海外アートニュース(2023年6月16日−30日)
5人のコレクターがアートバーゼル2023のハイライトと購入品について語る。 7日間で8万2000人の来場者を迎え、活況のうちに閉幕したアートバーゼル2023。アートバーゼルはフェアそのものだけでなく、パーティーからデザイン マイアミなどの他のアートフェアに至るまで、広大な一連のイベントも伴い、混乱を招くこともある。そこで今回、5人のコレクターにアートバーゼルについての考えや考察を共有してもらった。-Artsy
ハウザー&ワースは、パリの新ギャラリーでの初めての展覧会の詳細を発表した。 ギャラリーの最初の展覧会では、ロサンゼルスを拠点とする非常に人気のあるアーティスト、ヘンリー・テイラーの新作が展示される。テイラーは6月と7月はパリに滞在し、制作する予定だ。 ギャラリーは10月14日、Paris + フェアに合わせてオープンする。-artnet
戦争によりキーウから逃れた2人のウクライナ人修復家が、イギリスのユグノー博物館で肖像画を修復した。このユニークなプロジェクトは、フランスでの宗教的訴追から逃れて英国に滞在した第一世代の難民の歴史に光を当てている。 現在難民として英国に住んでいるウクライナ出身の絵画修復家2人- アネタ・シャシコワとヴァレリア・クラフチェンコはともにキーウ芸術建築アカデミーで修復家として訓練を受けたが、2022年2月のロシア侵攻を受けてウクライナからの退去を余儀なくされていた。-artnet
タデウス・ロパック・パリ・マレでは、1980年代のロバート・ラウシェンバーグの陶芸に関する主要な作品を展示している。 この展覧会は、ラウシェンバーグの日本の陶芸作品シリーズ(1982/1985)の作品と、この初期のシリーズの継続として1989年に制作されたさらなる陶器のグループにまたがり、アーティストのキャリアの形成期に焦点を当てている。-artdaily
イェール大学が所有する芸術作品やオブジェクトの膨大なコレクションがオンラインで検索できるようになった。Luxという検索ツールを使用すると、ユーザーはイェール大学アートギャラリーからイェール大学英国美術センターまで、1,700万点の作品を検索できる。-artnet
ロンドンで開催されたクリスティーズの「20/21 世紀イブニング セール」は6,380万ポンド (約117億3,000万円) の売上となったが、著名な作家が含まれていたにもかかわらずほとんどのロットは最低価格以下、またはそれに近い価格で落札という結果となった。 ヨーロッパで落札された美術品の中で最も高価な作品となったクリムトの絵画を取り扱ったサザビーズ ロンドンとは異なり、クリスティーズのこの結果は、5月のニューヨークオークションでの動きが鈍かったことを受けてのものと考えられる。-ARTnews
星座からインスピレーションを得た新しいリビエラ マヤ リゾートをレポート。 オーシャンフロントのセントレジス カナイは、エドモンズ・インターナショナルが設計しチャピ・チャポ・デザインが内装を施した、曲線を描くパビリオンのネットワークが特徴的だ。124室の客室と19室のスイートを備えており、全室から海の景色を眺めることができる。-Galerie
200年間失われていたと思われていたアンヌ・ヴァレイヤー=コスターの作品がオークションで約280万ドル(約4億円)という記録的な価格で落札された。 女性として史上2人目でフランス王立絵画・彫刻アカデミーに入学を認められたフランスの静物画家、アンヌ・ヴァレイヤー=コスターによる花瓶とパイナップルが描かれた静物画は、1783年にパリ・サロンに出品され、その後長い間行方不明となっていた。-artnet
芸術を愛する韓国の大統領夫人であり「Kカルチャーのセールスマン」であるキム・ゴンヒ氏が、ル・コルビュジエ、マーク・ロスコ、その他のアートスターの大規模なショーを韓国で企画した。 昨年のユン大統領就任以来、キム氏は障害のある人々の芸術活動の支援、気候変動対策、韓国の伝統文化と遺産の保存に重点を置いている。アートネットニュースが最近の米国訪問と母国の芸術への支援について話を聞いた。-artnet