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古民家の断熱対策について①〜南側に植えてある樹木の効果〜

2021年の5月29日、やっと小郡に引っ越してきました。それまで休日のたびに小郡に通っていましたが、往復一時間半の移動の時間から開放されました。一日中、小郡の家で生活するようになってから気がついたことがあります。

それは昼間の12時から14時にかけて思ったよりも家の中が涼しいことです。来客した人たちも「田舎だから涼しいね」と言っているのですが、11時台は少し暑く、12時から13時台は暑さが弱まって割と涼しく、14時台以降からは暑く、夕方の早い時間帯から割と涼しい時間が始まります。

気温自体は当然一番高くなっているのに、12時から13時台が割と涼しく感じられるがのが不思議でした。

なぜ涼しい時間帯があるのか?

理由は南側に植えている杉の木と、モチの木です。

この2本の木のおかげで12時台から13時台にかけて日陰ができます。その日陰が家にかかっていて、南の縁側が涼しくなっています。何度か切ってしまおうかと考えたことがある2本の大木ですが、昼間の直射日光を遮ってくれるというメリットもありました。他にもメリットがあるのですが、それは別の文章に書いています。

樹脂サッシや二重サッシなどのサッシに力を入れるの断熱対策ももちろん必要ですが、そもそもの日射自体を遮ってしまうことで、こんなに涼しいと感じるとは思っていませんでした。ただ、現時点で木陰のおかげで涼しく感じるのは屋根が古い藁葺きにトタン屋根という点もあるかもしれません。動物が入れるほどの隙間だらけなので、普通の家のように、天井裏に熱がこもることはありません。今後、屋根を葺き替えて、瓦やガルバリウムに変えたら状況は変わるかもしれないです。どちらにせよ、木を植えて日射自体を遮ってしまうのは有効だなと感じました。ちなみに夕方の西陽に関しては、西側に倉庫があるおかげで防いでくれます。これも夕方に早く涼しくなる要因だと思います。

木があれば日陰ができて涼しいと感じるのであれば、南側に9時台から11台に日差しを遮るような場所に木を植え、さらに14時以降の日差しを遮るような場所にも木を植えたいと考えました。常緑樹ではなく落葉樹を植えれば、夏は葉が茂って日陰を作ってくれますし、冬は葉が落ちて日光を通して温めてくれます。ついでに落ち葉は集めて堆肥にできます。

南側から写した写真です。

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倉庫と杉の木の間に、14時以降の日差しを遮る落葉樹を植えたいと考えています。モチノキ東側に1本と、杉の木とモチの木の間にも1本ほど落葉樹を植えたいと考えています。


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