「わかり合う」より大事なこと【ぷろおごvoicy文字起こしvol.69】
はい、どうも。
この配信は過去累計3000人以上にメシを奢られてきた浮浪者が意味不明な独り言をただ垂れ流すだけのラジオです。
物好きな人だけ聞いていってくれればと思います。
今回は「使用済みスパッツの売却で100万円稼いだ体育会系さん」の提供でお送りします。
今日は「分かり合うより大事なこと」について話していきます。
分かり合うより大事なこと
「分かり合おう」という言葉はよく聞きますよね。
日本だけでなく世界で見られる風潮だと思いますが、僕はこれが気持ち悪いと思ってしまいます。
なんだろう……
分かり合うとは何か?
ここで「分かり合うとは何か?」について考えてみる必要があると感じます。「分かり合う」とは、「お互いの違いを理解し、差別をなくそう」という文脈で使用されることが多いのではないでしょうか。
「お互いの違いを理解し、差別をなくそう」という目的で「分かり合おう」という言葉が用いられる時、そういった文脈下における「違い」は「集団における属性」でもあるように思います。
ということは、集団が変われば「ある属性」は少数にもなりえるし、多数にもなりえますよね。
人は自分と異なった性質のもの、未知のものに対して恐怖を抱きがちですよね。だからこそ、「理解することで違いをなくそう」そういうメッセージになると思うんですが、そもそもその「異分子」を作ったのは誰?というのが気になるんですよね。
「普通」と「普通じゃない」
僕は自分が世間から外れた人間ではないと思っていますが、現代の日本においてそうではないようで、僕はどうやら特殊らしいです。
日本は農耕民族で、かつ単一民族と言われています。それから、軍事国家だった過去もあり、統率というものに非常に重きを置いています。
当然、教育もその影響を多分に受けていて、日本の義務教育課程では、生徒がある程度、画一化されるような構造を持っているんじゃないでしょうか。自然と規格というものができるわけです。
というのも、兵隊を統率するのにしても、会社で新入社員を受け入れるにしても、画一化されていると扱いやすいですよね。
「出る杭は打たれる」ともいいますが、個人の能力ではなくて、集団内において調和を保てるか、いかに目立たずにいられるか、そういう評価軸が蔓延っているように思います。
つまり、現代日本において、人間のパターンは少なくなるようになっているのではないでしょうか。人間のパターンが少ないということは、パターンからはみ出る人間が生まれやすい側面を持っています。
逆説的ですが、社会が社会不適合者だったり、意味不明、理解不能な言動をする人たちを生んでいるということです。
例えば、インドには「遅刻するADHDの奴」はいないと思うんですよね。
なぜなら、みんな遅刻するし、それが当たり前の社会だからです。遅刻は遅刻しちゃいけないという社会通念によって形成されたものですよね。
社会が画一化されることで、人々はがんじがらめになり、結果的に社会不適合者が増えるとも言えるんじゃないでしょうか。
日本では、定職に就いていないだとか、就労をしていないのを理由に、社会不適合者のように扱うことがあるために、僕自身もそういう部類に含まれることが多いです。
社会の多数を占める人たちが、多様性を掲げて、「分かり合おうよ」と言っているのは、自分たちで規格外を作って排出しているのに、歩み寄っているようで、なんだか気持ち悪くありませんか。
人が攻撃や差別をしないため、対人における摩擦を減らすために、「分かり合おう」「理解しよう」と言っているんでしょうね。でも、理解しようと努めなくても、摩擦を減らす手というのはあると思うんですよ。
僕はそれが「別にさぁ、分かり合わなくてもよくね?」というスタンスだと思うんですよね。
無関心を大切に
人が分かり合える、理解できる、という前提は同じ規格内における話で、自分の規格を持ち出して全てを推し量ろうとすると、そりゃ許されない人間は増えるでしょうね。
人は理解しあえないし、分かり合えないという視線で、世界を見ていると「なんか気持ち悪いけど、別にどうでもいいや」という感想で終わると思うんですよ。
無関心をうまく扱えれば、人間間での摩擦は減るだろうし、暴力や事件というのは起こりにくくなるんじゃないですかね。
自分の関心がどこにあり、どこを向いているのかを知る。その関心に刺さらないものは、どうにだってよいことなので、取り合わない。規格で量るのではなく、個人の関心で世界を量るようになると、「許されるべきでないもの」は減るんじゃないでしょうか。
ということで、「分かり合わなくても、別によくね?」というスタンスも大事なんじゃない?という話でした。
いかがだったでしょうか?
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はい、今日はこれでおしまい。
またね。
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