまくやりたい」という気持ちがあると思うんですけど、この「うまくやりたい」という気持ちが空回りしている時に、こういう言葉が出てくるんじゃないかと、僕は考えます。
自分の能力を上げていきたいのに、もうどうにもしようがない、そういう人の断末魔のように聞こえるんですよね。
下を見るようになったら、停滞のサイン
今までにそれなりにうまくやれたという手応えがあって、自分の能力に対しての信頼があるんでしょうね。
「自分ならうまくやれる」という自分の能力への信頼と、「あいつがどうやるか」っていうのは関係ないですよね。
それを「あいつ」という存在がないと、自分の能力を評価することができない、という状態に陥っていますね。自分の能力向上の限界がきているように見えます。
ドラクエやファイナルファンタジー、ポケモンで、自分の攻撃力を上げる魔法を使っても、それより上がらない限界がありますよね。そういう時は相手の防御力を下げるしかないんですけど、それとも似てるように思いました。
どんな人間でも、自分を高めるのにどこかしらで限界を迎える時が来ます。そういう時はそれまでとやり方を変えていかなきゃいけなくて、それまで同じやり方をしていても、頭打ちのままです。
そういう時に、自分より下を見ると、自分が成長していない、自分の能力、やり方が限界を迎えていることには気づかないんですよね。だから、つい自分と誰かを比較して、誰かをこき下ろす必要があります。
しかも、その下とされる誰かが自分より下であるかどうかも怪しいところで、おおよそ錯覚ですよ。
限界を迎えているという現状を受け入れられていないんですよね。その上、自分の能力に対する信頼はそのままあるんだから、厄介なことですよ。
これまでのやり方とは変えていかないと、生き残れないんですよね。
僕を含めて、成長欲求がない人というのは、そもそも、「俺のがあいつよりうまくやれるぜ」とは思わなくて、能力が低いとか高いとかそういうことをあまり考えないので、比較することもなければ、目に入りませんね。
僕はあまり他人に興味がないんでしょうね。
成長欲求が空回りしている人は、他分野に移行するとか、新しいスキルを身につけたり、別視点を取り入れたり、今までのやり方に固執せずに、挑んでいかないと、思考も手法も煮詰まって地獄のような状態に陥ります。
なので、「あいつより俺のが〜」というのが浮かんだ時には、注意が必要ですね。
陰謀論など、「人類は馬鹿で、真実に気づいているのは私だけなんだ!」というような類の思想も極端ではあるけど、同じようなものですね。
早いうちに、軌道修正をしないと、どんどん修正しづらくなりますから、怖いですよね。
「あいつのやった」と「俺の能力」は無関係で、誰かがやっていて、自分が何もやっていない時点で、もう外野なんですよね。
レースや試合を見て、外野がなんやかんや言うのは簡単です。
言うのはタダですもんね。
やってる奴はえらい…、やってる奴は強い…
はい、というわけで今日はそんな話でした。
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