古民家改築⑮~共同所有地を買った~
大木の伐採費用のおおよその金額が分かってから、不動産会社を経由して「北側の共同所有地を購入したい」という意思を伝えました。
しばらく待っていると「あちらから40万の金額を提示してきました」と不動産会社から連絡が来ました。その連絡を受けて、翌日には「あちらの金額通りに交渉を進めて欲しい」と意思を伝えました。
この共同所有地に関しては値下げ交渉をしませんでした。恐らく、これが最後の購入機会になると考えていました。金額で揉めて売ってくれなくなる前に「さっさと買ってしまおう」と考えていました。せっかく木の伐採をして整地したのに、将来的に所有者が変わって状況が変わるのが嫌でした。それに毎回伐採する度に、彼らの顔色を伺いながら伐採の許可を貰うのも嫌でした。
実際には3人で共同所有されていましたが、取引には3人の中から代表者を立ててもらい、その人と交渉していました。その手続きは全て不動産会社の方にやってもらっていたので、僕からすれば直接会うことこともありませんでした。結局、最後まで会うことなく取引が終わりました。
この時、北西の竹林に関しても、同時に購入の交渉を進めてもらっていました。これら2つの土地の契約は、ほぼ同時期に終わりました。
この共同所有地に関して、購入するまでは深く考えてはいなかったのですが買った後に、メリットがあることに気がつきました。
それは下水道を通すのが楽になったことです。
もともと僕の所有地は北側の道路まで一部が伸びていました(下図の黄色の箇所)。ただ、その所有地の上に切ることができない大木が2本ほどありました。
※実際には土地の境界線は斜めになっていたりして複雑です。
下水工事をしてもらうにしても、それらの木の根っこを避けることが可能なのか不安ではありました。でも、この3人の共同所有地を購入したことで、別ルートから下水を家まで引くことができるようになりました。
ちょうど大木の間を縫う形で下水のルートを敷くことができるようになりました。
これは大きなメリットでした。8月に現地を下水工事の業者に見てもらった際、「下水を家まで引くのに100万くらい」と言われていましたが、これで大きく状況が変わりました。購入にあたっては、少しくらい値引き交渉ができたかもしれませんが、この土地に関しては、言い値で交渉しても後悔はありませんでした。
3人からの居住地の特定や、大木の伐採見積もり依頼など、いろいろと手間がかかりましたが、北側の土地に関しては、これで僕の土地の一部になりました。
次は北西の竹林の土地です。
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