【薬局広報として】Xのススメと考察ポイント60
まえがき
こんにちは。
東京都で〈処方箋なしで病院の薬が買える〉オオギ薬局というのを運営している、扇柳(オオギヤナギ)といいます。
薬剤師です。
薬局は8年、Xアカは6年運営しています。
(アカウント:https://twitter.com/ogiyakkyoku)
これを読んでいる方は、みななんとなく「いまの時代SNSやらなければ」と思いつつ、「薬局」という業種の中で、アカウントを運営する難しさを感じているのではないでしょうか。
私よりフォロワーがもっといるアカウントも沢山あるのですが、日々、「薬局」として、Xのアカウントの運営の方法を考えているほうだとおもうので、自分の中で整理、メモしたいという意味も込めてこれを書いてみました。
私自身もアカを作って3年ほどは、適当にタラタラやっていて鳴かず飛ばずで、今思うとその時間非常にもったいなかったな、と反省しており、あの頃の自分に伝えたいような内容です。
今の扇柳もできていない、というものも、自戒も含めて書いています。
執筆時フォロワー数8000くらいでイキってすいません。
石投げないでください!
どんな人によんでほしいか
こんなヒトにおすすめ↓
ちょっとこの記事の主旨とは違うかも↓
なんか書いていて止まらなくて、まあまあ長文にもなったのでカンパしてもらいたく途中から有料(500円)にしてみました。
序盤は一般論、後半のほうが薬局だからこそ、というとこ書いたつもりです。
言いたいことごとに箇条書きにしています。
60項目にしてみました。60ポスト読む、と思えば気軽に読めるハズ。
【Xのすすめ(総論)】
1 SNSをやるか、やめるか
まず、当たり前すぎることですが、現在の環境において、SNSが必要かどうか考えましょう。
現在の薬局の状況を考えたときに、
極論、これであればすっぱりSNS全部やめてもよしです。
実際、私の尊敬する薬局経営者の何人かは、ざっと数ヶ月で1000~2000くらいまで簡単に伸ばしたくらいで、スパっと「時間の割にはメリット少ない」と判断して辞めて、薬局事業をその後も右肩上がりで伸ばしています。
かっこよ。笑
でもそんな方は少ないでしょう。
逆にもったいないな、と思うのは「何年もやっていて、そのひとも薬局も魅力なのにアカウントのフォロワーは伸びてないな」というもの。
せっかくやっているなら伸ばしましょ!楽しいので。
ゲームと思ってやりましょう。
私は、少しだけ考えて工夫して、継続すれば、誰でも伸ばせる、と思っています。
特別な才能がない自分が、どうやったら伸ばせるか日々考えていたこと全部書くつもりなので、一緒にやりましょう。
ただその「少し考える」「継続」が、なかなかできないもんですよね~
まあね~
2 目的をしっかり考える
「なんのためにSNSをやっているか」と聞かれて即答できますか?
・集客(新規)
・リピーター増
・人材募集
・繋がりをつくりたい、会いたい人がいる
・良い情報にアクセス
・〇〇を売ってマネタイズ
・HPに誘導
・他SNSに誘導
・副業に繋げたい
・社内広報
ざっと、このあたりになるかと思います。
「そんなの当たり前じゃん」と思うかもしれませんが、では自分のポストが、その目的にしっかり向かったポストになっているでしょうか?
目的に関係なく、一貫性もない趣味やご飯の投稿ばかりになっていませんか?
当店では「X見てます」という方が毎日のように来店しますし、あとはそれなりにフォロワーがいると「信用」があがる、というのを実感しています。これをきっかけで、例えば医薬品卸さんを紹介してもらったり、会いたいとこちらから思う薬剤師さんにはほとんど会えるようになったり、経営人生かなり助けられています。
特に私はいわゆる零売薬局なんていうのをやっていますが、事業始めた当時はネットでボロクソ言われたり(まあ今もたまに言われるけど苦笑)、競合にネチネチリプされたりしましたが、ある程度フォロワー増えるとそのあたり「守備力」があがった実感があります。
また、目的はできれば2-3個にしぼって言語化したほうが、運営しやすくなります。目的多ければそれだけ難易度上がります。
3 他のSNSでなくて「X」なのか
Xのメリット
①双方向性
一方通行の発信だけでなく交流できること
これによって、「ある程度までロジックで伸ばせる」「届けたいところに届けられる」と思います。
憧れの社長とかに普通にリプできるんですよ。すごくね。
②拡散性
なにかサービスや想いを伝えたいときに、一気に広がるチャンスがある
4 Xのデメリットや他SNSの魅力
①情報が流れていく
例えばブログやYouTubeなどにあるようなようなストック性はXでは乏しく、過去のポストなどにはあまりアクセスされないです。それを踏まえて、情報によっては繰り返し投稿する必要があります。
②属人性
投稿するひとや、アカ運営者によってかなり伸び方に差が出ます。
例えばInstagramとかのほうが、ある程度マニュアル化して、最低限の伸ばし方は統一できそう。
スタッフ間で交代しながら、とかでやるならInstagramとかのほうがいい気がします(ウチほとんどやってないけど笑)
5 薬局アカでトップをねらえ!(局所的にでも)
皆さん、「日本で一番の有名な薬局は?」と言われてどこが思い浮かびますか?日本調剤?アイン?マツキヨ?ウエルシア?
その中で〈その薬局に勝てるか?〉と考えたら、正直、なかなか現在の市場の中で追い抜くのは難しいですよね
では〈日本で一番Xで目立っている薬局は?〉と言われたらどこでしょうか。ぱっと思いつかないですよね。
〈一番じゃなくても、上位30位くらい、Xで目立っている薬局は?〉と言われたらあそこかな、とか◯◯さん、とか各自思いつくと思いますが、、たぶん30位まで挙げられないと思います。
つまり、ちゃんとやっているところ少ないから勝てるんですよ。
全体で一番になれなくても、例えば
〈「自分の県で一位」とかのポジションが取れる可能性がある。〉
それが事業規模によらず、個人薬局でもとれる、と考えると結構コスパよく、アツくないですか?実際いまならどの都道府県でも戦略練って継続すればトップとれるでしょう。
都道府県じゃなくてもいいです。
スポファで1位とってもいいし、
関東在宅ナンバーワンとってもいいし、
物販特化でもいい。
私は「零売」だけでは後続が諦めるレベルのX内1位はキープしよう、と考えてから結構やる気出ました。
6 フォロワーの質がよければ少なくても実は十分
なんとなく薬局アカで「5000~1万以上フォロワーいないと影響力なさそう」とか思いませんか?私は始めた時はそう考えて、なんだか登る山が大きく見えてげんなりしていました。
ただ、それは実は誤解で、例をあげると、私の友人の薬局経営者アカは、フォロワー1000~2000程度でも、個人薬局にもかかわらず、求人を目的としたポストからの多数の応募や、新卒採用などを実現しています。(一人二人じゃないです。)
ただそれは、「漠然と集めた1000人」というワケでなく、「しっかり設定と発信内容に一貫性があることにより、『目的に沿った、質の高い、選ばれたフォロワー』を獲得しているからです。
そのためにはこのあとに続くような、ある程度の戦略が必要になります。
適当な面白ポストや本来の目的から離れたポストから獲得したフォロワーが5000人いても、あまり意味ないです。
7 だがしかしフォロワーは量より質だが、まずは量
と、前の見出しと矛盾していますが、「量」が多ければ多いほど基本的にはこのゲームは簡単になります。
・ざっくり言うとアルゴリズム的に表示されやすい
・なんとなく同じこと言っても説得力あり
・Xはじめた薬剤師がとりあえずフォローしてくれる
などなど。なので、闇雲に増やせ、とは言いませんがある程度までは下地作りが必要になります。
モテてるやつが、モテるんです。
【アカウントの設定をととのえる】
8 アイコン、プロフ、固定ツイで7割くらい決まる
自分が相手のアカウントをフォローする際
①ポストが目につく
②プロフに飛ぶ、読む
③今後も追いたくなったらフォロー
という流れになるかと思います。
皆、フォロワーを増やそう、と考えた際に、①のことは考えてポストを工夫しようとしますが(それも大事ですが)②③が整っていないとフォローにいたりません。整えましょう。
ポスト内容良くても増えませんよここさぼると。本当に。
7割って書いたけど初期は9割くらいここ大事です。
9 アイコン論
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